2004.8 旅の様子を車載PCから随時UPLOAD!

  >>北上編
 >>道内編
 >>南下編


8.8(4日目) 函館〜長万部〜豊浦〜室蘭〜苫小牧〜新冠〜静内
ODO:4177km→4571km(394km) 給油:@苫小牧27.0l/243.9km=9.0km/l

今日からいよいよ道内編です。

ゆうべは日付の変わる頃に函館に上陸した後、次の日のために頑張っていくらか先に進むことにしました。フェリーターミナルから国道5号線方面へ。なんかやたらとパトカーがうようよしてるし、下船したてと思われるバイクが一台捕まってるのも目撃したので、ほとんど車が走ってない広い道をゆっくり安全運転。市街を出る前にまずは給油と思ったのですが、ターミナル付近のスタンドは既に閉店。24時間船が行き来している割には開いてないんですねえ。5号線に出てからも、なかなか見つけられず、函館郊外の七飯まできてようやく小さなスタンドを見つけることが出来ました。満タンで船に乗るのも好ましくないかと思って敢えて青森では入れずに軽いタンクのまま来たのですが、素直に入れとけば良かったです(^^;ちょっと冷や冷やしました。

 
 夕べ泊まったのはこんな所(道の駅豊浦)

 
 道央道のSAから望む有珠山
 右側の尖ったのが昭和新山  >>写真を拡大

 
 苫小牧フェリー埠頭付近。なんと片道4車線

 
 国道235号を海岸沿いに南下

 
 左手には日高の農場地帯が広がります
 ちょっと脇道にそれるとこんな風景 >>写真を拡大

 
 新冠まで来ると周りは完全に牧場 >>写真を拡大
 

新冠からさらに南下してほどなく、3時には今日の目的地である静内市内へ到着。キャンプ場へ行く前に「ウィンズ静内」や「競馬のふるさと日高案内所」にも立ち寄ってみました。
(ちなみに日高案内所は小さな資料部屋があって、ビデオやら書籍やらが多少並んでるのだけど、競馬四季報とか競走馬名鑑とかはともかく「じゃじゃ馬グルーミングUP」とかコミックまでありました。さすがにマキバオーは置いてなかったけど(笑))。

案内所の向かいにある小さなお土産屋さんも覗いてみます。携帯ストラップとか大小のぬいぐるみとか、いろんな競走馬を模したグッズが置いてありましたが(かなりの馬の種類でした)みな現役の馬ばかりで、今ではすっかり馬券を買わなくなった自分にはよく分かりません(^^; メジロマックイーンとか、トーカイテイオーとか、ナリタブライアンとか、サイレンススズカとか、そーいうのは無いのね・・・(泣)

時代の流れを感じつつ(笑)、気を取り直してキャンプ場へ向かいます。そうです、やっぱり北海道に来たからにはキャンプでしょう!暗くなるとやっかいなので早めに行って設営です。ここのキャンプ場は静内の駅から車で5分ほどの静内温泉というそこそこ立派な公共温泉に隣接したところにあります。やっぱりお風呂を選びながら宿営できるのが北海道の旅ならではですよね。行ったこと無い人に話すと結構驚かれますが、北海道はたいがい一つの町にコンビニと温泉とキャンプ場が一つ以上はありますので、生活面では結構不自由なく快適に旅することができるんですよ。浴場があれば冷えたビールも確実に手に入るのが自分的にはさらにポイント高いかな(笑)

ここは昔も来たんですが(今回の旅はなるべく勝手の分かったところを優先しました)、10年前と全然雰囲気が変わってなかったですねー。こぢんまりした所ですが、静かで落ち着いたキャンプ場です。まず先にスペースを確保して、テントを貼ってから街へ買い出し。静内市街のスーパーで食材調達完了。

これから温泉入って、自炊して、早めの就寝の予定です。あいにくキャンプ場では携帯が通じないので、とりあえず車で通じる所まで出て行って今日のここまでをUPしてます。あとはのんびり過ごすことに。(風呂上がりのビールも飲みたいしね!)
 
