02/09/05 |
仕事で忙殺されてる間に月が変わってしまいました。
以下、メモから適当に。
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中日新聞に夏目漱石の「坊っちゃん」連載。
いつの版かは不明ですが、旧字・旧かなです。「寐る」とか書いてあるし。
もし初出時のものだとしたら快挙かも。
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朝日新聞投書欄に「太平洋戦争は当時の国の指導者の責任だ。国民は戦争被害者でありこそすれ、戦争責任は一切ない」とのご意見。どなたかの「国民にも戦争責任はあった」というのに対する反論らしい。
極東軍事裁判が、戦争はすべて A 級戦犯の責任であって国民には責任はなかったことにしよう、という結論に納めるための儀式というか手続きだったという話をどこかで読んだことがありますが、この投書はまさに上の結論そのまんま。
ドイツでも、悪いのは全部ヒトラーとナチスでありドイツ国民は悪くない、とする認識を広め、ヒトラーとナチスがひどいことをしてごめんね、という戦後処理で乗り切ったと説く本がありますが、ドイツは成功例で靖国に戦犯を合祀してたりした日本では失敗だった、みたいな。
山本夏彦の本には、日中戦争突入前の日本では、日清・日露や第一次大戦で先勝景気の味を覚えた国民はどちらかというと戦争を望んでいた、みたいなことが書かれています。軍部はそういった與論を利用した、というのが真相みたいですが、さて、これが正しい場合国民に戦争責任はいっさいないのかしらん。
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TBS・フジ・テレ朝が80〜90年代に放送され、今も多くの人々の心に残る人気番組を中心としたテレビ番組をインターネット上で配信するサービスを期間限定でやっているようです。ベーシックで月1000円。
Chance!@トレソーラ
余裕ができたら試してみよう。
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今日の中日新聞投書欄に「ゆとり教育」が学力不足を助長するのではないかという世間の心配に対して、国民は「ゆとり教育」を誤解しているみたいだ、としてこんな意見が。
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「ゆとり教育」の意味をよく理解させる努力が不足しているためではないかと杞憂(きゆう)される。
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杞憂なら別段気にすることもなかろうに、と首をかしげたのですが、どうもこの人は「憂慮」と「杞憂」を同じような意味合いで使っているようです。
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『YASHA−夜叉−(12)(完結)』(吉田秋生、小学館)など。
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02/09/06 |
メモの続き。
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朝日新聞が「天声人語」で史上最大の恐竜博の宣伝。
その中でゴジラのことを原爆実験で現代によみがえった「恐竜」と紹介してあります。全然調べずに書いてるんですね。
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勝谷誠彦の××な日々。の 2002/08/30 (金)によると、朝日新聞サイドからさんざん注文をつけられて何度も書き直した文章が「最近の言葉から」として「天声人語」に引用されたとのこと。
「マッチポンプ」という言葉は健在のようです。
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一部の方には不快な内容と思われるのであぶり出しに。読んでも後悔しないぞというかたのみお読みください。一部のブラウザだと丸見えですが、そういう場合は見えないふりをするのが大人の対応です。
長らく使われてきたある病名が患者への配慮から別の名前に変わったそうです。
インタビューなんかを聞いてると「病名を聞いて腰を抜かしそうになった」「病名が変わったのでこの病気と闘う気力が湧いてきた」などなど。
この病気で苦しんでいる人には申し訳ないけど、私なんぞ、病名なんか何でもいいからどうすればよくなるのか教えてほしい、といっちゃいます、たぶん。
どうにもこういった心理が解せなかったのですが、最近読んだ漫画に「孫ができても『おばあちゃん』とは呼ばせない!」というせりふが出てきてなんだかわかったような気になりました。現状よりも呼称の響きが優先されるわけですね。
「エンコー症候群」と名付けていいですか?
