本屋なんかで、新たに本を手に取る時の決め手には“著者”の他に“タイトル”“装丁”“あらすじ”辺りが上げられると思う。私の場合、それに“キーワード”が加えられます。
自分の気に入ったジャンル(キーワード)が取り上げられていると、
それだけで手にとってしまう、という訳。
ここでは、そんないくつかのキーワードを元に、思いっきり趣味に偏った本棚を作ってみました。
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やっぱり、自分の関わっている世界が舞台になったり、扱われたりしていると気になるもの。て、気になりません? どんな風に表現されているのか、忠実に描かれているのか、第三者の目にはどう映るものなのか、等々。
というわけで、ここでは「ネットワーク」が関わっている物語を(かなり、広い意味で……かも)集めてみました。
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*タイトル横の“★”はオススメ、“☆”はオススメする程じゃないけど気に入っている作品です。
「ターミナル・ゲーム」
☆
2002/1/11up!
コール・ペリマン/内田 昌之:訳(早川書房)
ホテルのエレベータホールで、マリアンは我が目を疑った。壁一面に飛び散った血痕、張り巡らされた警察の立入禁止テープ。そこはまさに、昨夜パソコンの画面上で見た「殺人現場」と同じだったからだ。それこそ壁の形から、血痕の大きさや位置までもが……。
彼女が加入する「インサムニメイニア」は、仮想現実空間でありとあらゆる娯楽を享受できるパソコン通信ネットワーク。そのなかのひとつが「殺人現場」で、ここでは毎週、アニメーションによる殺人が「上演」されていたのだ。
しかし、それとまったく同じ殺人が、現実の世界で起こりえるのだろうか?
(1995/11読了)
*偶然、手に取った一冊だったけど、予想以上に面白くて得した気分になったのを覚えている(笑)。しかし、コール・ペリマン氏とやらの作品は、これ以外に見たことないんだよなぁ。(2002/1/11)
「種の終焉(おわり)」
北上 秋彦(祥伝社 NON NOVEL)
人類史上最大の謀略を描いたサスペンス。
物語はインド、カシミール地方で発生した脅威的な殺傷能力を持った伝染病から始まる。それと同時期に日本、中国、インドネシアなど、アジア各地でも怪事件が続発。それらに不審を抱いた国際情報機関の朝倉研吾は、独自調査を開始した……。
(1998/4/23読了)
*物語中のインターネットって、わりといい加減に描かれていたりするけれど(特に、ドラマとか)、これは寸分の狂いもなく、何の変哲もない“IRC”でした(笑)(2000/10/24)
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