 
 


今日の宿営地(静内温泉) >>写真を拡大


久々のテント。食料も調達したし、隣は温泉だし、
のんびりくつろぐことにします。。。

さらに5号線を2時過ぎまで走って森町の道の駅にいったん停車。最初はここで車中泊するつもりでいたのですが、トイレに紙はないし、今ひとつ静かに寝られそうな感じもしなかったので、もう一度走り出すことに。

夜の5号線は交通量がほとんどなくてどんどん進みます。巡航速度とかオービスポイントとかがよく分からないので深夜便トラックなどのめぼしいターゲットを見つけながら(笑)

それなりに時間も経過してましたが、10年ぶりに北海道の道を走る興奮もあってか、あまり眠くなることもなく、とうとう長万部まで来てしまいました。いい加減どこか車を止めて寝る場所はないかなあ、と探してみます。しかし夜中で真っ暗なこともあって適当な場所を見つけられません。もう3時をとっくに回っているし、このままうろうろしてる時間ももったいないし・・・えーーい!めんどくさい!暫く先に道の駅があるはずだからそこまで進んでしまえ!

ということで海沿いに国道37号線に入り、ペースを一段上げてまた進み出します。そしてしばらく後、豊浦の道の駅に到着。既に空が明るくなりかけてましたが・・。でもそこで4時間くらい一気に寝たかな。辺り一面ずっと真っ暗だったので、ここまでの写真はありません(^^;

で、9時過ぎに起きて出発。まわりに車中泊のミニバンやキャンピングカーが何台か止まってたはずだけど、みんなとっくに居なくなってましたね(笑)こんな時間にトイレで歯磨きしていると行き交う人の目がちょっと冷たかったりもするし(^^;

まあ、あまりそーいうことは気にせずマイペースで再び国道37号を室蘭方面へ。

ゆうべは暗くて分かりませんでしたが、当然ながら周りは北海道の景色です!日中の道路も信号が少なくて、良いペースで走れます。それでも室蘭あたりは多少流れが悪かったので、時間短縮のため室蘭−苫小牧間は道央道を使いました。高速を降りてから苫小牧で給油。まだだいぶ残ってたけど、昨日のこともあるし道内では早め早めをこころがけないと不安なので。(でも基本的に明るいうちなら給油の心配はいらないみたいですね。よっぽど林道とか行かない限りは)

満タン、さらにドライバーにも軽く補給したところで、国道235号を浦河方面へ海岸線を南下。右手に海、左手に農場や牧場と、これまた北海道らしい風景が続きます。

海岸の風景は運転席から窓越しに撮影。「逆流し撮り(?)」になるので意外と綺麗に撮るのが難しかったのですが、どんなもんでしょう。

農場の写真は、車の流れが速くて国道からは撮りづらかったので、適当なところで横道に入ってみたらこんな風景が広がっていました。いやあ、いかにもそれっぽい構図です(^^)

門別を過ぎて新冠に至ったあたりで、道道209号との角にあるパーキングエリアに一旦停車。まわりの牧場にいる馬などを眺めつつしばし休憩です。この辺は「サラブレッド銀座」と言うそうで、道道の両脇には競走馬を育成する牧場がずらっと並んでいます。馬も沢山。もうちょっと気温が低ければ時間をかけてあたりを散歩しても良かったのですが、本州とほとんど変わらない猛暑が続いていたためそんなに長居はしませんでした。(それでも30分は写真を撮ったり、ぼけ〜っとしてたかな)
 
 
 
 

 
 馬とSW(新冠にて)

 
 近づいても動じません  >>写真を拡大

 
 でもよく見たら睨んでるかも・・(^^;  >>写真を拡大

 
 こっちは親子  >>写真を拡大

 
 で、その子馬がここで競りに落とされ・・
 (静内の競走馬市場)

 
 デビューしたらここで馬券が売られると(WINS静内)

 



8.9(5日目) 静内〜日高〜帯広〜池田〜十勝清水〜金山湖
ODO:4571km→4975km  給油:@静内20.0l/138.0km=6.9km/l,@新得23.0l/343.1km=14.9km/l
 
 夕べの晩ご飯

 
 ビニール袋を強奪するキタキツネ >>写真を拡大

夕べの食事は久々の飯盒炊飯と、静内のスーパーで買った下ごしらえ済みの豚肉の炒めもの。普段とあまり変わり映えしないメニューですがやはり外で食べると美味しいですねえ。あと改めて気がついたというか、思い出したんですが、北海道って日が暮れるとぱたりとハエとかアブとかいった虫がいなくなるんですよね。だから快適なキャンプが出来るわけで(もちろん夜鳴く虫は居るし、寝てると何かしらに喰われたりもしますが)。

