とぜんそう2000年8月分

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00/08/03

例の知多郡武豊町の爆発事故ですが、なにやら事件の影が。

それはさておき、こっちの方ではそのあたりの時間に窓ガラスがびりびりと振動して、すわ地震と思いましたが、NHK得意の地震情報も出ず、あとで考えるとあれが爆発の衝撃波だったようです。現場からは15キロぐらい離れてるんですけどね。

現場から3キロぐらいのところの後輩宅ではすごい音と振動だったとのことですが、その時間には後輩は会社で仕事をしておりまして、大事なときにはいつもいない、と家族からぶうぶういわれたようでした。


おお、消防法を調べていただけたようで、お手数をおかけしました>朋輩

まあ消防法ばかりではなくて小学校の理科の教科書にだって電流が200ボルトとは書いてないと思いますが


会社で後輩に「おい、チンジがシュッタイしたぞ」と話しかけると、「はあ?」と露骨に、日本語でしゃべってくださいよ、という顔をされてしまいました。

ひょっとして「椿事出来」と紙に書いてもこっちの意図通りに読んでもらえないかも。


「首を振る」が縦方向に振ることだとすると……

「おいサダ、暑いから扇風機の首を振ってくれ」
「へーい」
「ふう、ようやくこれで涼しく……ならないね。おいおい、なにをひとりで全身くまなく涼しくなってんだよ」
「え、だって首を振るってのは縦に振るんでしょ」

「えー、尺八ってのは首振り三年と申しましてね、この、首の振り方で音色に微妙な変化が……これこれお嬢さん、縦に振ってどうするんですか」
「なんで? 尺八の首の振りかたはこうでしょ」

00/08/12

【秋来ぬと目にはさやかに見えねども】
夕方には日陰にさわやかな風が吹きはじめ、きのうの朝にはつくつく法師が鳴き、今夜は鈴虫と蟋蟀の声が聞こえました。

問題は残暑がいつまで続くか、ですかね。


先日の新聞で、小学生に言葉のテストをしたところ「頂上」などの漢語は理解できる子が多いのに「けわしい」などの和語がわかる子は少ない、みたいな結果が出たと報道されていました。

小学生がこれは和語、これは漢語、と切り離して考えているとも思えないけど、おとなが面倒な表現を避けて安直な言葉ばかりを子供に聞かせるせいなんでしょうかね。

たとえばこの問題で「けわしい」のかわりに「峻険」なんてのが入っていても「小学生は漢語に強い」という結果になったのかどうか。

00/08/20

8086時代のホビープログラマのゆくえがあちらこちらで話題になってますが、すくなくとも日本のオンラインソフトでは Windows 以後シェアウェアの率が増えたのは間違いないのでは、と。

考えられるのは、
  ・やはり DOS プログラムより手間がかかるからその手間賃として。
  ・Windows は素人にとって DOS よりも使いやすくなったから、
   プログラムを自分で作れないユーザが増えるだろうと読んで。
  ・時流。
  ・太陽が黄色く見えたから。
などでしょうか。


『直撃!人類滅亡超真相』(山本弘原作、寺嶋としお作画、秋田書店)読了。去年の5月、問題の月の2ヶ月前に『週刊少年チャンピオン』に掲載された「直撃!ノストラダムス超真相」などを収録したもので、原作者は「日本トンデモ本大賞」を主催する「と学会」会長。

書いてあるのはごく当たり前のことばかりだし、『トンデモ本の世界』(と学会編、洋泉社)などを読んであればそう目新しい内容でもないのですが、それでも楽しめるあたりはなかなか。人間のオカルト指向なんてそう簡単になくなるわけでもないでしょうし。

この中の「直撃!地球大異変超真相」に、事実の都合のいい部分だけをつまみ食いして危機感をあおる「絶命リサーチ00X」というテレビ番組が出てくるのですが、モデルはいわずとしれたあの番組。

で思い出すのが、この春に朝日新聞に載っていた二十代半ばの男性からの投書。春の特番でいつも見ている科学解説番組が休みなので別の番組を見てみたら、女性が彼氏の目の前でお笑いタレントにキスさせたら賞金をもらえるというくだらない番組、こんな低俗番組がまかり通っていいのか、という趣旨。

私も偶然姪っ子につきあってその「低俗番組」を見たのですが、放映時間から推定して彼の見ている「科学解説番組」というのおそらく「絶命リサーチ00X」のモデル。だとしたらそういばれるものでもないような。

それはさておき、『直撃!人類滅亡超真相』のあとがきがわりに原作者と主人公の少女の対談があるのですが、その中で少女が「最も大きな違いは、科学は間違いを認めるが、オカルトは認めないということだ」と述べております。

まあ科学全体としてはそうなんでしょうけど、現実的には間違いを認めない学者なんてのはけっこう多そうな気が。


DVD版『東京裁判』(キングレコード)を購入。

アメリカ政府からもらいうけた極東国際軍事裁判の記録映像と日本国内のニュースフィルムをあわせて編集した記録映画で、東条英機のツルハゲ頭、チャーチル散る散る花と散る花と散る、じゃなくて、東条英機の頭を右翼の大物が叩く場面やら、「東条英機と対立したことがあるか」と問われた石原完爾が「東条には思想も目的もない。そんな人間とどうやって対立できるのか」と言い返す場面も収録されていると新聞で読んで、早速近所のDVDビデオ取扱店を探し回ってしまいました。

しかし2層ディスク2枚組で4時間37分もあるのをいつ見ることができるでしょう。


あいかわらず夏の現場仕事でばてばての日々が続いておりますが、滋養強壮のためにもまた行きましょうね>朋輩


『続・戦国自衛隊』(半村良原案、田辺節雄作画、世界文化社)など。
テポドンの核爆発の影響で陸海混合の自衛隊員たちが飛ばされたのは、今度は関ヶ原前夜の日本。さあ、今度こそ歴史は変わるのか。

00/08/27

焼き肉の効能も吹き飛ぶ暑い現場に、先週とうとう半日寝込んでしまいました(すでに恢復)。


閣僚の靖国神社参拝に関してちょっと前の朝日新聞の投書欄に、本当に慰霊と平和を祈るためなら堂々とお参りすればいい、それができないのは邪心があるからではないのか、といったような趣旨の意見が載っておりました(67歳、専門学校講師)。

邪心のあるなしにかかわらず閣僚が参拝することに内外からどのような批判が飛んでくるのかわからずに書いたのなら相当に世間知らずだし、ちゃんとわかったうえで、こういうふうに書けば朝日なら採用されるだろうとの判断なら作戦としてはすばらしい。

ところで8月15日のニュースによれば、閣僚の靖国神社参拝に反対する集会の参加者が約200人、国会議員を靖国神社に参拝させるための集会の参加者が約2000人。いろいろな事情は考えられるものの、単純に数字だけ比較すれば圧倒的ではあります。もっともほんとに圧倒的なのは、どっちだっていいじゃないか、と思う人かもしれませんけど。


異物混入報道の相次ぐ昨今ですが、週末読んだ新聞に、むしパンに虫が入っていた、という記事が出ておりました。

うぐいすパンに鶯が入っていたというならともかく、むしパンに虫が入っていても不思議ではないようなあるような。

あれ、むしパンって、『巨人の星』で伴宙太が青雲高校野球部員に食べさせていた、生きた九龍虫の入ってるパンのことじゃなかったっけ。


うーん、桜庭も藤田も強いなあ。


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庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp