とぜんそう2003年8月分

これは日記ではありません。その日に書いたというだけで、日付と内容とが関連しているとは限りません。
前月分背番号次月分
03/08/05

うーん、朝日新聞を読めない日はなにか物足りなく感じるのだからやはり私も好きなんでしょうね>愛・蔵太さん

たしかにつっこみどころが多くて読むのが楽しいし、おかしな部分を見つけさせて読者の優越感までくすぐってくれるのだからなかなか読者思いの新聞です。

私は「素粒子」はあまり読まないのですが、かわりにいつも手軽に脱力感が味わえるので「ポリティカにっぽん」を楽しみにしています。今週はあからさまな特定政党びいきですか。さすが「公器」朝日新聞。

しかし、今週のこのコラムの下の方の右側に「地上の楽園」というリンクがあって、まさかあの国では、と思ったら全然違いました。なにかほっとしたような残念なような。

ちなみにこちらの記事で綴る朝日新聞社史は朝日新聞を「褒め称える」かたのサイトです。朝日新聞を「好きな人」は一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

03/08/08

台風10号接近中。

暦の上では秋の台風だけど、天気予報を見る限り台風一過とはいかないようで。


今日の朝日新聞投書欄、結婚以来片道1時間半ほどの電車通勤になった女性が、通勤時間を利用して小説や専門書などを読むようになり、仕事に関連した資格もふたつ取れたとのこと。

でも自分のことなのに「約十年間で読んだ書籍の数は計り知れない」などと書いているようではろくな読みかたをしていないのではなかろうかと。


今年の広島の平和宣言をようやく読みました。

この欺瞞は心にとどめておきたいと思います。

03/08/18

準々決勝は1日で>全国高校野球選手権

けっきょくは大会日程を優先させるわけですね。本気で生徒たちのからだのことを考えているのであれば、決勝戦なんぞ延期するなり割愛するなりすればいい。

会場を甲子園球場以外にする手だってあるんだし、どうせ最初は甲子園球場じゃなかったわけだから、新しい伝統を作ればいいのでは。


MS ブラスターについて、会社で「インターネットに接続しているだけで感染する危険がある」と説明していたら、後輩が「いや、ネット接続できる環境を整えただけで感染することがある」と主張しておりました。

一瞬、空気感染するのかと思ってしまった私です。

03/08/22

全国高校野球選手権が当初の予定を変更してまで決勝戦をやる理由について同僚から、トトカルチョがらみではないか、という説をいただきました。まあたしかに返金が面倒ではあるけど……。


本日付の朝日新聞「天声人語」冒頭にこんな記述が。

手元に一冊の文庫本がある。ページの縁の辺りは茶色になりかけている。そんな年季の入った本なのに、題は『向田邦子全対談』と、既に「全」の字が入っているところが切ない。


その本は本当に「全」なだけましです。世の中にはまだ対象が現役なのに「全仕事」とか「完全データブック」などとタイトルを付けた本が出回っているのですから。

最近見た例では『景浦安武完全データブック』。ああ、切ない。


“笑激の怪作”「えびボクサー」大阪で公開という記事を読んでいたら、主役の「カマキリエビ」は獲物を殴って気絶させて捕らえるとか書いてあります。

なんか聞いたことがあるような気がすると思いながら下の方まで読み進むと、「カマキリエビ」は英語では"mantis shrimp"でさらに「すしネタなどでおなじみのシャコは英語で「Japanese mantis shrimp」という」てな記述。

さらに「えびボクサー」のストーリーのスチルはどう見てもシャコ

今からでも遅くありません。映画のタイトルを「しゃこボクサー」に変えましょう。

ちなみに、「探偵ナイトスクープ」によればシャコのパンチは窓ガラスぐらい叩き割るそうです。単純にこのシャコのからだが大きくなったぶん筋力も強くなっているとすると、人間の骨ぐらい一撃で粉砕されることに。動物虐待どころか相手のボクサーの生命の危機では。

03/08/23

訂正:『景浦安武完全データブック』→『「あぶさん」完全データブック』


今日の中日新聞「中日春秋」にこんな記述が。

エルサレムで大規模な自爆テロがあったが、こんな自爆はすぐカミカゼと呼ばれる。自爆テロもつらいが、日本の礎になろうと若くして死んでいった特攻隊員たちの行為が、テロの引き合いに出されることもつらい▼カミカゼの言葉が登場しなくていい事態に早くならないものか。そして、うれしい日本語がもっと広まらないかと思う。ヘイワとか、センソーホーキとか…。


この前の部分で英国のオックスフォード大学出版会が今度発売した英語辞典に「ロバタ」「エダマメ」などが収録されたり、海外で「カローシ(過労死)」という言葉が知られ始めたなんてことが紹介されてることに続いてのこの結論なのですが、「カミカゼ」について、国に命じられて仕方なくやったのではなく国の礎になろうとした、と中日新聞が認識しているのが意外。

もっとも、海外で知られるようになった日本語は基本的にその国で使っている言葉にはない概念だという認識がないあたりが以下略。さらにいうなら「平和」「戦争」「放棄」などはたぶん幕末から明治にかけて海外から入ってきた概念につけた造語ではなかろうかと思うので、いまさら日本語を逆輸入する必要もなさそうな気が。


前月分背番号次月分
「やまいもの雑記」へ戻る最初の画面に戻る
庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp