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完全版
2005.5 旅の様子を車載PCから随時UPLOAD! |
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2004年夏の東北・北海道遠征に続き、GWに1週間ほどかけて遠征を実行しました。行き先は四国。4県全部回ってきましたが、例によっていい加減な計画のまま出発、行き当たりばったりの道中に・・ なお表題にある通り、この旅の道中でも車にモバイル環境を持ち込んで、毎日の旅程をその日に更新するということをやりました。現在ここに掲載しているのは、その当時のものをベースに、幾分かの加筆と写真の追加、レイアウト修正などを行った「再構成版」であることをお断りしておきます 再追記:現在ではブログが普及していますが、当時はHP主流だったのでPCモバイルという手法しかありませんでした・・・時代が進むのは早い・・・
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4.17 準備状況 さて、次の遠征ターゲットは四国というのは愛知に引っ越すことが決まったときから考えていました。淡路島経由なら徳島県上陸まで300km強なので、まあ、そんなに気負わなくても行ける距離です。しかも4月上旬に行われたMTFオフの際の寄り道で明石海峡は下見済み。しかし四国そのものは全くの未経験で、どこに何があるのかも良く分からない状態・・・ |
で、とりあえずということで地図を買いました。例によってツーリングマップル。
これを元にルート計画を作成したのが下記。「計画」といってもあくまでベースというか、迷ったらそこを辿るという感じで寄り道したり抜け道探したりしながら行こうかと思います。移動ペースによるけど今度こそ高速は最小限に(^^; 何か良い情報がありましたら教えてください。 ちなみに、今回はテントを張ってのキャンプはせずに、車中泊中心の予定(笑) 自炊道具も置いていきます。 |
4/29 出発−徳島
岡崎〜(名四国道/70km)〜鈴鹿〜(国道1号経由名阪国道/75km)〜天理〜 〜(西名阪道\800)〜松原〜(大阪中央環状)〜宝塚〜(国道176号)〜三田〜 〜神戸北〜(山陽道経由明石大橋\6000)〜鳴門北 4/30 徳島
5/1 高知
5/2 愛媛
5/3 香川
5/5 帰路
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4.26 ルート変更! 四国のプジョ乗りのみなさんがオフ会を企画してくれているということで、それに合わせやすい様にルート変更することとしました。当初案に対して逆周りって感じですね。出発3日前に大幅変更してる様じゃ先が思いやられるなあ(笑) 4/29 出発−徳島
4/30 徳島
5/1 香川−愛媛
5/2 愛媛−高知
5/3 高知
5/4 岡山−神戸
5/5 帰路
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4.28 明日出発です いよいよ明日出発。軽く洗車もしたし(洗車して出かけるのは浜松トラブル以来・・って縁起悪い(^^;)、ガソリンも半分以上入ってるし(満タンにしないのかよっ)、ETCの前払いもしたし(高速使わないはずでは、、)、IT機器の準備もばっちりだし(携帯USBケーブルの接触が悪くて指で抑えてないと繋がらないけど)、準備OKです。 出発は明日起きたら。何時かは未定(笑)
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4.29 1日目 岡崎〜四日市〜鈴鹿〜松原〜池田〜宝塚〜三木〜洲本 22887km-23260km(373km) 給油:なし 昼までうだうだ寝てからようやく出発。初夏の陽気で暑いです(^^; でも倹約精神でエアコンはOFF(笑) まずは名四国道で三重方面に向かいます。大型連休ということで、混んでるかなと思ったけどまずまず順調な流れ。1時間ほどで四日市の手前まで来ました。国道から1本海側の県道6号に入り、コンビナートの煙突が立ち並ぶ臨海地帯を、■RoadTo用の撮影ポイントをさがしてウロウロ。ところで、石油コンビナートを見るたびに、ゲッターロボのエンディングアニメを思い出すのは自分だけでしょうか?