で、気分良く食事を済ませ、テントの中でビールを飲みつつうだうだしていると、なんだか外に獣の気配が!気がつくとテントの前に置いといたゴミ袋が消えています。しばらく周りを見まわしていると、何やら暗闇で動くものがいます!暫くじっと目を凝らして追って・・・その正体を突き止めました。キタキツネでした。逃げ回っているようでいて、その割にはけっこう人に馴れている様子で、ライトを当てても逃げません。昔来たときはこの近辺では全く見かけなかったけど、やっぱり居るんですね。

慌ててデジカメを取り出して撮影を試みます。隣のテントの人も出てきて、キャンプ場の一角はちょっとした騒動(?)に(笑)。さすがにこっちから近寄ると逃げていくのですが、エサ目当てのキツネとあって、何かものを投げてやると食べ物かどうか確かめに寄ってくる習性をすぐに発見。で、手元にあったビニール袋をそれっぽく放り投げ、おびきよせた所をアップで撮ったのが左の写真です(ちなみに袋の中身は空っぽです(笑))。

いやあキャンプ初日からいろいろ楽しませてくれます。キツネ騒動も落ち着いた後は、その日は10時過ぎに就寝でした。

で、翌朝はなんと6時起きです!しかも目覚まし無しで。普段は絶対こんな早く目が覚めることはないんですが。まあ、テントの中って日が昇ると暑くて寝てられないってのがホントの所なんですけどね(でも夜は涼しく寝れましたよ)。起きて外に出てみると、今度はテントの前に置いてあった水2リットルペット入りのビニール袋が2mほど移動してました。夜中またあさりに来たのね・・・重くて途中で諦めたらしいけど、っていうか水なんか持って帰ってどうするつもりだったんだろう???(^^;

のんびり身支度しながら、隣に設営してたライダーの兄ちゃん達と雑談などしつつ撤収。聞くところでは彼らは昼には釧路に着くつもりだそうな、、、さすが、バイクは射程範囲が違うなー。こちらはそこまで大移動しませんが、今日は早起きなのでたっぷり時間を使えそうです。出発前にまず給油。燃費がめちゃくちゃですが、まあ誤差と言うことで。

今日の天候は曇り。昨日に引き続いて国道235号を浦河方面へ南下します。浦河市街を越えて日高幌別駅のすぐ先にある「馬事資料館」に立ち寄ってみようと行ってみると・・・・月曜日は休館日とのことで閉まってました、、、残念。

幌別からは海岸線と分かれて国道236号線に入り、日高山脈へ。その途中でJRAの看板を見つけたので試しに行ってみると、「日高育成牧場」というのがありました。観光化はされていませんがいちおう展望台らしきものがあって、そこからは広大な敷地に周回コースをはじめとした調教施設が並んでいる様子を見下ろすことができます。遠目に見下ろすだけではつまらないので、周回路の近くまで(もちろん車で)行ってみると、ちょうど朝の訓練が終わった馬たちが厩舎に引き上げてくるところでした。うーむ、もうちょっと早く来れば走ってるところが見られたのに。

 
 JRA日高育成牧場展望台より >>写真を拡大
 
 近くからみるとこんな感じ
 
 国道236号を日高山脈へ

 
 こんな山間の風景や

などと寄り道しながら、日高山脈を越えます。濃い緑の森を背景に、道路両脇に黄色い花が咲いていたり、白樺林だったり、気分の良いドライブでした。ちょっと天気がいまひとつで、峠を越える前後では雨にも降られましたが。

山間部を越え、豊似、大樹と経由して帯広方面へ。ちょうどお昼どきだったので大樹の道の駅の向かいにある「龍月」という定食屋(ツーリングマップルに載ってた)で豚丼を食べてみました。なかなか美味しかったです。ホントは牛トロ丼というものが名物(?)らしいのですが、地元の人が次々とやってくる割には誰も頼んでいなかったのでつい日和ってしまいました(^^;(ツーリングマップルは色々情報が載ってる反面、当たり外れも激しいことも知っているので・・)
 
 
 
 

 
 白樺林なんかも

お腹も満たし、再び帯広市街方面へ北上。

日高山脈のこっち側はさらに風景のスケールがでかくなります。更別を過ぎるあたりまで来ると、辺り一面農場です。すこし国道から外れて、広域農道などをうろうろしながら景色を楽しんでみました。道東の「地平線が見える丘」のあたりには若干及びませんが、それでも北海道の広大さを十分に味わえます。見渡す限りまっすぐに続く道、そして自分以外他の車は1台も見えないなんて、普段は絶対にありえない景色です。

地図を頼りに国道に戻り、帯広駅前を突破して今日の目的地池田町目指して東に折れます。国道38号が混んでいたので川向こうの道道73号線を利用。どうも北海道は主要な国道になるほど流れが悪いのが玉に瑕です。本州と違って交通量に応じて車線を増やさないのが原因なんでしょうが。
 
 
 
 

 
 広大な農場地帯  >>写真を拡大

 
 ちょっと敷地を拝借して  >>写真を拡大


 
 見渡す限り、前も・・  >>写真を拡大

 
 ・・後ろも、ずーっとまっすぐな道
  >>写真を拡大

 
 牛もいました  >>写真を拡大  

池田町名物「ワイン城」に軽く立ち寄ったあと、近くのキャンプ場に向かいます。しかし、今日の設営はここでするつもりで行ってはみたものの、なんか蒸し暑さを感じたのと、どことなくさびれた感じがしたので、しばし迷ったあげく思い切って移動することにしました。この時点で時間は4時過ぎ。まだ日が暮れるにはなんとか間があります。行き先は、はるか狩勝峠を越えて富良野の手前の金山湖に決めました。距離がだいぶ離れてますがなんとかなるのが北海道、1100円を投資して道東道も駆使、さらに国道38号線狩勝峠をハイスピードで駆け上がって1時間半ほどで到着。(探せばもっと近くにもあったでしょうが、探してる暇も惜しかったので)

金山湖のキャンプ場は道内でも有数の整備が行き届いたキャンプ場です。広いし綺麗だし、隣接した保養所にはもちろんお風呂もあります。そしてなんといっても標高が高いので涼しい!(夜中は寒いくらいかも) 日が暮れかけていたのでさっそく設営。風呂に入るころには完全に暗くなり、夕食はヘッドライト(車のじゃなくて頭に付けるキャンプ用のやつね)を頼りに焼き肉です。ほんとはジンギスカンがよかったのだけど、どこのコンビニもスーパーもなぜか「お徳用2袋セット500g」とかしか売ってなくて、やむなく牛カルビ。まあ、暗い中だと焼けてるのか焼けてないのか良く分かんないので牛で結果オーライです(笑)

明日は富良野を抜けて札幌方面へ向かいます。

 

 
 池田ワイン城とSW
 
 金山湖のキャンプ場


8.10(6日目) 金山湖〜中富良野〜十勝岳〜美瑛〜旭川〜北竜〜札幌〜小樽〜倶知安 
ODO:4975km→5460km 給油:@小樽42.3l/419.1km=9.9km/l

早朝、にわか雨が激しく降ってきたけど、上がった後は爽やかな天気。涼しくて、すごく寝やすくて申し分なし・・と言いたいところだけど、隣に大きなテントを張っていた家族連れ集団のお母さん同士が夜中の1時まで外でくっちゃべっていて、少々寝不足気味です。キャンプ場って人の声が凄く響くし10時過ぎにはもう周りが寝静まってるんだから、ちっとは空気読め!まったく、子連れなら早く寝るだろうと思ってわざわざ学生集団から離れた所を探して陣取ったのに作戦が外れてしまいました、、、

 
 上富良野の道
今日の出発は8時。すっかり朝型になってきました。金山湖から再び国道38号線に出て、富良野方面へ。富良野市街はパスして道道298号線を通り、上富良野から十勝岳方面へ登ってみました。上の方はワインディングを楽しむというよりは慎重に進んでいくのがせいぜいの道でしたが、みるみる標高が上がって行き、景色もあっという間に高山のそれになります。途中に展望スポット兼登山道入り口があったので一時停車、車を降りてほんのちょっと歩いてみました。雨天時のキャンプ場を想定して持ってきていたトレッキングシューズがここで活躍。かなりガレた所でしたがお構いなしにザクザク踏みつけて歩いていけます(笑)といってもそんなに深入りする時間もないし、何より雨がぱらついてきたので、適当に写真を撮ってすぐさま退散しましたが、、(^^;
 
