とぜんそう2002年4月分

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02/04/02

【きょうの反応・ファイルやフォルダに日本語】
インストールしたアプリケーションが日本語のファイルやフォルダを作ってるのを見れば、知らない人はつられてやっちゃいそう。空白入りのファイル名やフォルダ名も。


【きょうの嘆息】
会社からの帰り道にある書店とレコード店とビデオレンタルが一緒になった店から電話がかかってきました。

「先日ご注文いただいた DVD ですが、発売日が5月21なんですけど、じつは5月15日で店を畳むことになりまして、申し訳ありませんけどお取り寄せできなくなってしまいました」

予約金を返したいので近いうちに店にきてほしい、という内容。寄るのに便利で、DVD を予約で買えば1割引というありがたい店を見つけたのにじつに残念。

書店やビデオレンタルも一緒に閉店なのかな。客はけっこう入ってたようだけど。


【ヌカリの碁】
「最強の囲碁2002」の「厚み重視型」最強設定相手の対局もじわじわと局面が進んでいます。どうやら十三路盤二子置きでは負けなくなったので、現在十三路盤置き石なしコミなしの黒番。まー互先でもいいわけですが、そこはそれ、気は心ってことで。

で、初日のおとといが黒28目白65目の37目差負け、
きのうが黒38目白63目の25目差負け、
きょうが黒58目白60目の2目差負け。

どうやら相手は布石をばしばし中央に打って橋頭堡を築き、そのままこっちの進出を防ぐ戦術のようなので、ちょっと大胆なぐらいにどまんなかに布石を打ってやる、という対応が功を奏したらしい。

なにしろ人間と違ってこっちの打ち方でうまいへたを判断してるわけでもないので、打ち込みに対してもそこそこに対応できれば向こうが勝手にあきらめてくれる。その傾向が端的に表れるのが九路盤対局で、なんと四子置きまでだと始まったとたん一手も打たずに「パス」、つまり、もう打つところはありません、と勝負を投げてしまうのですね。

さて、十三路盤対局もようやく出口が見えてきました。互先白番でも勝てるようになったらいよいよ十九路盤に再挑戦。

02/04/04

きょうから NTT のフレッツ ADSL 8MB。さっそくブロードバンドスピードテストで測定してみた結果、

推定最大スループット 3.66Mbps(458kB/s)
コメント NTTフレッツADSL 8Mbpsとしては速いほうです。(2/5)


実際には NTT の中継局からの距離が 2.18km、減衰量が 30.4dB なので(計算値)、状況によってはフレッツ ADSL 1.5MB とたいして変わらないかもしれない、と判定されていたのですが(NTT 西日本に判定コーナーがあったのだが、現在見あたらない)、どうしてどうして、1.5MB のころ平日昼間で 900kbps だったことを思えば夜 8 時台に約 4 倍、上出来です。

どのぐらいの速さかというと、たとえばここのリロードに 2 秒とかかりません。いつ復活されてもオッケーです。というか復活してください。お願いします。


『ヒカルの碁 碁ジャス☆キャラクターズガイド』(集英社)など。

折り込みの『週刊 碁』のパロディに大ウケ。とくに二面目中央の広告。だれか JARO に電話したれー。

あと、各キャラクターにまつわる「名対局」として棋譜がついてるのもうれしい。あとで碁盤に並べてみましょ。

02/04/07

私の願いが通じたというわけでもないだろうけどお笑いパソコン日誌復活。めでたし。


4月5日付・編集手帳より。

 中国にはその昔、方位を示す仕掛けを施した車、「指南車」があった。磁石の応用だろう。車の上に人形を置き、その手がいつも南を向くようにつくられたという。(略)


ルネッサンスの三大改良である活字・火薬・羅針盤のオリジナルがすべて中国であることからの推察だったのでしょうけど、残念ながら指南車の仕組みは磁石ではなくて歯車。左右の車輪の回転が違うときにそれに合わせて角度が変化するようになっていたそうです。

この「編集手帳」での話題は例の辻元清美元議員に秘書給与詐取を指南したのは誰かというやつで、その後土井党首の政策秘書が辻元元議員に政策秘書を紹介したとかで、社民党はますますピンチ、という展開。

しかし、政界に入ったばかりで右も左もわからないから詳しい人を紹介してほしい、ということだったのに、二期連続で秘書給与を事務所経費に回してたんだそうだから、指南役を紹介したおたかさんよりお連れさんの方がお上手だ(意味不明)。


『字書を作る』(白川静香、平凡社)など。

02/04/14

きょうの NHK 総合テレビ「新・クイズ日本人の質問」のテーマは辞書

日本国語大辞典』(小学館)の編集に携わった松井栄一も登場したが、紹介されたのが「何気に」の項目に関するエピソード。入れるつもりはなかったが、中学生の孫娘が使ってるのを聞いて、誤用から来ていることを明記して収録したらしい。

