とぜんそう2005年3月分

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05/03/02

笹の陰に身を潜めているつもりのヌートリア先日、半年ぶりに散歩に行った川の土手で一年半のブランクを経てヌートリアと再会。まだ生き延びてたんですねえ。

カルガモとヌートリア泳いでるカルガモと比べるとどのくらいの大きさかご想像いただけるのではなかろうかと。

こうやってカメラかついだ散歩を半年続けたおかげか、脇腹はかなりつまみにくくなりました。あとは安心感がリバウンドにつながらないように気をつけなくっちゃ。

05/03/10

今書店に並んでいる『ビッグコミック』掲載の「総務部総務課山口六平太」に昭和29年公開の映画「ゴジラ」について、劇中で志村喬演じる古生物学者が「二百万年前のジュラ紀」と語ったことについて「科学的実証は今の映画の方が進んでますね」「二百万年前なら人類だってもういただろうがよ」「50年も前の映画だからおおらかだったんでしょう」などと評する場面が出てきてました。

これはたしか香山滋の書いた原作小説でも同じ表現になっていて、その当時考えられていた人類出現が二百万年前だったことから、ゴジラの脅威というのはじつは人類の脅威そのものである、といいたかったのだとか。

まあそれでジュラ紀を二百万年前にしてしまえた時代なんだからおおらかといえばおおらかだったのかも。


今日放送のNHK「難問解決・ご近所の底力」に、すでに廃校になった「地上十数メートルに嵩上げされた東京都内の小学校」が登場。

ああ、あの千代田区公会堂からもう9ヶ月もたつのか……。今年はどの本が選ばれるのだろう。
(※文章の前半と後半には一般に通用する関連はありません)

05/03/14

JR 米子駅が境港行きの境線の乗り場0番線を「霊番線」と改称し、霊番線ホームの愛称を「ねずみ男駅」にするそうです。

ねずみ男駅に霊番のりば JR米子駅

ついでに境港駅の到着ホームの愛称を「霊界」にでもすれば完璧だったかも。

「まもなく霊番線から霊時霊分発『霊界』逝き発車いたします。まだ息のありますかたは乗り違えますとたいへん危険ですので『あの世行き』切符お持ちのかただけご成仏願います」とかなんとか。

そういえば原作に「あの世」行き切符の話があったな……ま、覚えてる人もそうはいないだろうし。


2ちゃんねるの某スレッドでこんなのを見かけました。

991 文責・名無しさん sage New!
埋め、それは埋め、うーめー


あしたふたりは血みどろで……

05/03/20

前売り券に埋め込まれた IC チップ愛知万博には別段行く気はなかったのですが、母校の教授から今年の年賀状で、うちの卒研室もロボットを展示することになったんで見に来いよ、との知らせがあり、あれやこれやで間際になってやっと前売り券を購入。そうとわかってれば一次前売りの時に買っておいたものを。

で、行きつけのラーメン屋のバイトの女子大生に見せたところ、「これってチップが埋め込まれてるんでしたっけ。この真ん中のふくらんでるのがそうかな(右参照)。ちょっと折り曲げてみません?」「ふつう、折り曲げちゃいけない、とか注意書きがあるもんだけど、さっき読んだら書いてなかったな……あ、ほら、右上にちゃんと『折曲厳禁』と」「ほんとだ。さっきは気づかなかったのに」「それに、チップが埋め込まれてると一番上に書いてある」「うーん、わからないもんですねえ」

『星の王子様』に出てきたキツネの「かんじんなことは目には見えないんだよ」という言葉は真実だと思ったひとときでした(違)。


チップ埋め込み部EF-S60mm F2.8 マクロ USMを購入。広角、標準、望遠はすでに持っているので(ズームだけど)、これでひととおり欲しいレンズはそろいました。

で、解像感を確かめるために万博入場券を撮影。IC チップが埋め込まれてる部分のふくらみもきちんと写っているようで一安心。

ただカメラのフォーカスモードがサーボ有効になっていると、フルタイムマニュアルフォーカスにもかかわらずフォーカスリングを回すたびに勝手にオートフォーカスが働くのはどうなんだろう。

