●長崎の児童文学散歩●

 古賀人形


 古賀人形は京都の伏見人形、仙台の堤人形とともに日本三大土人形に数えられている。
 長崎らしく「阿蘭陀さん」「阿茶さん」「西洋婦人」といった異国人をモチーフにしたものから、「源義経」「浦島太郎」「福助」といった純日本的なモチーフ、「招き猫」「ホーホー鳥」「小猿」など動物をモチーフにしたものまで、50種類以上のものがある。
 サイズもさまざまで、高さ3センチ程度のものから、30センチ以上のものまである。
 現在は18代目小川亨氏と19代目の憲一氏によって制作されており、すべて手作業による制作。そのため、量 産が難しく、また、同じモチーフの人形でも、何代目かによって形や表情が微妙に異なっている。
 写真は18代目の亨氏による「阿茶さん」。


長崎散歩地図のページに戻る
 ●児童文学散歩ミニガイドの目次に戻る● ●HOME