あれが誤用であることをアピールするのはいいけど、せっかくなんだからもっとましな話を扱っておくれ。


書店でおもしろそうな本はないかと物色していたらいきなり「介錯の本」というコーナーが目にとまる。

ぎょっとして見直したら「介護の本」。まー似たようなものか(違う)。

疲れが目に来てるのかしら。


『国語辞典で腕だめし』(武藤康史、ちくま文庫)、
『HAL(2)』(あさりよしとお、ワニブックス)など。

02/04/17

【いまごろみずほネタ】
えーと、銀行のオンラインシステムってのはよく知らないのですが、三つのシステムを統合してうまくいかなかったてのは、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行のいづれかがそれぞれ MS-DOS、Win3.1、Win95 を使っていたのをひとつにまとめたということなのかな?(半可通)


【ホテルジャンキーズ判決】
ここもそうだけど、きのうの中日新聞でも以下のように報道してますね。

 判決によると、原告らは村瀬さんの所属事務所が運営するホームページ「ホテルジャンキーズ」の掲示板に、国内外のホテルなどについて書き込んだが、「世界極上ホテル術」に内容を無断で引用された。


判決を読んでないのでコメントできない、じゃなくて、判決文でも「引用」になってるのかどうかが気になります。なんかこれだと引用はいかなる場合も著作者の同意を得ずに無断でやってはいけないみたいな。それともわざとこういう書き方をして読者を牽制してるのか、とゲスカンしてみたり。


きょうはときおり激しい雨と風。

食堂のところに垂らしてある横断幕が風でめくれあがっているのを見て、思わず「オー、モーレツ」とつぶやいてしまう自分が悲しい。

02/04/18

朋輩がホテルジャンキーズの一件の判決文の在処を教えてくれました。まいどありがとうございます。

で、予想通り判決文の中には「引用」の「引」の字も出てきません(エディタにコピーして検索<ちゃんと読めよ)。

ではどう書いてあるかというと、たとえば

本件書籍に記載されている文章は,本件掲示板に書き込まれた文章の一部を複製(転載)して,これを編集したものである。(略)

他方,被告らが,本件書籍に転載した文章は,別紙「原告記述及び転載文一覧表」の「転載文」欄記載(以下「本件各転載文」という。)のとおりである。本件各転載文は,それぞれ対応する原告各記述部分を複製したものであって,それぞれの表現は同一である(甲1,4,弁論の全趣旨)。(略)


など。「複製」「転載」と書いてあるものがなぜ新聞記事では「引用」になってしまうのか、じつに不思議。

「複製」や「転載」と「引用」では法律的に全然違うもので、前者は著作権や出版権などを持つ人の許可がいるけど後者は一定条件下でなら特に断る必要はありません。

ちゃんと校閲の目も通っているはずの新聞記事ですからこの言い換えは当然意図的なものでしょう。法律用語の混乱を招きかねない「暴挙」といってもよさそうなこの行為、いったいなにが目的なんでしょね。

それともホテルジャンキーズ掲示板の管理人と同様、著作権法なんてろくに知らないのでしょうか(まさかね)。

などといいつつ、PC-VAN や『電脳筒井線』に出会っていなければこういったこともよく知らないままだったんだろうなあ(遠い目)。

02/04/26

【きょうの反応(遅刻)・高校で放射線実験】
なるほど、そう珍しくもないんですか。日本でもついに放射線を浴びた蜘蛛にかまれて超能力者になる高校生が登場するかと思ったのに>某氏

あら、今回は遺伝子操作された蜘蛛なのね。


【きょうの司法判断】
漫画の引用が最高裁でも認められたそうです

「漫画の引用自体は適法」と最高裁だって認めてるように「無断で引用」は条件さえ満たせば問題ないんだけど、まだ「著書『ゴーマニズム宣言』の記述を無断で引用され、著作権を侵害された」なんて報じるわけなのね。


きょう届いた市の広報の表紙に「東海地震は明日起こっても不思議ではない」という見出し。

そういう表現が認められるなら「永久に起こらなくても不思議ではない」と言ってもあながち間違いではなかろう。 【ヌカリの碁】
忙しさにここひと月ほど対局ソフト「最強の囲碁2002」を動かしてなかったのですが、ひさびさにやってみたら「厚み重視型」最強設定相手に十三路盤置き石なしで勝利、さらに互先でも勝ちをおさめました。

なんのことはない、こっちの広げた大風呂敷を相手が受けきれなかっただけ。とはいえこれでやっと十九路盤にすすめそうです。おっと、その前に白番か。

02/04/29

【哀悼・ルー・テーズ】
元プロレスラーの“鉄人”ルー・テーズが亡くなったそうです

この写真もどことなくつらそうですね。というか、なんで訃報にわざわざこんな写真を。

私がプロレスというものを意識したころには(ちなみに猪木が東京プロレスから日本プロレスに戻った後)すでにレスラーとしては下り坂だったので全盛期は知らないのですが、それでも「最強」といううわさは聞こえてきたのだからまあすごいレスラーだったのでしょう。

またひとつ時代を代表した顔が消えてしまいました。ご冥福をお祈りします。


【4月に「メーデー」】
一瞬、「メーデー」って旧暦の行事だったかな、と思ってしまいました。


【ヌカリの碁】
ううむ、意外に強いぞ>十三路盤でのコンピュータの黒番

いまのところ一番善戦した対局で5目半負け。ためしにヒント機能の指示どおりに打ってみたら7目半負け(おーい)。


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庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp