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動きをつけること

人は動きのある物に対して反応するという本能があります。その本能を利用して、文字に動きをつけたり、アニメーションを使って、注目を集めたりする事があります。また、アニメーションそのものが、もはやウェブデザインをする上で重要な位置を占めている事実もあります。

文字に動きをつけること

HTML4.0では認められていませんが、Internet Explorerでは、<MARQUEE>で流れる文字を、Netscapeでは、<BLINK>で文字を点滅させることができます。JavaScriptやDHTMLを使えば、文字列に対してもっといろんな動きをつけることができます。

なぜ、文字を動かすかというと、見栄えを良くして、動いている部分に注目して欲しいからなのですが・・・

しかし、動く文字は基本的には見にくいのです。文字が動いているが故に、他の位置が固定された文字に対して集中ができないなんてことも・・・。まして、音声ブラウザでは、動いている文字は読み上げてくれません。

動きをつけることで、注目を集めようとしているのが、逆効果になってしまうのです。どうしても、動きをつけたいのであれば、動かすのは1度だけにしておきましょう。訪問者が、動く文字に気をとらわれて、本当に見て欲しい部分に集中してもらえないのなんて、本末転倒ですよね。

画像に動きをつけること

最近では、アニメーション効果を使ったページもたくさんありますが・・・まず、使う前に自問自答してみましょう。

「静止画像で、言いたいことが伝えられますか?」

この質問に対して「はい」と言うのであれば、わざわざ手間のかかるアニメーションを作成する必要はないです。手間はかかるは、ページが重くなるだけです。
アニメーションを使えばcoolなページが作れるなんて大嘘です。下手なアニメーションの存在は、あっという間にダメサイトへ転落させる原因です。

画像に動きをつけることでより効果的なページになるのは、以下の条件を備えている場合です。

どのような動きをつけるのであれ、「その動きをつけることが、本当に必要なのか?」という観点を見失わないでほしいですね。GIFアニメーションの連発は見苦しいですよ。目がちかちかするだけで、見づらくなってしまいます。

音を聞かせる

Webサイトにアクセスすると、いきなりBGMを鳴らすサイトも多いです。このテクニックを使う危険性については、「各種極悪テクニック紹介」に譲ります。

まず、「本当に音を鳴らさないといけないのか?」ということをよく考えて下さい。余程、コンテンツの内容とBGMがかみ合っていないと、うるさいだけです。TPOをわきまえないと騒音公害につながります。
「単にBGMが流せるから、使っちゃえ!」というのでしたら、テクニックに溺れているだけです。外してもあなたのサイトへのアクセスが減るということはほとんどないでしょう。むしろ、無用な音を鳴らさないことで、サイトを見てもらえる可能性が増えます。

WWWサーフィン中に無用な音を聞きたくないという人も多いです。どうか、その辺の配慮をお忘れなく。

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