Last Up Date 21.Oct 1996

所得税法ノートの概要

所得税は、納税義務者の各年分の課税標準に税率を乗じて計算されます。
大きくは

  1. 各年分の課税標準
  2. 税率
というブロックに分かれます。それぞれがまたいくつかのブロックに分かれます。

各年分の課税標準(税率を乗ずる金額)

所得税等は、「国税通則法」の特別法です。

その通則法では、税額は「課税標準(千円未満切捨て)x 税率」で計算すると 規定されているはずです。

所得税では、この税率を乗ずるべき課税標準を量的担税力をベースにして計算 します。この計算は、所得税独特のもので次の4つの部分から成ります。

  1. 各種所得の金額の計算
  2. 課税標準の計算
  3. 所得控除額の計算
  4. 課税所得金額の計算
通則法でいう課税標準は、ここでは課税所得金額に相当します。

これが条文ではどのように表現されているかというと、 所得税法第二十一条 の第一項から第四項になります。

次回は各年分の課税標準のブロック分けから。

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