とぜんそう2003年11月分

前月分背番号次月分
03/11/01

この前出勤途中に聞いたラジオ番組によると、オーストラリアでは健康と美容にいいからと巻きずしを食べる人が増えているのだとか。店で買って歩きながら食べる光景もちょくちょく見られるそうな。

やはりオーストラリア人も節分の朝には恵方に向かって一本まるまる食べるのでしょうか。

しかし、恵方巻きってあまり聞いたことないと思ったらどうやら歴史は浅いようで


先日、朝日新聞投書欄を読んでいたら、JR の「ジパング倶楽部」とかいうのに入会している人が「これだと『のぞみ』は対象外。老人は『ひかり』や『こだま』でのんびり行けとでもいうのだろうか」などと憤慨しておられました。

最高営業時速250キロが「のんびり」とは「夢の超特急」も墜ちたもんです。


「ハリポタ」長時間読み続け子供が頭痛…米医学誌報告

ムツカしい本を読んで頭がイタくなるのとは違うみたいだし知恵熱でもなさそうだし、何なんでしょうね。


田中真紀子・拉致で大暴言「子供帰ってこない」「帰ってきた5人は金で買った」

いやー、なんかやっぱり想像通りの人みたいです。


さっきテレビを見ていたら、毛皮にコーヒーがこぼれて茶色くなった白ウサギを洗濯機で洗ってきれいにする CM をやっていました。

アメリカで放送したらまねする人が出てきて訴訟騒ぎになるのかな。電子レンジの猫は都市伝説らしいけど。

そういえばこの前読んだ漫画に、猫と電子レンジの件は行き過ぎた PL 法の運用をからかうための作り話だとかいうのが載ってましたが、たしか初めて聞いたのは20年ぐらい前。アメリカではそのころすでに PL 法ができてたんでしたっけ?

03/11/02

田中真紀子氏「拉致家族の子供たちの早期帰国は難しい」

<拉致被害者>田中前外相に抗議 「子供は北朝鮮国籍」発言で

田中前外相 「子供は北朝鮮、帰国は困難」(動画付き)

いろいろ波紋を呼んでいるようです。でも、拉致被害にあって帰国した人たちのために5億円払ったというのはニュースになっていないようですね。小泉総理の政治生命が終わるぐらいの内容なのに。


大学祭で半裸踊りをやった日本人留学生がいるということでなんか騒ぎになってるようですが、学業放り出して出稼ぎに行ったり留学先の国民を一家皆殺しにして本国に高飛びするどこかの国の留学生よりはましではなかろうかと。


今日の朝日新聞投書欄に、中曽根・宮沢両元総理の引退を惜しむ70歳ぐらいだったかの男性のご意見が掲載されていました。

そこには、老人が老人だからという理由でスポイルされるのはおかしい、老人も自分の身は自分で守るという考えのもと、75歳ぐらいまでは現役でがんばろう、みたいなことが書かれています。

このかた、ご両所が何歳かご存じないようですね(参考)。


10月28日付朝日新聞夕刊「素粒子」より。

各党の政権公約マニフェストに「うさんくささ」を覚える永井愛さん、「言葉がない」と断ずる福本和也さん(オピニオン面)。しかし我らの選択肢は、今その中にしかない。


この前は「試されるのはあなた」であって自分ではないといってたのに今度は「我らの選択肢」。やっと選挙権が持てたのか、あるいは回復したのかな。

それとも、おまえらは試されるだけだが自分は選ぶ立場だ、と思ってるのか。

03/11/03

真紀子さん“拉致発言”謝罪せず

すみません、この人の言葉にまともに取り合った自分が馬鹿でした。もうやめます。

とりあえずこの人と早野透が推している民主党には絶対投票しないことだけ心に決めました。民主党もこの人と連携したがってるみたいだし。

いえ、最近 ETC 車載器付きの新車を買ったからではありません。けっして。……たぶん……ことによると……まちょと覚悟はしておけ(嘘)。

03/11/04

「才(よчoぅ」? 携帯メールで「ギャル文字」流行

PC-VAN jSF#5 の「漢字おたく」が懐かしい。いやさ、これは 2ch の AA の流れをくむものか。


半年以上前から書こうと思ってるのにそのたびに忘れてるというのはやはりトシ以下略。

とりあえず思い出したときにメモ:若い人中心に「ふつうに」の今までと違う使い方が普及してきている。会社の後輩の例「こんなもんに頭ぶつけたらふつうに骨折しますよ」。彼らが字で書くときは「フツーに」か。「当然」とか「当たり前に」ぐらいの意味らしい。

