GigaHit

とぜんそう97年11月分

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97/11/28
かな漢字変換についてまとめていたら意外に長くなってしまったので「やまいもの雑記」で独立項目にすることにした。
97/11/23
車で町中を走っていたら新装開店の幟が立っていた。しかし裏向きだったので何が書いてあるか読めない。通り過ぎてからバックミラーで見ればいいやと思ったが、表向きの幟を鏡に映したら文字が逆に見えてしまうのを忘れていた。

あれが何の幟だったかは未だに謎である。
97/11/18
おっと、せっかく異体字ボタンを見つけたんだからこう書くべきだったかも。
「缺けている字の方が遥かに多い」→「缺けている字の方が遙かに夛い」
「異体」→「異體」

先日のオフの写真だが、デジタルカメラのリンクソフトのバージョンのせいかパソコンに取り込めず、デジタルカメラ用のプリンタでプリントアウトしたものをスキャナで取り込んだ上で減色処理したものである。なんか間抜けな話だなあ。

カシオペアで取り込む手も考えたのだが、カシオペアとパソコンのリンクソフトが行方不明で、デジカメ→カシオペア→サブマシン→MO→メインマシンという手順になってしまうので却下した(失笑)。
97/11/17
ようやくサッカーの日本代表のワールドカップ出場が決まった。選手や監督・コーチなどのスタッフにはすなおにおめでとうと言おう。

ついでに、すでに形の上になってしまったが、第1回はどうだったか知らないけど主催国特権による初出場を免れたこともワールドカップの値打ちを下げずに済んだということでめでたいのかも知れない。尤もこの点については、それがまずいなら国際サッカー連盟が日本の立候補を蹴ればよかった訳なのであまり大した問題だとは思っていない。

問題なのは私に付きまとう巡り合わせである。スポーツの中継に途中からチャンネルを合わせたたとたんに応援しているチームが点を入れられ、あまつさえそのまま見ていると逆転されて負けることが実に多いのだ。現に昨日の試合でも私がチャンネルを変えたまさにその瞬間にイランに1点目が入り、さらに逆転を許している。

私自身は日本サッカーが世界レベルで戦うのは時期尚早と感じているが、それでもイラン対日本の試合なら日本に勝ってほしい。それに日本のワールドカップ出場を願う友人知人も多い。彼らの悲しむ顔を見たくない私は、これも世のため人のため、と中継を見るのをやめ、起きていれば見たくなるからとっとと寝てしまったのである。何という犠牲的精神であろうか(単に眠かっただけ説が有力)。

結果日本は劇的なゴールシーンを以てイランに再逆転勝ち、ここにワールドカップ初出場を決定したのだ。日本サッカー関係者およびファンは私に感謝すべし。おひねりなどあればさらによし(笑)。

Wnn95 R2.01 に面白い機能があるのを見つけた。例えば「くら」で変換したあと候補画面を出して「蔵」が反転したところで[異]ボタンを押すと異体字[藏]が出る。同様に[缶]の異体字[罐]や[欠]の異体字[缺]も簡単に変換できる。いわゆる正字を使いたいと考えている人にはお手軽かも知れない。尤も、JISに入っているのは六千字ちょっと。缺けている字の方が遥かに多いのだが。

97/11/15
大学のオフロードバイク同好会の同窓会で北陸へ。

そろそろ列車が石川県に入ったかと思う辺りで森にそびえ立つ黄金の巨大な観音像を発見。観音様が目から怪光線を発したり、回転鋸を生体に備える画期的な生物に真っ二つにされたりするのではないかと期待したがさすがにそんな楽しいことは起らず、加賀温泉駅に着いてみると観音温泉ホテルの観光施設だった。

金沢ではネットで親しくしていただいているご夫妻と兼六園へ。記念写真を登録したが、後悔してもかまわないという方のみ閲覧のこと。→
これ

夜は富山で気心の知れた連中と飲んで食って温泉に入って……あとは寝るだけというのが毎年のパターン。何と健全な。

しかし今年は少し様相が違った。去年別れ際にメンバーの一人が空手の昇段試験を受けるという話をしていたので流派を聞いてみたら、驚いたことに極真松井派だった。いささか興奮気味にあれこれ尋ねる私に、普段同じ流派の人間相手にしかそういう話のできないであろう彼も嬉しそうにいろいろ話してくれた。先日の極真松井派全国大会のこと、K−1のこと、P−1のこと、極真分裂のこと、地元の有望選手のこと、数見選手のこと、田村選手のこと、フィリョ選手のこと、ヒクソン選手のこと、黒澤選手のことなどなどなど。

中でも興味深かったのは数見選手の人間兇器ぶりと、猪木=ウィリー戦の経験を踏まえて名古屋ドームのフィリョ選手のK−1参戦のガードとして駆り出された極真の選手の中に彼も入っていたこと。大した混乱もなかったので結局ずっと試合を見ているだけだったようだが、彼が見ていて面白いと感じた試合はフグ=フィリョを含めてせいぜい3試合ぐらいだったそうだ。

