その23 ちょっとドキドキした小さな冒険を楽しむ


張前と帰国後のそれぞれ一週間はいつも死ぬほど忙しい。

出張先が1箇所なら良いが、複数だったり出張中に滞在先が決まるなんてこともよくある。

また回数を重ねると緊張感というのも薄れてしまうのも事実。

そんなわけでここ4年くらいは滞在ホテルの地図は持たずにホテル名、住所、電話だけの情報を持って、空港などで周りの人に聞きながらホテルまで行くといった、ちょっとした冒険が楽しみだった。

もちろん英語が通じない場所では当然ホテル・ホテル・・・、とか身振り手振りで表現する。

そして当たり前のようにローカル語で答えられた時は何を言っているかわからないので、とりあえず分かる範囲の場所を目指し、そこで同じことを繰り返し目的地へたどり着くといった感じ。

まあ、時間はかかるし、馬鹿デカイ荷物を持っての移動なわけだし危険と言えば危険な訳だから、正直スマートなやり方だとは思わないが、このスリル感が結構面白い。

でもいつも思うのだか、住所だけで大体の場所を示してくれる現地の人たちは意外とスゴイと思う。

これが有名な観光地だったらまだしも、私が行くようなところは職業上いつもド田舎町。

もし成田空港で旅行者に同じ感じで聞かれたら、本当にその特定の場所を答えられるのだろうか?

正直自信はない。

あなたはどう?


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