03/11/05

<公然わいせつ>「女装作戦」で、会社役員逮捕 山口

まず婦人警官でなかったことにびっくり(しかも鬘も化粧もなしだったらしい)。次に、犯行を誘うために女子高生姿でうろうろするのっておとり捜査にならないかなんてことを考えたけど、この犯人の情けなさにそれも説得力なしか。

なんにしてもブレザー・スカート姿で「おっ、出しとるのぉ」がいい。


北朝鮮「ジャップ」と発言(映像付き)

北朝鮮必死だな。

それで自分たちに何か有利になると考えているならなんとも哀れ。


大人並みに漢字が読める…小学教育で文化審議会が提案

ふりがなは諸刃の剣だということだけは頭に置いて事に当たってほしい。作者の意図せざる読み方をされることだってあるし、それ以前にふりがなを振ってほしくないと思って書いていた人だっているだろうし。

それを除けば特に異論なし。自分もそうやって漢字を覚えてきたし。


養殖コイ大量死、茨城県が霞ヶ浦などの全いけすを検査

だれか、ブラックバスやブルーギルなんかの外来魚が原因だというデマを流してくれないかな。


民主党 閣僚メンバー7人を発表

こうするという噂を聞いていたから民主党には入れまいと思ったのですが、ほんとにやっちゃったのね。

あとこれも一因。秘書が不祥事を起こしたら議員は辞職せよと他党には迫っても自分はほっかむりするダブスタ候補者を公認するような無定見はどうかと思う。

03/11/15

総選挙関連は残業と不眠で出遅れたので、ひとつだけ。

「ニュースステーション」の偏向ぶりはまさに同番組の面目躍如でした。自民幹部もテレ朝の開票速報番組出演拒否なんて大人げないことをせず、公職選挙法違反で起訴すればよかったのに。

しかし、あの放送局は何年か前にも「自分たちが野党に政権を取らせてやる」という発言が表に出て問題にされたことがあるのに、まったく反省というものと無縁なんですね。


テレ朝関連で残業の合間にぼんやり思いついたこと。

例の所沢ダイオキシン汚染野菜の騒動を順を追って並べてみます。

・ダイオキシン行政に問題がある
・野菜がダイオキシンで汚染されているという情報でテレ朝が攻撃に踏み切る
・所沢農民が巻き添えで被害を受ける
・最初の情報が間違っていたと判明する ・所沢農民がダイオキシンから解放されたのだから問題ないとテレ朝が開き直る

これ、ダイオキシン行政をフセイン政権に、汚染野菜を大量破壊兵器に、所沢農民をイラクの一般市民に、そしてテレ朝をブッシュ大統領に置き換えるとみごとなぐらいに今年のイラク戦争と重なるんですが、ブッシュ政権とテレ朝は似たもの同士という結論は強引でしょうか?


今日の朝日新聞「天声人語」より。

 最近は、職場や家だけでなく電車の中や公園のベンチにも進出している物体に付けられている「パソコン」という言葉はどうか。日頃やっかいになっているし、もう日本語化してしまったようだが、国語研に刺激されて、あえて「神棚的電子箱」と言い換えてみる。
 多くの人々が毎日その前に行き、おもむろにそれを開き、そこに示されているメールという「お告げ」によって、ことにあたる……。やはり、的確、端的な言い換えは難しい。


言い換えが難しいとか易しいとかいうような問題ではなく、根本的に「パソコン」というものを勘違いしているとしか思えないんですが。

パソコンはまともに使えないけど仕事の打ち合わせが電子メールで来るのでメールソフトだけはなんとか開けるようになった、というこの人の「パソコンライフ」が目に浮かぶような。

こっちも一応挑戦してみると「個人用の情報処理および演算装置」……そのまんまですね。


「『トリビアの泉』盗作疑惑」めぐりフジテレビが質問状送付

無用な雑学知識を披露するテレビ番組は半島由来の文化だ、という反論が返ってきたりして。


ホルストの組曲「惑星」のメロディにボーカルをつけた曲を偶然有線で聞きました。これかな?

