●児童文学散歩の付記●

 深沢省三・深沢紅子 略歴

 深沢省三(1899-1992)
  盛岡市生まれ。1918年東京美術学校西洋画科入学。学生時代、同じ美術学校の生徒であった紅子氏と知り合って結婚。翌年、清水良雄に鈴木三重吉を紹介され、以降17年間、「赤い鳥」に口絵、挿絵、表紙絵を描く。
  1927年、武井武雄らとともに日本童画家協会の創立に参加。「コドモノクニ」「子供之友」などにも多くの童画を描いた。
 戦後、出身地の岩手県盛岡に帰郷し、岩手大学の教授などを勤め、児童文化・美術振興に貢献した。

 深沢紅子(こうこ)(1903-1993)。
  盛岡市生まれ。盛岡女学校卒。1919年東京女子美術学校日本画科入学、のち岡田三郎助に師事し西洋画科に転科。省三氏とともに「子供之友」などに童画を描いた。
  その後、女流画家として活躍し、「野の花」を題材とした作品を多く遺した。岩手と軽井沢に「深沢紅子・野の花美術館」がある。

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