という困ったことになります。特に、3〜5は訪問者にとっては不親切です。
法人や団体で独自ドメインを取得しているのならまだしも、個人サイトではプロバイダや無料レンタルスペースでWebサイトを開設している人が多く、URLだけでサイト名や主催者を特定するのはかなり難しいのです。まして、アルファベットの羅列であるURLをきちんと覚えなさいと言っても、長ければ長いほど覚えにくくなります。
3についてですが、あなたのページをお気に入りに登録するぐらいですから、内容的には「またもう一度訪問したい」と思わせるものがあるのです。
訪問者が、お気に入りに登録したのであれば、次からの訪問はお気に入りから直接行くことになるでしょう。でも、URLしか表示されていなかったら、「ここって何のサイトだったけ?」ということになります。訪問者側でわざわざタイトルを入力し直さないといけないという手間がかかります。
それと、TITLE要素があっても、「トップ」とかの言葉しかないようだと、これまた訪問者側でわざわざタイトルを入力し直す羽目になります。
Internet Explorer5以上では、お気に入りにオリジナルアイコンを使うことができるので、アイコンを作っているサイトもちらほら見かけますが、アイコンを作るのであるならば、TITLE要素もちゃんとつけていただきたいです。
4についてですが、企業とかのページでも結構見かけます。はっきり言って恥ずかしいですね。「(Webサイト制作の)素人なんです」って、大声で言っているようなものです。
5については、ブラウザ上からは一切見えないことから、つけ忘れていても見落としがちです。しかし、音声ブラウザを使っている場合、ページの情報を知るには、TITLE要素に書いてあることしか頼りにできません。もしTITLE要素に何も記入していなかったり、いい加減な記述をしていた場合、お手上げです。
これらの問題は、HTMLエディタで作成したページに多いようですが、保存時やページのプロパティでページタイトルの設定をすることができますので、きちんと設定しておきましょう。
ちなみに、HTMLの文法上でもTITLE要素は必ず1つ配置する必要がありますので、TITLE要素がないと、それだけでおかしなHTML文書となってしまいますので要注意。
「○○のホームページ」「○○の部屋」「○○のページ」etc.
こういうWebサイト名って、サイトで扱っている内容に関係なく、個人ページには多いですよね。
でも、上記のようなサイト名、テーマがきちんと決まっていて、本気でアクセスアップを狙うのであればやめた方がいいと個人的には思います。
その理由は、○○さんを知らない第三者にとっては、どうでもいいサイトに受け止められがちなんですよ。タイトルからサイトテーマが見えないという点ではかなり痛いです。
Yahoo!みたいにコメントをつけることができる検索エンジンでは、内容で見てもらえる可能性もあるのですが、ロボット型検索エンジンでは、サイトタイトルやページタイトルだけしか表示されないタイプもあります。そのような検索エンジンでのキーワード検索で「○○のホームページ」だなんてあったとしても、訪問してくれる確率はほとんどないと言っても過言ではありません。
もちろん例外があります。主催者がもし有名人であれば、「○○のホームページ」であれば、ファンはタイトルを見て、サイトテーマがわかりますし、意外な一面を見ることができるかもしれないと言うことで飛びつきます。
自分の名前(ハンドル)を入れたいのであれば、名前+サイトテーマを連想させる語句をタイトルにした方がいいと思いますよ。(例:とほほのWWW入門)
サイトのテーマも決まっているし、本気でアクセスアップを考えるのであれば、サイトのテーマがわかるようなタイトルをつけることで、あなたのサイトが訪問すべきものなのかどうかという一つの目安になるかと思います。長ったらしいタイトルも困りますけどね。
リンクに関してはご自由にどうぞ。