03/11/17

アサヒコムの正解の4割は「1×」 センター試験、数学の答えに偏りという記事より。

 大学入試センター試験の数学問題では、正解の数字の最上位が「1」の場合が圧倒的に多い――東京理科大の芳沢光雄教授(数学)、大学院生の穂積悠樹さんらが過去の問題を調べてわかった。3けたの答えでは、半数は百の位が1だった。解けない人でも頭を1にすれば正答率は上がる。芳沢さんは、証明問題のような記述式を採用するなど改善すべきだという。


同じ記事の朝日新聞紙上での見出しが『「1X」は正解4割/「1XX」なら5割強』。

先に新聞の方を見たのですが、二桁の時は10〜19のいずれかにすれば正解となる率4割、三桁なら100〜199のいずれかなら正解となる率5割なのかと思ってしまいました。なんでウェブの方とタイトルの意味が逆になっているんでしょう。


ちょっと前の朝日新聞夕刊「素粒子」に、福島瑞穂が土井チルドレンなら石原国交省はさしずめ小泉チルドレン、チルドレン(子供たち)に国政のハンドルを握らせていいのか、みたいなことが書いてありました。

「素粒子」の中の人は、子供はいつまでも子供であると思っているようです。もしかするとこの人は父親や母親抜きに最初から大人の状態でこの世に湧いて出たのかもしれません。人間離れしたあの文章の秘密の一端が垣間見えたような気がします。

03/11/18

今日の仕事帰りにカーラジオを聞いていたら、丸山明宏(現在の三輪明宏)の「よいとまけの唄」を女性歌手がカバーしたものが流れてきて、不覚にも運転しながら落涙。

いや、別にその女性歌手の歌に感動したわけじゃありませんで、以前テレビでこの歌にまつわるエピソードを三輪明宏が紹介していたのを思い出したのです。この歌がヒットしていたころにとある地方にコンサートに行ったところ、女性が訪ねてきておおむねこんな話をしたのだとか。

「私は女手ひとつで娘を育てていますが、私が道路工事の仕事をしているのを恥ずかしがって娘はまともに口をきいてくれませんでした。ところが先日テレビであなたの歌を聴いた娘が、曲が終わるや私に向き直って『お母さん、ごめんなさい、ありがとう』というのです。あなたの歌のおかげで私も救われました。ありがとうございました」

私自身父親が40代前半で死んで母に苦労をかけたこともあり、もう見ていて滂沱の涙。ラジオから流れるこの歌でその記憶がよみがえったというわけです。

あの時間帯だと運転している人は少なくないのだから、こういう危険な曲はなるべく放送しないでほしいものです。


今日の朝日新聞投書欄に、45歳主婦からのご意見が載っておりました。なんでも高校を卒業した息子さんが、パイロットになりたくて海上自衛隊の航空学生になったのだとか。ところが自衛隊をイラクに派遣する話が出てきて心を傷めていらっしゃるのですね。

 息子はパイロットを夢見て日々がんばっています。戦争をしに行くためにパイロットになる努力をしているのではありません。


どうやらこの人は自衛隊を自動車学校の親戚と考えておられるようです。もしくは自衛隊に行けば給料をもらいながらパイロットになれると考えたのでしょうか。なんにしても出発点からすでに心得違いをしているみたいです。

で、普段なら上の文章がオチになるのですが、この人のサービス精神はすごい。ご意見は以下のように続きます。

 平和ボケしていた私が、平和について、政治について真剣に考えるようになったのは、息子の選択した道のおかげかも知れません。


平和や政治について真剣に考えるのはけっこうですが、自衛隊の仕事についても「平和ボケ」という言葉の意味についてもちょっとは考えていただけないものかと。

しかし、読みながら危うく口に入れた貴重な晩ご飯を吹き出してしまうところでした。食事中に新聞を読む人は少なくないのだから、こういう危険な投書はなるべく掲載しないでほしいものです。

