寝台特急「北斗星」は、 青函トンネル開通によって初めて実現された列車であるとともに、 新幹線の開通で激減した東北本線の数少ない寝台列車でもあります。
EF81は、旧国鉄末期の代表的な交直両用機関車ですが、 古くから直流電化が進んだ関東地区では、あまり見る機会がありません。 黒磯以北の交流区間を受け持つ上野駅ならではの光景です。
北斗七星をあしらった青いヘッドマークが、
赤い車体になかなか似合ってお洒落です。
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すべての車両は、JR北海道ご自慢のもの。流星マークをあしらった機関車。 牽引される客車も、JR北海道の特製エンブレムが輝いています。 食堂車にある赤い布製のシェードの卓上ランプも、北の大地への長旅を、 楽しいものにしてくれそうです。
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『夜汽車の旅』‥‥‥ 飛行機や新幹線が旅行の手段として当たり前になってしまった現在、 寝台列車での旅はむしろ、滅多に出来ない贅沢なものなのかも知れません。 憧れの旅のパートナーとともに記念撮影する人が次から次へと‥‥‥。 これこそ、百有余年の間、人々の出会いと別れを見つめ続けてきた上野駅に、 最もふさわしい光景かも知れません。
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1日に2回ずつ訪れる、別離の時間が迫ってきました。 上野駅では常連のハト君にとっては毎日の見慣れた光景でも、 見送る人・見送られる人にとっては、人生の貴重な一瞬でしょう。 最後尾の窓からいつまでも手を振る初老の紳士の姿が目に残りました。
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Original pictures were exposured on December 23, 1997 by Olympus C-400.
This page was updated on Tuesday, May 02, 2000
Copyright©1997-2000 Toshiyuki Kato