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出足はまずまず快調 |
四日市の工業地帯 |
中には入ってません(笑) 駐車場代1000円もするし、、
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と、それはともかく、そのまま白子まで県道を下り、右に折れて鈴鹿サーキットへ向かいます。農業地帯をなだからに登っていくことしばし、一帯の娯楽エリアに着きます。渋滞ってほどではないけど車は多かったですね。遊園地とか公園とか隣接してるので休日としてはこんなものなんでしょうか。駐車場の入り口で記念撮影。中には入らずに無理やりUターンして(笑)、そこいらの道をウロウロしてみます。鈴鹿サーキットからはなにかしらの車が走っているらしき音は聞こえますが、様子を窺い知れるような外からコースが見える場所はなかなか見つかりません。というか、見えてしまっては商売にならないのでそりゃそうなんですが。いちおうパチンコ屋さんの駐車場から、遠巻きに観客席が見える場所はありました。たぶんヘアピンかスプーンに当たるところではないかと。 三重県での■RoadToショットも無事確保したところで(笑)、先に進みます。
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国道1号に出て亀山から名阪国道へ。MTFの帰路では下道で生駒山地を越えましたが、今回は西名阪道も使用して亀山〜松原間を1時間半ほどで抜けました。でも夕方に真西に進むのはかなり日が眩しかったですね(^^;松原ICからは大阪中央環状線でぐるっと宝塚方面へ。インターを降りた信号待ちでサングラスを外してケースにしまっていると、なにやら視線を感じます。ふと右をみると路肩(というか立体の橋げた)の奥に隠れるように白バイ警官が立っていて、こちらに歩み寄ろうとしています。どうもメガネケースを開け閉めしているのが携帯電話をいじっている様に見えたみたいですね。グローボックスに放りこむ様子を見て、ちぇって感じで元の位置に戻って行きましたが(笑) |
名阪国道。ちょっと混んでたけど 制限速度的にはこんなもんか(^^; |
今回は西名阪も利用。 天理から松原まであっという間 |
中央環状線は順調な流れ。相変わらず大阪圏の運転とは呼吸が合わなくて気をつかいますが(^^;、日暮れには宝塚を通過、さらに行楽帰りで大渋滞の反対車線を尻目に、名塩の山も快調に越え、神戸の裏手から攻めるように明石大橋に近づきます。三木あたりの県道で軽いワインディングをいいペースで流せた時は、GWであることをすっかり忘れるほどでした(笑)
途中のコンビニで晩飯を調達して、布施畑ICから「神戸・淡路・鳴門道」へ。この辺は阪神高速のインターとかも入り組んでてちと分かり辛い。すぐに明石大橋、そして淡路島に。 四国上陸は明日にする予定なので、ここいらのSA・PAで寝られそうな場所を物色します。まず淡路ハイウェイオアシスの奥の駐車場、暗くて広くて寝やすそうだったけど、もちっと四国に近いところが良かったのでパス(笑)(まあ、最悪ここに戻るつもりで)。次に室津PAはうっかり通り過ぎてしまいました(^^; で、緑PAに。建屋から離れた小型車エリアもあってまずまずって感じだったので、ここに決定。 今日はこのまま車中泊です。
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大阪中央環状。 大阪市の外周を走るバイパス道路
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4.30 2日目 洲本〜鳴門〜徳島〜鳴門〜神山〜山川〜美馬〜琴平 23260km-23540km(280km) 給油@神山42.4l/562km=13.3km/l 6時前に目が覚めてしまいました。久々の車中泊は寝れたような寝れてないような・・。4時間以上は完全に寝入ってたと思うけどやっぱ満足感は少ないかなあ(^^; 本線がすぐ隣なので、交通量が少ないと言っても時折通るトラックの音が結構聞こえてきました。 |
ちなみに淡路島の一番南にある淡路南SAはごちゃごちゃしててとても寝られそうになかったです。このルート上で寝やすさの順番をつけるなら、
1.淡路ハイウェイオアシス
