第6回 XSLの便利機能その１
うーん、久しぶりに更新するような気がしないでもないですが・・・ 今回はXSLの便利機能について説明します。 まずは、「繰り返し」です。 これは同じタグが続いてる間は、繰り返し同じ動作をさせる機能です。 では早速見てみましょう。 ちなみにXMLデータは前回と同じ日記を使っています。01:<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> 02:<xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> 03:<xsl:output method="html" encoding="Shift_JIS" /> 04:<xsl:template match="/"> 05: <html> 06: <head> 07: <style type="text/css" media="screen"> 08: @import url(style.css); 09: </style> 10: <title> 11: <xsl:value-of select="diary/title" /> 12: </title> 13: </head> 14: <body> 15: <div class="layout"> 16: <h3 class="since">since 2004/06</h3> 17: <div class="body"> 18: <div class="titleimg"> 19: <div class="titleshadow">What's XML</div> 20: <div class="titlemain">What's XML</div> 21: </div> 22: <h2 class="title">Diary</h2> 23: <p> 24: 気まぐれ日記〜 25: </p> 26: <xsl:for-each select="diary/form"> 27: <table class="diary"> 28: <tr> 29: <td class="diarydate"><xsl:value-of select="date" /></td> 30: <td class="diarysubtitle"><xsl:value-of select="subtitle" /></td> 31: </tr> 32: <tr> 33: <td colspan="2" class="diaryexp"> 34: <pre> 35: <xsl:value-of select="diaryexp" /> 36: </pre> 37: </td> 38: </tr> 39: </table> 40: </xsl:for-each> 41: </div> 42: </div> 43: </body> 44: </html> 45:</xsl:template> 46:</xsl:stylesheet>
26行目にある「for-each」が繰り返しの命令になります。 この26行目から40行目の「for-each」の終りまでを繰り返します。 「for-each」のselect=・・・でタグを指定していますが、これは 「for-each」で囲まれた範囲内は、このタグで括られている、という意味になります。 なので、この中でdateタグを参照するときは、diary/form/dateでなく、 dateだけで、参照できます。 と。 ここまで見て気付く人も要るかもしれませんが。 実はこれ、第4回で説明したものとほぼ同じなんです。 違うのは、「for-each」を使っていて､その中にformテンプレートをそのまま 突っ込んだ、という所のみです。 なのでこれを表示すると、まったく同じ状態で表示されます。 なんだ一緒なら意味無いじゃんﾀﾞﾒｼﾞｬﾝと思われるかも知れませんが。 実際、この「for-each」を単体で使うことは、あんまりないです。(管理人は。) では。 この「for-each」と組み合わせて使う便利機能とは？ それは次回・・・としようかと思ったけど、これだと今回ほとんど意味なくなるので^^; その機能とは「並べ替え(Sort)」です。 これを使えば、指定したタグのデータを基に、並べ替えができます。 さて、どうすれば並べ替えが出来るかと言うと。 上記のXSLに1行足すだけで、出来てしまいます。 まず命令は<xsl:sort select="date" order="descending" />
です。 この中のselect=・・・で指定しているのは、並べ替えを行う為のキーとなるタグ。 そしてorder=・・・で指定しているのは、降順で並べ替えろーという指定になります。 orderは他に、「ascending(昇順)」があります。 で、これをどこに入れるかというと、26行と27行の間です。 これで、dateでソートされて表示されます。 最新が上に表示されます。 XSL これはkajikaji HPの日記でもそのまま使ってます。 他にもアイデア次第で、使い所は色々ありそう。 色々使って試してみてください。 今回はここまで。 次回もXSLの便利機能の予定です。