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02/09/07 |
『月刊・生産財マーケティング/2002.8』のコラム「視点」に、「いま、日本語が危ない!」と題する一文が掲載されておりました。
書店に日本語に関する本がずらりと並ぶ様子から、今までは国語審議会や国語学者たちの間でしか取り上げられなかった日本語の乱れが庶民レベルにまで認識されるようになったのではないか、そしてそれは乱れがそこまで重傷だからなのではないか、と憂える文章です。
話は、日本語の乱れは文化の乱れに通じており、さらには他人に無関心な自己中心的世相は日本語の乱れとオーバーラップしているのではないか、と続き、美しい日本語と伝統的な日本の礼節を取り戻してほしい、と結ばれています。
日本語の乱れと礼節を忘れた現代世相がどのていど相関関係を持っているのかはわかりませんが、いささか強引な結びつけといえなくもないような。
関係あるのかないのか、最近読んだとある文章によると(詳細忘却)、敬語を流暢につかいこなす相手にはかえって警戒感を覚える人が多いのだとか。敬語コンプレックスの裏返しなのかもしれませんけど。
それはさておき、「いま、日本語が危ない!」の中でもうひとつ気になったのは「美しい日本語が滅びゆく道程を顧み」た部分。
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(略)第1は現代の若者が年長者と話し合う場がめっきり減ったこと。第2はワープロの普及によって漢字が急速に忘却されつつあること。第3は近年、若者たちの間で奇妙な省略後とか、カタカナ語が流行って言語不明瞭にして、意味さっぱり不明!の会話が罷り通っていること。
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第1と第3は若者から相手にされなくなったひがみも入っているのでしょうけど、どうせなら定番の読書離れも入れておいてほしかったですね。
問題は第2で、私のアンテナが低いせいか、「ワープロ」(たぶんパソコンなどの仮名漢字変換も含んでいると思われるが、原文の表記を尊重)の普及で漢字が忘却されつつあるという話を聞いたことがありません。逆に、「ワープロ」を使うようになってから不必要なところにも漢字を用いるというのはよく見かけますが。
「ワープロ」に慣れると手で字を書くときに漢字が思い出せなくなるというのは確かにその通りで、私なんぞたまにカタカナが以下略。
ただ、「ワープロ」だと簡単な漢字も難しい漢字も似たような手続きで変換できるため、これまで敬遠されてきたような漢字表記も使われだしていて、どちらかというと漢字の普及に一役買っている部分もあるようです。そのかわり同音異義語を間違って確定する変換ミスも増えつつありますが。
「ワープロ」の普及によって漢字が忘却されつつあるというのはどういった資料に基づくものか知りたいところ。
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02/09/13 |
中日新聞の「坊っちゃん」ですが、旧字というのは私の見間違いでした。
ちなみに底本は岩波書店の「漱石全集」第二巻だそうです。
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ワンカップ大関のCMに「宇宙戦艦ヤマト」のテーマが。やっぱりあのイントロは燃えるなあ。
ちょっと前の朝日新聞投書欄にまたぞろスポーツイベントでは「君が代」ではなくて国民が納得する歌を使いましょうよ、みたいな意見が掲載されていましたが、万一そうなるならもう一度「ヤマト」に賛成を表明。
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ジャパン・エアショー・ソサエティから葉書。事務局長が自己破産、入場券の払い戻しはできなくなりました、とのこと。
米同時多発テロに人生を狂わされてしまった人がまた一人……。
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02/09/21 |
今、NHK スペシャルで子育てのイライラをインターネットの掲示板に書き込む母親たちのことを取り上げているのですが、掲示板への書き込みやレスを「メール」「届いた返事」などと表現しています。
掲示板の参加者たちはインタビューで「書き込みする」「レスがあって」と言ってますけど、ナレーター独自の表現なのか台本にそう書いてあるのか、謎。
この前、とある掲示板でも「初めてメールします」という書き込みがありましたけど、世間的に掲示板への書き込みを「メール」と呼ぶようになってきているのでしょうか?
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02/09/23 |
このところよく見聞きする言葉で、以前とは意味が違ってしまったものがあってちょっと気になっています。
ちょっと前に某チャットでも話題にしたのですが、「勝ち組」「負け組」というやつ。
現在では経営競争の勝利者・成功者と敗者・落伍者みたいな意味あいで使われていますけど、もともとはブラジルだったかの日系移民のあいだで、先の大戦で日本が負けたというのは敵国の情報操作であり本当は日本は戦争に勝ったのだと信じる人たちと、情報は正しくて日本は本当に負けたのだと敗戦を受け入れる人たちに分かれて反目しあうという事態が起こった際、前者を「勝ち組」後者を「負け組」と呼んだものです。
なんだか「勝ち組企業」などといわれると、ありもしない勝利を信じている企業、みたいに思えてしまうのは考え過ぎなのでしょうか。
いしいひさいちがギャグねたにしたぐらいだからけっこう知られた言葉だと思っていたのですが、そうでもないのかな。
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02/09/28 |
きょうの朝日新聞投書欄に中学教員というかたからのご意見。最近は体育祭などの行事の「騒音」だけでなく通学時などの生徒たちの歓声や音楽の授業などについても「うるさい」と近所から苦情が来るのだそうです。子供たちや学校にもっと理解を、みたいな趣旨。
昔は墓場や色町のそばよりは学校の近所に住むのがいいといわれたもんなんですけどね。苦情が本当だとしたら(あそこの投書欄は載せる時期によって同じ投書なのに内容が違ってることもあるそうだし、嘘が書いてあってもそのまま載せるらしいし)、世の中変わったのかな。
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