 十勝岳を登っていきます

 
 熊でも出そうな雰囲気・・・

 
 十勝岳展望台  >>写真を拡大 

 
 山の向こうにでっかい農場が >>写真を拡大

この辺は露天風呂なんかもあるのですが、温泉地帯は素通りしてそのまま道なりに下山。道道966号線は文字通り牧歌的風景の中を抜ける道です。滑空場の近くで見た美瑛川は、澄んでいるを通り越して川面が青く光ってました。もちろん川底の石まではっきり見えます。そして線路と国道を越えて美瑛の丘陵地帯へ。美瑛町と言えば、あれですよね。北海道を代表する風景の丘陵地帯。○○の丘とか○○の木とかいろいろ観光スポットが作られていて、案内看板に従ってしばし一帯をうろうろしてました。でも、看板通りに観光ルートを辿るだけじゃなんかつまらないんですよね。で、一つ考えました。確かにいわゆる眺望スポットからの眺めは悪くない、でも丘の向こうに見える山から反対に見たらどんな感じかなと。
 
 美瑛川、川面が青いです。 >>写真を拡大
 
 で、これが美瑛の丘  >>写真を拡大 
地図と勘を頼りに今まで眺めていたその先(丘陵地帯の西)を目指します。丘を下って谷沿いの国道452号に出ると、そのさらに向こう側の脇道にちょっとした急な登坂路があるのを見つけました。試しに登ってみると・・・、まるまる期待通りとは行きませんでしたが、まずまずの眺めがありました。なにより観光客で渋滞気味の指定スポットとは違ってこちらは行き交う車も人もありません。ということで、ちょっとダートに入り込んでじっくりアングルを決めて記念撮影なども。。。
 
 丘の反対側からの眺め >>写真を拡大
 
 こんな風にたたずんでみたり  >>写真を拡大 
 
 旭川から深川方面へ。
 この辺の風景もなかなか  

 
 ひまわりの里  >>写真を拡大

 
 残念ながらちょっとしおれてます(^^;
 >>写真を拡大

 
 一気に小樽へ。裕次郎記念館

 
 手前が護衛艦「はまゆき」
 奥がイージス艦「みょうこう」 >>写真を拡大

 
 
 小樽運河。おじさんは人力車の人です、
 たぶん。

思ったより長居をしてしまいました・・・

しかしまだまだ午前中、国道452号から237号に出て北上。お昼を過ぎる頃に旭川を抜け、国道12号線を東に折れます。深川のあたりから道道にそれて、今度は北竜町にある「ひまわりの里」を目指しました。

写真の通り丘一面ひまわり畑なのですが、残念ながらちょっと来る時期が遅かったみたいで、半分は花が下向いていました。8月初旬くらいが見頃みたいですね。ちなみにここは園内用に無料貸し出しの自転車が置いてあって、それに乗って広い園内をまわることができます。ただし、道が未舗装なのと意外と坂が急なので乗ったまま丘を下るのはちょっと恐いですが(笑)

さて、軽〜くダートトライヤルを体験した後は、深川から高速を使って札幌を突破、一気に小樽まで達しました。BBSでHikさんからもらった情報を元に市街地回避のルートを取ったわけですが、高速でも結構時間がかかりましたねえ、、、国道使っていたら日が暮れてる所でした(^^;

小樽ではいちおう裕次郎記念館に行ってみました。といっても特段興味があるわけでは無かったので、駐車場で一休みしがてら建物の外をちらっとみただけですが。で、これからどーしようかなと思ってふと海の方を振り返ると、港に海上自衛隊のイージス艦らしき船が泊まっているじゃないですか!近年テレビのニュースでは良く映像を目にしますが、実物を見るのは初めてです。さっそく近づいて見ました。実はこの日、一般公開してたそうなのですが、ちょうど終了時間(4時)になってしまって、もう船の中には乗せて貰えませんでした・・・。それでも突堤の柵の中には入れて貰えて、写真も撮ることができました。

話はちょっとそれますが、北海道って、農道を走ってると軍用オフロードバイクで走ってる陸自の隊列とすれ違ったり、港に艦船はもちろん時には戦車が止まっていたり(昔釧路港で見ました)、例の空を指さした勧誘の看板があちこちにあったり、そこかしこの演習場から砲弾の音が当たり前に聞こえてきたり、自衛隊が随分身近にあるんですよねえ。不謹慎な言い方かもしれませんがミリタリーマニアには天国なのかもしれませんね(^^;(うちの実家あたりでも毎晩米軍機が飛んでますけど、所詮あれは余所の軍隊なので親近感は沸かないですね)

小樽の運河とやらも車で通りかかりでちらっと見るだけにして、寿司も食わずに先に進みます。貧乏旅行なので寿司なんてもってのほかです(笑)

小樽から海岸沿いに東へ進みます。国道5号線を道なりに余市から山を登るように南へ下ってニセコ方面へ。ニセコ高原の麓、倶知安の外れにある公園が今日の宿営地です。日が暮れると同時くらいに設営完了。今日はコンビニで一人サイズのラム肉パックを見つけたので、それが夕食です。

明日はいよいよ道内最終日。函館を目指します。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 前から見るといかにもイージス艦
 >>写真を拡大
 

 
 小樽海岸を東へ  >>写真を拡大

 
 羊蹄山が見えてきました。
 今日はこの麓でキャンプです。



8.11(7日目) 倶知安〜黒松内〜弁慶岬〜長万部〜函館〜青森〜大館 
ODO:5460km→6826km 給油:@長万部26.0l/251.1km=9.7km/l

夜中ちょっとだけ湿気を感じたもののよく寝れました。朝6時に目が覚めたけど7時半まで二度寝、出発は8時半です。近くのコンビニで朝飯を調達し、いざ本格的に移動開始という前に、いちおうデジカメを起動してみました。すると、メモリーカード認識エラーが!何度やっても直りません、、、これは困った・・・というか起動テストしといてよかった(^^;

電気屋を探します。倶知安の人たちだってデジカメを買うでしょうからきっとどこかにあるはず!とりあえず駅の方へ行ってみます。しかし見つけた1軒目のいわゆる街の電気屋さんっぽい店は朝10時開店、まだ9時前です。さらに駅前をうろうろしていると・・・、、なんとベスト電器発見!9時開店でちょうど店が開いたところ。ここまで都合良い店が見つかるとは正直びっくりでしたが、大手量販店なら絶対何でも揃うはず。ということでスマートメモリーを新たに買ってデジカメに装着。起動OKになりました。容量も倍になって安心です。

 
 ニセコアンヌプリとSW  >>写真を拡大  
(レンズの汚れにやっと気付きました(^^;・・・不覚)

 
 海沿いのまち、寿都の三連風車 >>写真を拡大

 
 弁慶岬。なぜに弁慶の銅像? >>写真を拡大

 
 岬のさきっぽ  >>写真を拡大

 
 遠くに見えるのは積丹半島かな?
 

さて、お腹も気持ちも満たしたところで再び走り出します。向かうは函館。今日の6時のフェリーです。国道5号線は流れがあまり速くないのでのんびりしたドライブになりました。途中何台もパトカーとすれ違ったので、まあ無理に先を急ぐこともないでしょう(といってもフェリーの時間があるのでそれなりのペースで進んでくれないと困るんですが)。長万部から2時間近くかかって函館新道の入口までたどり着いたのが3時、ほどなく函館市内突入。乗船まではまだちょっと時間があるため、函館山にも一応登ってみることにしました。

定番の風景を眺め、あまり長居も出来ないので速攻下山して(ちなみに頂上から麓まで控えめに走っても5分とかかりませんでした。眺めが良い割には小さな山なんですね)、フェリー乗り場に到着したのが乗船1時間前、ちょうどいい頃合いです。これでいよいよ北海道とはお別れ。飛行機でなら1時間半で飛んで来れますが、自分の車で走る機会が今後果たしてもう一度あるだろうか・・・。などと思う一方、そろそろ自分のベッドで寝たい欲求も少しずつ沸いてきたのも正直なところです(^^;

