<<特別編>>
帰省旅行記
8月11日(火)
明け方4時に自宅を発った。
東北道に乗るまでが結構時間がかかる。5時過ぎに佐野藤岡インターに入った。
渋滞に会うこともなく、順調に進む。
朝食はサービスエリアで取る。朝定食。
給油は途中1回。
鹿角八幡平インターを出る前に、岩手山サービスエリアで最後の休憩。
岩手山は、最近また火山活動を始めたとか。
別名「南部富士」とも呼ばれるこの岩手山。
美しい形をしている。
鹿角八幡平インターを出て、一般道を10分も走れば、私の実家に着く。
ちょうど昼の12時。8時間の長旅は終わった。
弟家族も来ていたので、昼食は9人という大人数。
おじょうとぼんは、いとことすぐ仲良くなって遊んでいた。
弟家族が発ってから、近所の親戚におみやげを届けに行く。
(親戚巡りは、本音を言えば結構面倒くさい。だが、欠かせない行事。)
これが済んでから、念願の「ゆたろう」へ出かけた。
「ゆたろう」は、実家から歩いて5分の温泉。
昔田んぼだったところにいきなり温泉ができたときは驚いた。
まだできたばかりの温泉だ。宿泊施設はないが、休憩スペースはあるし、ゲーム機だってある。(ちょっと古いけど。)
サウナはもちろん、ジェット風呂、熱めの風呂、桧風呂の3種類の浴槽がある。
桧風呂は、外の景色を眺めながらのちょっとした露天風呂気分を味わえる。
我が家にとっては、この温泉に入るのが楽しみなのだ。なんたって温泉だよ〜。
この日は上膳据膳に等しい状態で、夕食をごちそうになった。
早起きのせいで眠気が襲い、就寝は10時前。
くやしいが、「GTO」を見るのは断念!
8月12日(水)
6時起床。おにぎりを作って、八幡平へ出かける用意をする。
8時ごろ出発。9時には大沼のビジターセンターに着く。
お天気は雨。予定では八幡平頂上付近を歩くはずだったが、無理のようだ。
とりあえず、行ってみるだけ行ってみようと八幡平アスピーテラインを登り始めたが、
標高が高くなるにつれてガスがかかって、前方1m先しか見えないような状態になった。
間もなく頂上というところまで登ったが、歩くのは無理と判断して引き返した。
後生掛温泉まで降りてきて、ここの自然研究路を歩くことにした。
このコースは、私にとっては馴染み深い、もう何回も歩いたコース。
おじょうとぼんにもきっと興味深いものになるだろう。
生の火山活動を間近で見られるのだ。
昼食は自然研究路内の大場沼そばの東屋でとることにした。屋根付き!
さて、カップラーメン食べようと取り出して、
箸を忘れたことに気づいた。
「どうやって食べるんだよー。」
みんなにことごとく責められた。
どうしようと思ったが、こんなこともあろうかとバッグに割り箸一つ忍ばせておいたのがあった。
助かった。
しかし、この一件は後々ことあるごとに言われそうだ。
昼食も済んで、後生掛温泉から大沼まで戻る。
雨も大体あがってきた。
今度は大沼一周だ。
湿原の高山植物を観察して廻る。
途中、澄川温泉への道が立ち入り禁止になっていたのは、昨年の土石流災害の影響だ。
大沼そばのレストハウスには外の檻で熊を飼っている。
おじょうとぼんは、「かわいい。」などと言っていたが、
登山途中で熊に出会ってしまったら・・・と考えると恐ろしい。
これで、この日の八幡平散策はおしまい。実家に戻ることにする。
途中「あんとらあ」に寄って、休憩&みやげ購入。
外でりんごシャーベットを売っている女の子がかわいくって、
思わず4つ買ってしまった。これぞ秋田美人。
その後、そのかわいい女の子が親戚らしいことが判明。
14日にはその家にも行った。
その親戚とは、「精果園」
果汁100%無添加のりんごジュースがおいしい。赤ちゃんの離乳食にも使える。
電話やFAXで注文すれば発送してくれる。
「あんとらあ」で食べたりんごシャーベットは、初めてだったが、
りんごジュースでも作れるらしい。作り方も書いてある。
実家に戻ってから、洗濯をさせてもらう。
この日も「ゆたろう」で入浴。やっぱり温泉はいいなあ。
夕食は私の大好物のお寿司。
川反から出前をとった。うまかった!
