とぜんそう2001年9月分

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01/09/05

【きょうのメモから】
中日新聞投書欄、67歳山林業男性の投書より。

  (略)市民の一人として怒り心頭に堪えない。


【きょうの収穫】
『栞と紙魚子と夜の魚』(諸星大二郎、朝日ソノラマ)など。


くまいぬ AIBO
ちょっとほしいかも。

01/09/07

【Eureka!】
実はいま足を痛めておりまして、治療もかねて6月ぐらいからのシャワーを温浴に切り替えてみました。

すると、あがったあとの湯船に残ったお湯の量が心なしか去年より少ないような気が。

で、なぜか思わず表題の叫びが。


『餓狼伝(10)』(夢枕獏原作、板垣恵介作画、講談社)、
『NANASE(1)』(筒井康隆原作、山崎さやか作画、講談社)など。

やはり『七瀬ふたたび』はトラウマとなっているらしい。

01/09/12

【米同時多発テロ】
まずは巻き込まれて亡くなったかたの冥福を祈り、巻き込まれて負傷したかたにお見舞いを申し上げ、巻き込んだ輩にはそういうやりかたには賛同しないことを表明します。

その上で、一部報道にあった「真珠湾攻撃」「神風特攻」といったような表現についてちょっと。

ペンタゴンへの突入はともかくも、世界貿易センタービルへの突入にそういった表現はいかがなものでしょうか。旧日本軍の真珠湾奇襲攻撃や特攻などはアメリカ軍の施設や艦船を狙ったものであって、無防備な民間施設を目標にした作戦ではなかったのだから。


【きょうのちょっとした失望】
先日、忙しいときの常で深く考えもせずに携帯電話機を i アプリ対応のものにしてしまったのですが、あとから do-pa が使えないことに気づいてちょっと後悔。まあ FOMA がこのあたりまで来た時点でまた考えるとしましょう。

で、さっそくオセロを落として対コンピュータでやってみたのですが、ちょっとよそ見している間に「時間切れであなたの負けです」。制限時間が短かすぎないか?

気を取り直して、ほとんど脊椎反射みたいにぽこぽこ打ち込んでいったところ54対10でこっちの勝ち。このコンピュータ、弱すぎないか?

01/09/14

【きょうの届きもの】
先日申し込んだ JAPAN AIRSHOW 2001 のチケットがようやく届きました。こういうイベントは日本では初めてだとかでいろいろもたついたらしく、送金から3週間とちょっと。まあしかたのないところかも。

エアショー自体はアメリカ出張中に一度見たことがありますが、なかなか楽しいイベントでした。零戦(レプリカ)による真珠湾攻撃の再現も含めて。

さて、つぎは宿と日程か。 【きょうの納得】
朝日新聞の本日付け天声人語に引用されているフリードマン氏とイスラエル軍将校の会話より。

 『レクサスとオリーブの木』の著者T・フリードマン氏がイスラエルからこんな報告をしている。イスラエル軍将校に、テロリストたちの操縦技術、乗っ取った旅客機をビルに衝突させた手腕について話したところ、将校はこう言った。「空中での操作はそれほど難しいものではない」とし「忘れてならないのは、彼らは着陸の訓練を受ける必要がなかったことだ」


ほんものの飛行機を操縦した経験がなくとも本格的なフライトシミュレータソフトを使ったことのある人ならじゅうぶん実感できますよね。

01/09/16

【きょうの特訓】
JAPAN AIRSHOW 2001 のチケットが届いたことを受け、買ったきりほとんど使ってなかったハンディカムを引っぱり出して撮影の練習。

うちのあたりは小牧空港着陸のための航空路になっておりまして、近所の公園でとりあえずは三脚なしで民間機を撮ってみました(mpgファイル、141KB)

ちなみに光学式ズームは最大20倍(デジタルズームは OFF)で、そのあたりになったときの手ぶれのひどさがとーしろーらしさをかもしだしております。

で、ビデオから取り込んだ静止画がこっち(640×480を320×240に縮小)。ピンぼけ丸わかりなのがご愛敬ですね。

次は三脚撮影に挑戦だ。

01/09/17

【きょうの忍び笑い】
本日付け朝日新聞社会面、アメリカで軍事行動を期待する声が高まっていることを報じる記事より。

 大統領の地元テキサス州。軍事行動を求める声がひときわ高い。「次代を担う子どもに『正義』を教えたい。悪に報いを」「今すぐ報復を。来週まで待てない」。そんな投稿が地元紙にいくつも並ぶ。反戦の投書を探すのは難しい。


投稿を市民の生の声だと思うなんて、投書欄を輿論誘導に使ってる新聞社がなにをおっしゃりますやら。

はっ、ひょっとして地元新聞社が開戦を慫慂してるからだといいたいのかも。あるいは、そういう論調でないと新聞が売れないとか。戦時中の朝日新聞も似たようなものだったという噂だし。

01/09/22

【きょうの予言的中(?)】
唐沢俊一の裏モノ見聞録第43回『当たるも八卦』によれば、世にいわゆる予言が当たる確率は1.1%なのだとか。

そんな状況の中でいしかわじゅんホームページで紹介されていたやつはその1.1%に入っているようです。

ところで、ちょっと不謹慎ではあるが、最近教わったことで、驚いたこと。
被害に遭ったワールドトレードセンターの住所である「Q33NY」をワープロで打つ。
フォントを「Wingdings1」に換える。
するとそこには、予言の書が。
偶然とはいえ、ちょっと怖い。


じっさいにやってみると……おお、これはっ。

こうなってみると『聖書の暗号』って、あんがい信憑性高いのかも(違う)。

いやしかし、これがたくまれたものだとすると今回の黒幕はマイクロソフトということに(強引)。

それにしても、アメリカではまたぞろノストラダムス本が売れているそうだし、今度危ないのはきょうだというし、さて、この「予言」は当たるのでしょうか(当たらない方に100円)。

01/09/24

【きょうの天声人語】
仏文学者の渡辺一夫氏が書いた「寛容(トレランス)は自らを守るために不寛容(アントレランス)に対して不寛容(アントレラン)になるべきか」からこんな引用をしております。

 モンテーニュを例に引きながら「自分と異った思想を持った相手を抹殺することは、むしろ、その思想を生かすことになる」とも。(略)


この「自分と異なった思想を持った相手を抹殺する」というのは朝日新聞における「日の丸・君が代」「扶桑社教科書」「靖国神社参拝」などを是認する意見の封殺のことでしょうか。

ついでに表外字を正字にする意見も。


【きょうの Q33NY】
海外でも飛び交ってるようです。ぐーぐるしてみたら“Q33”について“Q33 NY (the flight number of one of the airplanes that crashed into the WTC)”てなことを書いてるサイトもありました。

ちなみに突っ込んだのはアメリカン航空11便とユナイテッド航空175便。航空機にはこれ以外にも番号がついてるんでしたっけ。住所のほうは“World Trade Center,New York”もしくは郵便番号で届いちゃうらしく、検索には引っかかりませんでした。

いずれにしても新しい都市伝説の誕生なのでしょう(たぶん)。

01/09/26

【きょうの着メロ】
携帯電話を i アプリ対応にしたところ、さっそくひとつふたつ使えそうな i アプリを発見。買い換えた甲斐があったというものです。

また、今回のは4096色・16和音対応ということで、携帯電話ももうじき FM 音源で Windows3.1 の時代を迎えるようですサンプルとして人の声の着信メロディが入っていました。調べてみると着メロサイトでもちゃんと音声着信のコーナーまでできていたり。

というわけで、現在私の携帯電話に着信があると桂春団治の声が知らせてくれます。 【きょうの訃報】
『恐怖の心霊写真集』などでおなじみの中岡俊哉さんが胃癌で亡くなったそうです。74歳。ZAKZAK によると『狐狗狸さんの秘密』もこの人だそうで。