複雑な思いを乗せて船は再び4時間ほどかけて海峡を渡ります。そして夜もすっかり更けてきた青森に到着。さらにそこから一気に高速で秋田県境まで飛ばし、国道7号線で大館市までやってきたところで今日の終着地です。到着したのは日付が変わる直前。本州帰還を果たした今夜は再び安ホテルのベッドです。今、函館山の売店で買ってきた北海道限定「サッポロクラシック」を飲みながらこれを書いてます。ちょっと余韻・・・。

北海道の周遊は終わってしまいましたが、旅自体はまだ続きます。明日からは日本海に沿って南下、東北南下編のスタートです!
 
 
 

 
 函館山からの眺め  >>写真を拡大

 
 反対側はこんな眺め。
 遠くに見えるのは下北半島かな?>>写真を拡大

 
 
 フェリー埠頭に到着。
 この船に乗ったら北海道とはお別れです・・・
 

実は昨日、本当はニセコの山の上の方で設営しようとして、五色温泉とか湯本温泉とかニセコの山沿いに道道58号、66号と一周りしてきたのですが(日も暮れかけていたのでワインディングを高速巡航でした(^^;でもすごく気持ちの良い道でしたよ!)、これという場所が見つからなくて麓に戻ってきたのでした。麓でも夜十分寒かったし(長袖シャツ+トレーナー着るくらい)、ベスト電器のお世話にもなる羽目になったし、結果オーライ過ぎます、、、

さて、気を取り直して出発。右手にニセコアンヌプリ、左手に羊蹄山と道内有数の山景を両側に眺めながら、最初は道道343号線を進みます。この道はほんとにおすすめのドライブルートです。羊蹄山の写真も撮ろうかと思ったのですが、あいにく頂上に雲がかかっていてダメでした。しかも逆光だし。
(あと、レンズが汚れていることにここで初めて気が付きました(^^;ここまでの写真ってよく見ると中央が一部白くぼけてるんですよね、、、毎日更新するのに画像処理してましたが、ノートPCの薄汚れたモニターでは気が付かなかった・・・不覚)

ニセコの先、昆布から国道5号線を使って長万部方面へ向かいます。途中、黒松内の道の駅で小休止。予定以上にペース良く進んでこれたので日本海に寄り道してみることにしました。道道9号で北上、20分ほどで海岸に着きます。しばし日本海沿いにドライブ、弁慶岬から眺めた海は綺麗でしたがちょっと風が強かったです。

再び黒松内を経由して長万部市街に着いたのがちょうどお昼。さっき岬でさんざん潮風にあたったし、せっかくの温泉地ですから、ここでひと風呂浴びることにしました。

まず目に付いたのが長万部温泉ホテルの看板。裏路地のような温泉街にたどり着くと、ホテルとは名ばかりのひなびた銭湯というか民宿のような建家がありました。370円払って入ります。昔ながらの番台、値段も風情もまさに銭湯です。でもちょっと古すぎるかなあ・・・。軽く汗と潮気を流しただけですぐに出てきてしまいました。

ま、それなりにさっぱりしたから良いかな、と車に乗り込もうとしたその時、道の向かいの旅館に「露天」の看板を発見!日帰り入浴もOKみたい。というわけで、ここは迷わずはしごです(笑)

こっちは500円しましたが、綺麗なお風呂でした。普通に来るなら断然こっちがお奨めかな。そして奥には小さいながらも確かに露天風呂が。露天の景色といっても囲いと庭木で四角く切り取られた空が見えるだけでしたが、天気の良い昼間だったのでそれなりの雰囲気に浸れました。ちなみに長万部温泉、しょっぱかったです(笑)

さっぱり+すっきりしたところで駅前にある駅弁直売所で名物のかにめし弁当を購入。おいしく頂きました。そういやこの旅で名物らしい名物を食べるのはこれが初めてかも(^^;
 

 
 長万部のかにめし

 
 長万部付近の国道沿いで見た馬運車

 
 駒ヶ岳を見ながら5号線を函館へ

 
 函館新道からはペースアップ
 
 
 

 
 港のあたりをアップで

 
 市内には路面電車が走ってるんですね

 
 
 こんな感じで詰め込まれます
 そして出航。。。
 

 >>南下編に続く!