03/11/19

またもラジオネタ。

なんだか男性アイドルがオーディションか何かで選ばれて、その感想が「胸が張り裂けそうです」。

「鳥肌が立つ」「こだわる」などに続いてネガティブだった言葉がポジティブにつかわれるようになる転換期かも。

それはそうと、この前どこかの新聞のお笑い投書欄かなにかで読んだ「私の通ってる英会話教室は先生がネガティブなのよ」というのがなかなか笑えました。

03/11/20

「ネガティブ」の勘違いの話、続き。

じゃあ英語のネイティブは似たような単語に引きずられることはないかというとそうでもないらしく、たとえば "evolution" という言葉に「革命的」というイメージを抱くのだそうです。そ、"revolution" の影響ですね。

で、"evolution" は日本では「進化」と訳されていますが、字面から「進歩的」な印象を受ける人が多いそうで、よりよく変わるのが「進化」と思われてるらしい。

むろん進化にはその生物にとって不都合な変化も含まれているわけで、それもあって最近は天下の NHK のニュースでさえ「進歩」「発達」「成長」「上達」などというべきところを「進化」としているのにはちょっと辟易していたり。


辻元被告初公判 社民・土井前党首「成り行きを見守りたい」

「党として秘書給与のあり方のガイドラインを作った。それを厳粛に守り、実行することが信頼回復の第一歩だ」と述べ、裁判の行方を見守る考えを示した。


自分の秘書の不祥事に対して、ほかの議員に言っていたことを土井元党首自身が実行する。それ以外の第一歩なんてあり得ないのでは。

03/11/21

今日の朝日新聞投書欄、72歳無職男性から「時にはほしい/脱線や奇声も」というご意見。

 本欄に掲載される投稿はお行儀がよく平凡でハッとひざを打ったりケシカランと怒りをかったりする奇声のようなものはほとんどない。


として、たとえば阪神やダイエーの優勝で川に飛び込むのはけがを承知なのだから規制も防止も無用とか、ゴッドハンド藤村が元教授から検察庁に告発されたが、アマチュアの嘘に四半世紀も振り回された考古学会を誰も告発しないのかとか、有栖川家を語った詐欺は世間に笑いを提供したのだから本年度のニュース賞を授与すべき、といったどうでもいいような模範を列挙し、

 本欄がいっそう活気づくことを期待して、あえて一言。


と結んでいます。

膝は「はた」と打つもんだろうとか「べき」で文章を終えるんじゃないとかいう些細な話はこっちに置き、日の丸・君が代反対や護憲・反戦を訴えるときのあの「奇声」が「お行儀がよく平凡」にしか見えないのでは以下略というツッコミもさておいて、一番問題なのはこのかたが他人の発する「奇声」は聞きたがるのにご自身はそれを楽しむ立場を動こうとしない小狡さ。

そんなに朝日投稿欄を活気づかせたいなら例など挙げずにまず自分が「奇声」を発したらよかろうに。

それにしても、道頓堀川や那珂川に飛び込むのを規制するのは、後で川を浚渫する人がヘドロの中の水死体や人骨を処理しなくてすむための配慮だということぐらい気づいてほしいものです。

03/11/24

とうとう NHK のニュースでもミリオンセラーとして『世界の中心で、愛を叫ぶ』が取り上げられていました。

その前に目にしたのは中日スポーツ。

どちらもこの本とのタイトルの類似に触れていないのはなぜだ。


たかさんご紹介(「遠くの日記」11月6日分)の漫画『のだめ カンタービレ』(二ノ宮知子著、講談社、現在7巻、以下続刊)第1巻を読んでみました。

とてもおもしろかったので続けて第2巻に進みました(こんなこともあろうかと平積みになっていた7巻までまとめて買っておいたのが役に立ったな(真田工場長・談))。すごく楽しめたのでさらに第3巻に(中略)第5巻まで読んだところで翌日の仕事のために中断したのが昨夜。ところが今日の帰りがこんな時間なので続きは読めず。無念。

一気に5巻まで読み進んだなんてのは『週刊少年チャンピオン』連載の「スウィッチ」以来かも。あ、これは先月のことか。


前月分背番号次月分
「やまいもの雑記」へ戻る最初の画面に戻る
庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp