ISOにまつわるやめてほしいもの 08.02.16

見たり聞いたりするもので、ゾットするものがたくさんある。
電車の中での化粧もある、ほっぺとか唇のピアスもある。
田舎では道端でお股を広げておしっこをしているおばさんを見かけた。
田舎にいたとき庭できゅうりを作っていたが、大きな毛虫がいたりした。
そんなのを見ると、ゾットした。もうお願い! 止めて〜と言いたくなってしまいます。
実を言ってわが愛しのISOにも、それだけはやめてよねというのがある。
本日はそれについて語る。
本日の開き直り

ISOもへったくれもありません。
昔からわが社には誇るべき会社の仕組みがあるんです。
本当は機密なのですが、審査員のあなたにだけは当社のマネジメントシステムをお見せしますから感心してお帰りください。
わざわざ不適合なんていう、いちゃもんをつけなくても結構ですよ。  


ぶらっくたいがぁ様からお便りを頂きました(08.02.16)
審査機関からの登録証の送り状を見せてもらったことがある。
なんと「審査合格、おめでとうございます」とある。


そんなことで驚いてはいけません。
ウチが購買先として使っている審査機関の審査申し込み書には、登録証を郵送で受け取るか、審査機関本社で執り行う授与式で受け取るかを選ぶ欄があります。
はあ?授与式ですと? もしこれにマルを付けると、ウチの社長か役員がわざわざ審査機関まで出向いて行って、晴れがましく登録証を押し頂かなければならないのでしょうか。開いた口がふさがりません。
売り手が高い目線から買い手を見下ろす、そんなヘンな商売が成り立つ不思議な世界ですな。

エッツ!本当? 

ああ、田舎から出て都会の学び舎で勉学にいそしみ苦節何年、
本日晴れて学士号を得た
明日、田舎に錦を飾り、おやじの後を継ぐべく実業に励みたい
なんて印象でしょうか? 
審査登録機関ではなく、登録証授与機関と呼びましょう

Yosh師匠からお便りを頂きました(08.02.17)
とうた様、
田舎にいたとき庭できゅうりを作っていたが、大きな毛虫がいたりした。

食物には皆が寄るのです。
其れを防ぐには毒を添へて置く方法があると彼の國では為されております。
逆に又蠅等の虫が寄るほど美味な物としてそれらをはねのけて喰らふてると聞ひて居ります。

内部監査で教育計画がないとか、教育計画が予定通り実施されていないという不適合なんて見かけると・・・

とうた様、
日本の会社は教育する所ですか?。
学校では授業料払はぬと教へて呉れぬのに教育して貰ふて給料貰へる会社があるのですか?<茶々です

Yosh師匠
毛虫に驚いては師匠に笑われますか?
私の義父は百姓でしたが、毛虫があると義母に殺せっといって自分では決して触りませんでした。
もっとも蚕様(かいこさま)をつくっていまして、カイコと毛虫はぜんぜん別物のようでした。
私も結婚した当時は家内の家でカイコの世話をしましたが、あれは一匹一匹がお金に見えてけっしていやらしくはないのですよ
金にならない毛虫は嫌いです。

その二ですが
ちなみにISO規格は仕事をする力量があることを確実にせよとありますが、要点はお客様に良い製品を渡すことであるので、ちゃんとした人を雇ってもよく、悪い人を解雇してもよく、しかたがなければ社内で教育してもよいということです。
日本ではそれを変に解釈したようで、会社は社員に対して品質や環境を教育しなければならないようなのです。
まあ、ISOもエンタティメントでしょうから、みな仕事をほっぽり出して勉強するのも楽しいのでしょう
行き過ぎると会社つぶれます

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