の順ですね。淡路南SAはランク外で。 満足感は少ないと言っても2度寝するほど眠くもないので、7時前には出発。ほどなく鳴門海峡を渡って四国(鳴門)に上陸です! さあ、ここからが旅本番という感じで、まずは鳴門公園に行ってみました。鳴門北ICで降りて、標識に従いさっき通った大鳴門橋に向かいます。観光船が出る小さな港を通り過ぎて、小高い山を登っていくと、頂上が駐車場になってました。入り口に410円と書いてあって、ちと高いなーと思ったけど、ここに置くしか仕方ないです。 駐車場の隣の大鳴門橋記念館はまだ開館前の時間。そこから数百m行くと、大きな橋げたと、橋げたから渦潮を見下ろせる(床がガラス張りらしい)観察館があるのですが、こちらも開館前(^^; まあどっちにしても潮の時間の関係上渦潮は見られないんですけどね。以前来たときに観光船に乗って見たことがあるのでこの辺は朝の散歩がてらって感じで。 ところで、この観光船、乗り場が2つあって、水上バス程度の大きさの小型観潮船を出している「うずしお汽船」と、大型観潮船と海中観測船を出している「鳴門観光汽船」とが別々の入り江(鳴門北ICから海に突き当たってそれぞれ右側と左側)にありますので間違えないようご注意を。タクシーに乗った場合はたいてい「大きい船と小さい船とどっちで見たい?」と聞かれますんで、乗りたい方へ連れてってもらって下さい。
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緑PA。エリアが小分けされてます
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その後、鳴門の内海沿いに鳴門スカイライン(といってもただの県道で通行も無料ですが)をぐるっと回ってから、午前中は徳島市街をウロウロ。駅前をちらっと覗いたり、吉野川を河口へたどってみたりと、文字通りあても無く適当にうろついてました(笑)。
徳島市街といえば徳島駅のすぐ背後にそびえる眉山が観光ポイントで、ロープウェイで展望台に登れます。今回は乗りませんでしたが、以前乗ったときに、市街地側を見下ろすのと、反対側とで景色が全然違うのがすごく印象的だったのを覚えています。一度は登ってみるのがお薦めです。 |
鳴門スカイライン。綺麗な道路です
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徳島市街
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再び鳴門へ。地元で有名らしいラーメン屋の前を通り過ぎて(食べないのかよっ)・・
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そんなこんなでひとしきり時間を潰した後、午後は再び鳴門に戻ってサッカー観戦でした。
サッカー場を出てきた時点で夕方の4時。今日は特にこれ以上は予定もなし。明日は四国のプジョ乗りの方々が香川でオフ会を企画してくれているので、どこか途中で温泉でも見つけてひと風呂入りつつ、集合場所へ行きやすい場所まで移動しておけば、あとは寝るだけです。 今まであんまりイメージ無かったんですが、四国も結構あちこち温泉がありますね。地図やネットで調べておいた候補から、雰囲気重視で、徳島市街から南西に一時間ほど山間に分け入った所にある「神山温泉」というのに行ってみました。途中の道(県道21号)が結構狭く険しかったですが、なかなか綺麗な施設でした。 日帰り利用で500円。風呂から上がって、駐車場で心地よい山の風に当たりながらしばし涼んで、こうして気分よく一日が終わるはずだったのに・・・ やはり出かけ前に洗車したのがまずかったのか、嫌な展開に、、
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試合後、吉野川を遡り |
さらに県道を山間に進むこと小一時間 (このあと片道1車線の狭路に・・) |
さて、トラブルは「後は飯食って寝るだけだあ」と、気分よく出発しようとした瞬間に発生しました。(うう、洗車したときから嫌な予感はしてたんだよなあ・・) まず、エンジンをかけようとしたら、OILチェッカーがmin(というかゲージゼロ)を示しました。あれ、いつのまにこんなに減ったんだろう?と思いつつも、プジョーのOILチェッカーはいい加減ということを聞いていたので、あまり気にせず走り出します。 すると、今度はピー、ピー、ピーというアラームの断続音が。え?もうガス欠?と思ってインパネを見ると、フュエルゲージではなくエンジンチェッカー(スピードメーター右上の黄色いエンジンの絵のランプ)が点滅してるじゃないですか。うげげ、これはちょっとまずいんじゃないか?しかもこんな山の中で、、、 |
神山温泉に到着 鉱泉でつるつる感がある温泉です |
状況から想定するに、オイルが減ってエンジンが熱ダレを起こしていると考えればつじつまが合います。であれば、このまま走りつづけているとエンジンが終わってしまうかも・・・。とりあえずいったん車をどこかに止めて様子をみようなんて考えてるうちに、またアラーム音がして、ついには点滅サインが完全に点燈(というか消えない)状態に。いよいよヤバイ!ということで、こりゃどこか場所を説明しやすい広い所に止めてアシスタンスを呼ばなきゃならんかなあと半ば諦め気分になりました。というか一度アシスタンスを使ってるので2度目は遠慮も躊躇もないですね(笑)
