かぜかな?って思ったときに...
皆さんがおかかりのいわゆる「かぜ」の原因(病原体)はウイルスの感染によるものが多いといわれておりますが、いろいろなウイルスや細菌によってかぜ症状がおこります。
その多くは安静にしているなどで自然になおってしまう事が多いのですが、高熱が出たり、のどの痛みが激しかったり、つらい症状が続く事があります。
またかぜだと思っていたら思わぬ合併症、たとえば中耳炎、副鼻腔炎、扁桃周囲膿瘍、肺炎、髄膜炎などを引き起こしてしまうこともあります。
一口にかぜといっても患者様の体の状態、病原体の種類などによってこのような症状の違いや合併症をおこしやすい状態かどうか違います。
私どもは患者様の症状、診察所見(耳、鼻、のどの観察と胸部の聴診など)、はやっている病原体の疫学情報、迅速診断や血液、細菌培養、レントゲンなどの検査所見などから病原体を予測し、これから起こりうる症状や合併症をできるだけ少なく、楽になるよう努めております。また不要なお薬をできるだけ減らしたいと考えております。
「かぜかなっ?」と思った時にもどうぞお気軽にご相談ください。
特徴のあるかぜ症状を引き起こす病気
手足口病
溶連菌感染症
感染性胃腸炎
RSウイルス感染症
インフルエンザ
普通のかぜとちょっと違う上記のような病気に関しまして確実に素早く診断するために
当院ではアデノウイルス、インフルエンザウイルス(A型、B型)、溶連菌、マイコプラズマに関しまして
鼻やのどの粘膜を綿棒でこするだけで検査のできる迅速診断キットを用いています。
RSウイルスの迅速診断も可能ですが、保険診療の適応が限られております。
また全ての迅速診断に関してですが、同じ月に何度も行う事も保険診療で制限されております。
詳細に関しては医師にご相談ください。