05/03/26

吾妻ひでお『失踪日記』(イーストプレス)をようやく入手。

カバー裏がおもしろい。


中日新聞投書欄の若い人の意見コーナーに、修学旅行で東京に行ったら自分の地元の岐阜とは違って人が多い、羽田と成田の二つの空港があるから人がたくさん入ってくるのだろう、セントレア開港で人が増えたり産業が発達することを期待したい、みたいなのが掲載されておりました。

書いた人が笑いものにされそうな意見を載せるのは控えた方がいいのでは。それとも投書を選んだ人も、近くに空港があるから東京は人が多いのだ、と考えてるのだろうか。

05/03/27

ヌートリアの親子3週間ぶりに工場裏の堤を散歩。ヌートリアは順調に繁殖しているようです(いいのか?)

子供とはいえ泳いでいるところを初めてじっくりと見たけど、やっぱりネズミというよりはビーバーに近い動物のようです。


ツェッペリンNTそのあとも散歩を続けていたのですが、なにやら気配を感じてふと空を見上げると、飛べるくせに飛ばないと主張するものが飛んでおりました。愛知万博の PR のために来日したツェッペリン NT 号のようです。

悠々と空を行く姿はやはりいいもんですね。あれだけでかい図体で14人乗りというのもまたゆとりを感じさせてくれます。

どうせならツェッペリンの後継でなくてヒンデンブルグ以下略。


朝日新聞のコラム「風向計」の今日の分竹島と独島 これを「友情島」に…の夢想から元記事がリング切れになると困るのでちょっと長いけど引用。

(略)
 例えば竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっそのこと島を譲ってしまったら、と夢想する。

 見返りに韓国はこの英断をたたえ、島を「友情島」と呼ぶ。周辺の漁業権を将来にわたって日本に認めることを約束、ほかの領土問題は日本を全面的に支持する。FTA交渉も一気にまとめ、日韓連携に弾みをつける――。

 島を放棄と言えば「国賊」批判が目に浮かぶが、いくら威勢がよくても戦争できるわけでなく、島を取り返せる見込みはない。もともと漁業のほかに価値が乏しい無人島だ。元住民が返還を悲願とする北方四島や、戦略価値が高い尖閣諸島とは違う。

 やがて「併合100年」の節目がくる。ここで仰天の度量を見せ、損して得をとる策はないものか。いやいや、そんな芸当のできる国でなし、だからこれは夢想に過ぎないのである。


いろいろつっこみどころはありますが、とりあえず領土問題でごて得を許せとはどういうことでしょうか? 自社の飛行機が韓国空軍から警告を受けてびびった?

あと、「そんな芸当のできる国でなし」ってのはどちらの国のことだろう。

しかし、みごとなまでに「本当のことは書かなくてもしょうがないけど嘘だけは書かないでほしい」という要望に添った内容ですね。

05/03/30

鵜の目「鵜の目鷹の目」ってのは「何かを探そうと鋭い目で辺りを見回すこと」(Microsoft Bookshelf より)ですが、鷹の目はともかく鵜の目がどんなものかご存じの人はそう多くはないのでは。じつのところ右の写真を撮るまでは私もよく知らなかったんですけどね。

ただでさえ黒いからだに青緑ではそれこそ鵜の目鷹の目で探さないと見つからないような。昔の人は目がよかったんですねえ。

飛行中の海鵜(だと思う)ちなみに若干ぶれているのは飛翔中の写真からトリミングしたため。鷺よりも警戒心が強いのでなかなか近寄れないのです。


飛翔中の鳧にしても、たとえばこのケリの写真、実際に写した元画像の二十五分の一の面積を切り取った上でさらに四分の一に縮小したもの(画質も落としてます)。それでもそこそこ見れる画像なのも元画像が約800万画素だからでしょう。

カメラの中の八百万やおよろずの画素さまに感謝。(まあこの程度の写真で喜んでいるようでは、画素は幾万あるとても すべて烏合の……)


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庵主:matsumu@mars.dti.ne.jp