中学・高校時代にはずいぶん楽しませていただきました。ご冥福をお祈りします。

01/09/27

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、急に冷え込んだ彼岸をすぎたあたりから気温が上がり始め、きょうは会社の周辺でつくつく法師が鳴いておりました。

って、秋彼岸をすぎてから暖かくなってどうする。

来週月曜は衣更、季節を感じますねえ。


【きょうのオカルト】
きのう中岡俊哉さんの話をしたせいか、このへんに人の顔のようなものが → (-_-)

01/09/30

今週のNHK「プロジェクト X 挑戦者たち」はドーバー海峡トンネルを掘った「鉄のモグラ」。

でも、鉄のモグラならイギリスにはちゃんとジェットモグラタンクが。


【きょうの新聞拾い読み】
図書館で讀賣新聞本日付日曜版の「あたしンち」(けらえいこ)を読んでツボにはまってしまい、斜めになっている新聞閲覧板に突っ伏して笑いをかみ殺しました。

朝日新聞9月27日付社会面に、ファービーの模造品販売が著作権法違反だとして訴えていた裁判の判決記事が。以下、文中の裁判官の判決趣旨より。

「ファービーは美的条件を備えておらず、著作物として保護対象の美術工芸品ではなく実用品」


なんだか世間の基準から乖離しているといわれる裁判官の判断としては至極まっとうですね。たしかにあれを美しいと思う人はそうはいないでしょう。

でもあれだな、美醜が美術工芸品と実用品を分けるとなるといろいろとさしさわりも出てきそうな(考えすぎ)。


【アメリカ中枢テロ雑感】
とはいっても犯人はわかっていいないし、アメリカやアフガニスタンで現地取材したわけでもないし、中東情勢などにも詳しくないので、もっぱら日本のニュースや新聞での報道への感想ではありますが。

最初に気になったのは、事件発生当初マスコミこぞって「すわ戦争か」みたいな雰囲気を作ってたんですよね。

現地の有様を伝える報道でも、被害にあった人の(おそらくは本で読んだり映画で見ただけであろう)「真珠湾攻撃を思い出した」とか「旧日本軍の特攻みたいだ」とかの発言をとりあげたり、一日二日たった後でも煙の立ち上る様子に「まるで戦場」といった見出しを立てたり。大地震のあとのようだ、といった内容にはひとつも出会いませんでした。

ところが、いざアメリカの「報復」が動き出すと一部マスコミが「暴力に暴力では無限連鎖だ」「話し合いで解決を」などと言い出します。あの最初の報道はいったい何だったのでしょう。

まあしかし首謀者を裁判にかけて解決するならそれに越したことはありませんから(補償金は望めないでしょうけど)、基本的には証拠を固めて逮捕、というのが筋ではあります。

でも、事件から3週間もたとうというのに犯行声明は出ていません。これでは誰を相手にどういうことについて話し合いをすればいいのかすらわからない。でも一部マスコミは連日、話し合え、話し合え、を繰り返す。しかも当然そういったマスコミは話し合いの段取りを整えたりはしない。まあ首謀者が確定していないのだから段取りも何もないのですが、なんか無責任に感じてしまうのは気にしすぎなのでしょうか。

さらにいうなら、犯人が犯行声明を出さないということは、自分たちの主張を聞いてもらおうという気もなければ責任をとるつもりもないってことでしょう。こういう相手とどうやって「話し合」えばいいのか。

性急な「報復」も問題だけど、姿の見えない相手との「話し合い」も無意味だな、などと思いつつ、とりあえず眼前の仕事を片づけないといけない今日このごろです。 【きょうの収穫】
『MOONLIGHT MILE 02』(太田垣康男、小学館)、
『ギャラリーフェイク(23)』(細野不二彦、小学館)、
『花園メリーゴーランド(1)』(柏木ハルコ、小学館)、 『スーパーロボットマガジン vol.2』(双葉社)、
『ガンダムエース No.2』(角川書店)など。

『花園メリーゴーランド』で途中「柤ヶ沢」が「相ヶ沢」になってる箇所を発見。


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