０６．２．２１−２３　種子島旅行記
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 なんとなく、今年は南の島に行ってみたいなあとふと思い、種子島に行ってきました。本当はＨ−２Ａロケットの打ち上げを見たかったのですが、思い立った時には既に飛行機も宿も満員でそれは叶わず・・・。でも、せっかくなので平日に有給を取ってのんびりしてくることにしました。
 
地元からは直行便が無いので、前泊して伊丹空港から飛び立ちます。日本エアコミューターの種子島行、機体はSAAB340、生まれて始めてのプロペラ機です。定員は３０名ほど、乗客は約半数で、雰囲気は飛行機と言うよりバスって感じでしたね（笑）　そこそこ揺れました(^^;
 
２時間弱で種子島空港に到着。タラップを降りて徒歩でターミナルに向かいます(^^;　滑走路一本に誘導路すらない（着陸した飛行機は滑走路上でＵターンします）小さな空港。上着は必要ないくらい暖かいです。
 
空港からはレンタカー。今回はトヨタＶｉｔｓでした。パワーは無いし、シャシ剛性はめっちゃ低いし、ちょっと運転してると肩がこります。

でも、車が無いとかなり不自由しますから、贅沢は言ってられません(^^;　一応島内にはバスも走っているし、市街地ならタクシーも居ますが、島中を巡るならやはりレンタカーですね。
 
空港から島南部に向かいます。島の道路はこんな感じ。いたるところにソテツが生えてます。さすがに交通量は少ないですが、朝の８時と夕方の５時だけやたら車が増えます（笑）

信号がほとんどないので、本土の感覚で走ってると交差点で出会い頭に事故りかねませんから要注意です。
 
まずは南種子町のはずれにある「宇宙が丘公園」というところに行って見ました。写真のようにちょっとした展望台があって宇宙センターを望むことができます。
 
でも、ちょっと遠いかな・・・。
 
そのままさらに南下して、島の南端にあたる門倉岬へ。
 
ここには鉄砲伝来の石碑が立ってました。ここに漂着した外国船が事のはじまりだとか。
 
岬から宇宙センター方面を望む。打ち上げ場は見えませんが、白い浜と青い海がとても綺麗です。２月とは思えない風景と言うか色合いですね。実際うろうろ歩いていると汗ばんでくる陽気です。
 
さて、次はいよいよ宇宙センターです。宇宙科学館を見学します。
 
入り口にはＮ−１ロケットの実物大模型。フレームに収まりきりません(^^;
 
全長３２ｍ。
 
科学館入り口。建物は思ったほどは大きくなく、気軽に入れる雰囲気です。
 
中はこんな感じで展示物が。ところどころにシミュレーターコーナーというか、衛星追跡ドッキングゲームなんてのもあります。
 
お土産コーナーには宇宙食も売ってます。でもたぶんこれそものもをスペースシャトルで持っていってるわけではないと思いますが(^^;（スペースシャトルはアメリカですからね）
 
科学館を出てすこし周りをうろうろ。さすがに敷地内からだと発射場が良く見えます。

このあとセンター内の見学ツアー（科学館の受付で当日申し込み可）に参加して、さらに近づいて見学します。
 
見学ツアーに出発。なにせ敷地が広いので、バスで移動します。ＪＡＸＡの女性職員によるガイド付きです。
 
で、発射場にきました。通常は立ち入り禁止なので見学ツアーでないとここまで入れません。写真はつい３日前に打ち上げが行われた発射台。

Ｈ−２Ａの発射台は可動式で、写真向かって背後にある組み立て場から、ロケットを立てた状態で打ち上げ当日に発射位置にまで移動させるそうです。芝生を挟んで両側にあるコンクリートにその自走発射台のタイヤが通った跡が残ってます。
 
「Ｈ−２Ａ　Ｆ９」の真新しい看板が、打ち上げの余韻を残してます。
 
これが組み立て場。世界最大（ギネス認定）の一枚扉が開いてロケットが出てくるそうです。
 
次はセンター内に保管されている先代のＨ−２ロケット７号機を見学。打ち上げスケジュールが変更になったりＨ−２Ａが開発されたりで、たまたま打ち上げられずにここに残っているのだとか。この胴体全部燃料タンクなんですよね。実際見ると納得します。
 
説明パネルも実物を眼にしながらだとなんとなく良く分かった気になります（笑）
 
さらに管制室も見学。既に衛星が無事軌道に投入されたので今は人影はありませんが、３日前ネット中継で見た場所です。
 
ツアーから再び科学館に戻ってきました。帰る前にガイドさんに教えてもらった報道陣用打ち上げ展望所というのに行ってみます。
 
ＴＶニュースで流れるのはまさにこのアングルです。
 
で、ここは報道各社こうやってガムテープで場所取りするみたいですね。お花見の場所取りと同じルールだようで（笑）
 
と、今日の観光はここまで。宿は「大和温泉ホテル」という、ロケット見物には定番のホテルです。温泉にのんびりつかって、食事は「インギー」とかいう地鶏を頂きました。

で、ニュースを見ると、今日の早朝鹿児島本土の内之浦から打ち上げ予定だったＭ−Ｖロケットが明朝に延期になってるとか！ホテルの人に聞いたら、「島の北部からなら見える」とのことで、目覚ましを４時半にセットして早々に寝ることにしました。
>> ＰＡＲＴ２へ続く！
 
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