そう思いながらも、助けを求めるにしても山間部じゃ時間も相当かかるだろうし、後の旅程も気になります。とりあえず、OILゲージのことが気になったので、まずOIL補給を試みて自力回復を期待することにしてみました。 さあ、ガススタはどこだ?っていうか、こんな山の中にガススタはあるのか!?あっても田舎は休日休業とか早々に閉店なんてこともありうるし、、、かといって集落を出てしまったら山間部で立ち往生の危険もあるし(狭路で頓挫して道を塞ぐことになったら洒落にならん。だいいち、そんな所ではレッカーに積むことも不可能!いや、それ以前にそんな所じゃ携帯も通じない可能性が大)、なんとか近場で探すしかないのですが、もう日も暮れてかなり不安な状態・・・。どこまでが集落かもおぼつかない(一度狭路に入ってしまうとUターンもできない!)暗がりの中を恐る恐る進みます。 ・・・すると、ありました!まだあいてる! 初老の夫婦がやってるガススタ。外国車だからドレンボルトの判別にちょっと不安だということで、とりあえず上から注ぎ足しで1Lほど入れてもらいました。しかも粘度の違うものを(^^; まあ、この際仕方ないですけど。作業をしている間に地元(と言っても四国というだけで遥かに遠いですが)プジョーオーナー仲間のY氏にTELしてアドバイスを請うたり、もう心中はかなりバタバタです。 が、この応急措置が功を奏したか、そーっとキーを回してみるとエンジンチェッカーは見事に消えました!ガススタのおっちゃん(というかおじいちゃん)にこれから行く先の池田方面への道(途中で何かあったら困るのでできるだけ開けた道を)も確認して、多少不安が残りつつも再出発。 |
おっちゃんの指したルートは来た道ではなく国道193号線。しばらくは路肩も十分にある2車線道路でしたが、次の集落(国道438号との分岐)からいきなり細くなりました(^^; 途中、どっちが林道でどっちが本線だか分からない個所もあったりして・・・。そんな狭路と格闘することしばし(随分長く感じたけど、時計見たら30分強だった)、吉野川沿いの国道192号まで降りてきました。
エンジンに負荷をかけないように2000回転リミットで走ってたんですが、SWって峠を駆け上がろうとしてもパワー不足でいまいちつまらないのだけど、下りを低回転で流せば結構楽しいということを発見しました。道は険しかったけど猫足ってやつ?を堪能できたかも。 うーん、なんだかんだ言って楽しんでる自分(笑) そうそう、途中で野ウサギを見ましたよー。 なんにしろここまで来れば一安心。なにせ下り切った所の交差点に出た瞬間、視界は開けるし、街頭はついてるし、信号だし、まさにその角には夜間営業中のガススタがあるし、精神的に生き返りました(笑) ここまで来ればまたトラブったとしても何とかなるでしょう。 #この時はほんとにやれやれって感じたけど、今になって思えば193号は狭いと言っても全線舗装でガードレール付きで距離もそんなでも無いし、京柱峠や百井峠に比べたら遥かにマシというか、ちょうどいい感じの低速ワインディングだったような。もう一度、今度は万全の状態で走ってみたいかも。 美馬から北に折れて香川県に。明日のオフ会の集合は善通寺なので、ここいらまで来られれば十分です。で、地図で見つけた「国営讃岐まんのう公園」という広そうな公園ならきっと静かで広い駐車場があって、洗面所なんかも税金をふんだんに使った綺麗なのが完備されてるに違いない、と勝手に想像して行ってみたんですが・・・、これがなんと入り口に立派な料金所ゲートがあって入場有料、しかも夜間は閉園、警備員常駐で突破も不可、という類の公園でした(^^; 国営公園ってそーいう事なのね(実際高価なオートキャンプサイトがあるみたいですが)。 やむなくあきらめて、さらに先へ進み、結局琴平の近くの道の駅まで出ました。色々あった(というか、後は寝るだけ、って思ってからが色々ありすぎた(^^;)けどなんとか今日の工程はすべて終了。Y氏がBL松山に連絡をとってくれたので、明日オフ後にでも念のためチェックしてもらうことにしました。感謝。 ああ、それにしてもせっかく温泉に入ったのにやな汗かいちゃったなあ(^^; もー、ビール飲んで寝るっ!(笑) |
不安だからなるべく広い道をって教えてもらったはずなのにー! ツーリングマップルを見返したら「狭路マニアにしか薦めない」なんて書いてあるし(^^;
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>>周遊編に続く! |