いやいやいやずいぶんぜいたくな時間を過ごせたものだ。来年彼に会うのが一段と楽しみになってしまった。あれだけ突っ込んだ話ができたのも泪橋のサチさんのページで基礎知識を仕入れていたおかげ。感謝してます。
97/11/10
yahoo! JAPAN で検索してみたらオムロンソフトウェアのページに Wnn95 R2.01 へのリビジョンアップファイルが登録されていた。日付は97年5月。製品のシリアル番号を入力するとダウンロードできるようになっている。
1日から3日までのオフやイベントについて「秘密結社の集会」などと流言蜚語が飛び交っているようなので、いかに健全な日々であったかを一部再現してみよう。

まず1日のオフに突如としてイス人間第1号とイス人間第2号が出現した。しかし、イス人間第2号のみが「こんな座り心地のいいイスは初めて」と絶賛される。

傷心のイス人間第1号は翌日のイベントで獣人ゴリラ男と対決。だが、実はゴリラ男の正体は明智小五郎で、奸計に嵌ったイス人間第1号は敗れ去り、3日のオフではついに怪人酔っぱらい男の肩枕にまで身を落とすのであった。
クロスグローブこの物語は現実の通信世界の動きに基づいている!)

ますます訳がわからなくなったかも知れないけど、まああれはオフ参加者の皆さんへの挨拶代わりと思ってください。

97/11/09
スキャナが動かない原因がようやくわかった。SCSI-2 のPCカード・PCSC-V(I・O DATA)が MultiReader300S に対応していなかったのだ。今日家電ショップで対応表を見ていたら、97年10月31日現在で「動作未確認」になっているのを見つけた。で、動作確認品(I・O DATA製の PCSC-FP)を買って帰って試してみたらあっさり動く。いったい何のために苦労してきたのやら。スキャナを買ったときの店員の説明によるとショップの内部資料に「動作確認品」と書いてあったそうで、実際動いている人もいるらしい。ただしパソコン本体の機種は不明だから、例によって相性の問題なのかも知れない。

おまけに PCSC-PF の付属ケーブルのコネクタ形状が PCSC-V と違うので今の周辺機器配置ではケーブルが届かない。しかたなくジェンダチェンジャを買ってきたものの、あとでふと気づいて PCSC-V のケーブルをつないでみたら、問題なくデータ転送できるじゃないか。またしても無駄な出費である。


Wnn95 R2.0ついでにOMRONの日本語入力システム「Wnn95 for Windows95 R2.0」がソフトコーナーに並んでいるのを見つけて衝動買い。Unixの世界では名の通ったかな漢字変換ソフトなので、「“96%”を誇る」変換効率を以前から一度試してみたかったのだ(左の絵は、動くようになったスキャナを一度試してみたかったのだ)。

今日の分のこの文章をここまで書いてみた印象は、「かなり使えそう」。ただし、括弧の変換については ATOK11 の方が上だ。というより開き括弧と閉じ括弧の対応をひとまとめに変換する機能そのものが付いていない。もっとも、なまじその機能を持たせてあるばかりにかえって使いにくい WXG や VJE よりましかも知れないが。

と、ここまで来てマニュアルをよく見たら、発行が96年12月になってるではないか。新しいバージョンは出てるのだろうか。とりあえずユーザ登録ハガキを送らなくっちゃ。

97/11/08
行って来ました長島温泉。

結局前夜というか当日早朝3時に寝て7時半起床。半ばグロッギーのままいきなり宴会で結局島倉千代子ショーは半分寝てしまった。「おやすみサーシャ」は歌わなかったらしい。

そのあとスパーランドという遊園地で恥ずかしながら絶叫マシン初体験。なぜかこれまで遊園地のたぐいに行く機会がなかったのだ。

最初は「スペース・ショット」という、圧搾空気で地上数十メートルまで垂直上昇した後自由落下する設備。上昇の勢いはまあなんとか乗り越えたが、問題はそのあとだ。打ち上げた椅子とともに数秒間ただ落ちる落ちる落ちる。肩に当てたショルダーパッドに押えられる格好でいつまでたってもお尻が椅子に着かない。足は空気抵抗で浮き上がってくる。無事地上に降りたあともなかなか動悸が止まず、落下というものの生理的恐怖を再認識させられた。ガリレオやニュートンが落下の実験に人間を使っていたら、たとえ見つかった法則が正しくたって金輪際認めないぞ。

お次がこの遊園地最大のジェットコースター「ホワイト・サイクロン」。いやあ初めて乗る身にはいささか無謀だったかもしれない。降下スピードは意外に速く、降下から上昇、上昇から降下、左右カーブが数分間続く。腰を押えるバーが戻り止めの位置の関係で腰から10センチばかり離れており、降下のときにあっさりからだが浮き上がる。本気で途中下車したくなった。

