本屋なんかで、新たに本を手に取る時の決め手には“著者”の他に“タイトル”“装丁”“あらすじ”辺りが上げられると思う。私の場合、それに“キーワード”が加えられます。
 自分の気に入ったジャンル(キーワード)が取り上げられていると、 それだけで手にとってしまう、という訳。

 ここでは、そんないくつかのキーワードを元に、思いっきり趣味に偏った本棚を作ってみました。


 猫本棚

  ■猫の棚→ 
 ■ネットワークの棚 (2002/1/11)
 ■これまでのpick up! (2002/4/23)



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 猫が活躍する、題材にした、登場する……といった、とにかく“猫”が関係している本を、過去の読書記録の中から集めてみました。
 こうして見ると、猫が登場する物語って多いんだな。それだけ、世の中に猫好きがいるってことかな? それとも、ただ単にキャラクターとして登場させやすいだけか。

 そういう私自身、かなりの猫好きのように思われるかもしれないけれど、実は犬も同じくらい好きだったりします。それでも、好きなことは確か。猫が関係するなら何でも手に取っちゃう、なんてほどではないけれど。




*タイトル横の“★”はオススメ、“☆”はオススメする程じゃないけど気に入っている作品です。
 猫の棚

「猫語の教科書」
ポール・ギャリコ
灰島 かり:訳(筑摩書房)

 ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。“When I Wad z vety yqung kotteb”……文字と記号が入り交じった、暗号のような文章だ。
 相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読して、もっと驚くはめになる。その原稿はなんと、猫の手による猫のためのマニュアルだったのだ。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」という、その内容は?
(1995/12読了)

*猫好き、猫と暮らしている人必読の一冊。猫語を習おう(笑)。お気に入りなのだ。小説や物語ってよりも、ひとつの作品としてキレイにまとまっていると思う。
 何はともあれ、みんなにも、この愛らしさを味わってもらいたいな。(2001/03/07)



「トラ猫ミセス・マーフィ 町でいちばん賢い猫」
リタ・メイ・ブラウン&スニーキー・パイ・ブラウン
茅 律子:訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)


 人口3千人余りの小さな町が舞台。
 平和なハズだったクロゼットに突如、訪れた、惨殺な連続殺人事件。町、唯一の郵便局長を勤めるハリーは、持ち前の好奇心から事件に首を突っ込むことになる。だが、彼女の飼い猫マーフィと、相棒のコーギー犬タッカーが、余りにも的外れなことばかりしてる人間達を見かねて、自ら、謎に挑むことに……。
(1997/3/7読了)

*赤川次郎の「三毛猫ホームズ」シリーズを初め、猫が活躍するミステリー小説は少なくない、と思う。その中でも、この作品は際立っていると思うのだけれど。
 特に、女性にオススメ。(2000/10/24)



「ニッポンの猫」
岩合 光昭:写真と文(新潮社)


 北海道天売島から沖縄県竹富島まで、日本各地の猫が登場。『SINRA』誌連載の「ニッポンの猫」のうち、99年4月号から2000年3月号までが再編集して、まとめられている。
(2000/4/10読了)

*店頭に、スケジュール帳やカレンダーが列ぶ季節になりました。
 猫や犬のカレンダーって毎年、数多く売らるみたいだけど、実はほとんど利用したことがありません(猫好きらしからぬ行為? そもそも、自分で購入しないかも。たいてい、メーカーさんからいただいたプライズ系商品の中から、一番気に入ったやつを使ってます。ちなみに、今年使っているのは“SegaPrize”のやつ。メモ帳付きで便利なのだ)。
 でも、この人のものなら、いいかもなぁ(2000/10/19)



「リアライン」
飯田 雪子(プランニングハウス ファンタジーの森)


 主人公、美由は特別に自然を愛する少女。ある日、彼女“が拾われた” 猫にリアラインと名付けたことから、少しずつ、彼女を取り巻く世界が変わって行く。
 異なるふたつの世界。私達がいるところと同じと思われる現代と、精霊や竜が存在するファンタジー、そのふたつを舞台に物語は展開する。共鳴するふたつの世界や、それぞれの世界で生きる魂のつながり、それから、その人達ひとりひとりの思いが描かれている。
(2000/3/12読了)

*ほんとに、ちょっと登場する程度だけど。一応、物語の“鍵”となっているので選んでみました(2000/10/19)



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