8月13日(木)
再度、八幡平頂上に挑戦。
6時起床でおにぎりを作る。
カップ麺は、途中コンビニで購入することに。
なんと!私の田舎にもコンビニはあった。
が、「キャメルマート」という初めて聞く名前のコンビニだった。
天気は、曇りときどき晴れのまずまずのお天気。
しかし、山の天気はわからない。
昨日と同様、頂上が近づくにつれて、ガスがかかって前が全く見えない。
なんとか頂上に着いて、駐車場に入る。
さすがに登山客は早い。すでに準備して歩いている人が沢山いた。
こんなにガスがかかって、こんなに寒いのに。
完全武装して、歩き始めた。
実は八幡沼周辺は、私も初めてだ。
どんなところだろうとわくわくしながら歩いたが、なかなか良かった。
晴れていたらどんなに景色がいいだろう。
ガスで廻りの山々が全然見えなかったのが、とても残念だった。
その代わり、高山植物をたっぷりと見てきた。
コースを一周し終わったら、まだガスがかかる道路を車で慎重に降りてきて、
昼食を食べられそうなところへ向かう。
選んだのは、大沼キャンプ場。
大沼のすぐ近くだ。できたばかりのようでまだ新しい。
すいているような雰囲気で、静かだった。
お金とられるかな、と心配しながら行ったが、
キャンプ場外に駐車場と東屋があったので、そこで昼食にした。
キャンプ場のトイレはきれい。新しいことはいいことだ。
それに反して、大沼のビジターセンターのトイレは最悪だ。古くて汚い。
さて、実家に戻ると、次はお墓参りだ。
まずは、母方の祖父母のお寺。
ここで、おじょうとぼんに閻魔大王と地獄と天国の掛け軸を見せて、さんざん脅しておいた。
お墓参りの後、また親戚巡り。
次に、父方の祖父母のお墓。
本家に寄って、大勢揃って出かける。
このお墓参りは、土地独特の古い風習が感じられる。
自分の家のお墓だけでなく、顔見知りの人を見かけると、
そこのお墓にもお供えを分けて、拝むのだ。供物も豊富。
にぎやかなお墓参りだった。
私の両親の家のそれぞれのお墓参りにつきあった隊長。
変わったことだらけで、驚いたことだろう。
気も使って、だいぶ疲れたことだろう。
用事が全て済んだら、「ゆたろう」で疲れをとって休む。
8月14日(金)
この日は予備日。
いい機会なので、いつもりんごを送ってもらっている親戚の家に挨拶に行くことにした。
ここが、12日「あんとらあ」で見かけたかわいい女の子の家だ。
ここで出されたりんごジュースをぼんは一気飲みしておじいさんを喜ばせた。
女の子がジュースを運んできた。
12日会った子と似ているような・・・。お姉さんのようだ。
今度は男の子。かっこいい。この子はお兄さん。
帰り、玄関先で記念写真を撮らせてもらおうとしたら、
男の子がさっと出て「シャッター押しますよ。」
おみやげのりんごジュースをトランクまでささっと運んでくれた。
ますますかっこいい。
あとでおじょうに聞いたら、おじょうも「かっこいい。」だって。
実のある訪問だった。
最終日も「ゆたろう」に入る。
あとは荷物を積んで帰る準備。
もらったおみやげがいっぱいで、車に入りきらないほど。やっと車に積んだ。
それでもじゃがいもの半分は置いてきた。
夜8時出発。
途中、矢板インター付近で渋滞に遭った。
真夜中の1時過ぎ、どうしてこんなところが混んでるんだろう?
那須で雨だったほかは順調で、朝方4時に自宅に到着。
隊長、お疲れ様!
おでかけメモトップページへ