それでも悲鳴も上げずゲロも吐かずにすんだのは、昔オートバイでモトクロスのまねごとを経験していたからかもしれない。まあバーを掴み足を踏ん張って10メートルぐらい先のレールを見つめてればいいだけなのだが。とはいうものの、記念に乗っているときの表情を写真にしますってんで各座席がモニタに映し出されているのを見たら、蒼ざめた顔で必死に口元を引き締める自分がそこにいた。

これを先に体験したおかげで、そのあと「ワイルド・マウス」というジェットコースターの一種に乗る前にしくしくと痛み出した胃が、降りるときには直っていた。ヘアピンの連続でからだを振られる以外はそうめぼしいスリルがなかったからだ。やはり「落ちる」という感覚が与える恐ろしさは侮れない。

ということで、なんだかんだ言いつつ結構楽しんできたのはいいが、しばらくご無沙汰している「落ちる夢」を今夜あたり見てしまいそうだ。
97/11/07
ああ、三日ばかりすごく濃密な時間を過ごしたあと虚脱感でぼーっとしている。

あ、英語版「ガンダーラ」は「西遊記」のサントラアルバムに入ってたのを聞いて覚えました。シングルは日本語版。
『『室内』40年』(山本夏彦著、文藝春秋刊)という本に、役人というのは不正を働くのが当たり前で、役人にならなかった、もしくはなれなかった人間が端からぐだぐだ言う筋合いのものではない、という趣旨のことが書いてあった。個人的に概ね賛成だったのだが、今日の中日スポーツ芸能欄を読んで考えが変わった。

同誌(庵主註:写真誌『フライデー』のこと)によるとAさんは、下半身をあらわにした女性の接客が売り物で、大蔵官僚や芸能人を顧客にする都内ノーパンしゃぶしゃぶ店に勤務し、○○(庵主註:男性アイドルグループのメンバー)も客として来店。
大蔵官僚が芸能人と並んでるあたりが許せん(笑)。

ついでにもひとつ新聞ネタ。昨日の中日新聞朝刊社会面から。
長良川風物詩
ウ飼いピンチ
 岐阜市による長良川のウ飼い観覧船事業が今シーズン、乗船客数の大幅な減少で、過去最悪の一億円弱の赤字となったことが五日、分かった。
(略)
 同市役所でこの日、行われた「長良川鵜(う)飼運営協議会」で、加藤学助役が「過去最大の(一般会計からの)繰り出しになる」と決算見込みを報告。(略)
(略)この日も「このままでは将来が不安」(鵜匠)や「観覧船船頭のサービス向上を図るべきだ」(旅館関係者)など危機感を持った意見が続出した。
「鵜」という漢字は常用漢字表には入っていないし、動植物の名前はカタカナ表記が原則ということで「飼い」なのだろうが、そうなると後の部分が釈然としない。団体名や職業名ということで例外を設けるぐらいなら(しかも団体名の途中に括弧で読みを入れたり)、皇族方まで見学する伝統的な漁法なのだから最初から「鵜飼い」にすればよさそうなものだ。それともこの新聞は京都の葵祭を「アオイ祭」、道具や縁起物の熊手を「クマ手」などと表記するのだろうか。

「ら致」や「し烈」などの漢字かな交ぜ書きのことも含めて、いいかげんこういう中途半端で不自然な表記はやめましょうよ。
97/11/03
イベント終了後、某所でオフ。あんな話題やこんな話題で盛り上がった。
頗る楽しかったが、全員ほぼ徹夜状態もしくは長距離ドライブ帰りでへろへろのところにアルコールを流し込んでナチュラル=ハイ状態だったため、差し障りがあるとまずいから(笑)内容は省略。
97/11/02
某所で某イベント。あんな話題やこんな話題で盛り上がった。
非常に楽しかったが、一部の情報に関して絶対外部に漏らさないでくれと主催者から釘を刺されたので(笑)内容は省略。

参加者の中にやけにりりしい顔立ちの女性がいて、名札を見たら稗田オンまゆら氏だった。と学会公認の黒魔術師で、『と学会白書Vol.1』(イーハトーヴ出版)にもレポートを掲載している。なるほど、科学的に認定された美女というのもあながち誇張ではないな。挨拶のあと二言三言言葉を交わせただけでも参加した甲斐があったというものである(向こうは一瞬後には忘れてるだろうけど)。
97/11/01
10月28日の分に書いたパソコン通信の「SIG」は、Special Interest Group の略で、共通の趣味を持った人の集まりのこと。他のパソコン通信では「フォーラム」と呼ばれることもある。

某日記を読んで、内容を確認せずに『地獄からの生還』(梶原一騎、幻冬社アウトロー文庫)を買った。さて読んでみようと目次に目を通したらどこかで見たような見出しが並んでいる。まさかと思って奥付の手前のページを見ると、思った通りハードカバーで読んだ『反逆世代の遺言』を改題したものだった。しくしくしく。
結局P氏に贈呈したけど、カバー欲しい?

某所でオフ。あんな話題やこんな話題で盛り上がった。
とても楽しかったが、外部に漏れると非常に危険なので(笑)内容は省略。
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庵主:matsumu@mars.dtinet.or.jp