ISO相関図

12.03.11
ISO規格とかISO認証ということに、けっこうこだわりをもつ人がいる。というかそういう方が多い。本日はそういう生態について駄文を書く。
私が一番こだわりを持っているという可能性もある。

昔から科学というものはなにものかに好奇心をもった人が、観察して違いを見つけて種類を分けたり、似たところを見つけてグループにまとめたりすることから始まった。博物学なんて、収集と種類わけそのものだ。
本日はここでは認証規格であるISO9001とISO14001に限定しますが、ISOについての態度を観察して分析してみます。
うそでーす、妄想を書くだけです。

ISO規格についてどういう態度と言われてもわかんないよ、とおっしゃる方がいるかもしれません。そんな難しいことじゃありません。インターネットでもいろいろなお方がいます。ISO規格を神の声と信じて讃美歌を歌う・・いや、そんな人はいないでしょうけど、ISO規格を崇め奉る人はたくさんいます。
そうかと思うと、ISOなんて単なる取引のためのものさ、簡単に手抜きしようとISO維持会社にお金を払ってオシマイってな人もいます。
このように、ISO規格や認証についての態度はさまざまあることがわかります。
そんな頭に浮かんだ妄想を相関図に表すと、下図の様になるのだろうか?
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こんな図を描いていると、妄想がドンドン沸いてくる。そんなものをここに列記する。まあひまつぶしに見てほしい。

審査員の能力をどのように評価するべきかと考えると規格の知識と人間性の2軸で考えてみた。
このとき、まあ常識的に考えて右上の第一象限が良さげだが、その次は左上だろう。
あるいは左上が一番審査員としてよいかもしれない。
そして一番悪いのは右下かもしれない。左下ならあしらってよけばよいが、右下の人はじゃけんにも扱えないような気がする。
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ISO審査のためには審査員に分かるように説明しなければならない。
しかしそれもおかしなことだ。
本来なら監査性が低くても審査員は組織を調べて判定しなければならない。だってそのために企業は大金を払っているのだから。
ともかく、監査性の高さ(社員が規格を知っているか否か)と実態の適合性を縦軸と横軸にとって組み合わせを考えた。
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この場合、どれが好ましいだろうか?
そりゃ審査員から見れば第一象限が一番監査性も高く、楽な監査ができるから好ましいことは推察する。
しかし企業から見れば余計な手間ひまをかけない、そして実質のある第2象限が最善のように思える。
ま、私が思うだけだから世の大勢は違うかもしれない。
アハハハハ 


会社はなぜISO認証をするのだろうか?
一般的に二つの目的があるといわれる。
ひとつは、認証発祥の本来の目的である「顧客要求への対応」であり、もうひとつは、会社を良くするためである。
但し、後者はISO業界の宣伝によるものであり、本当に会社を良くするかどうか立証されていない。
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またISO認証に当たってのアプローチとして、保守的、革新的の二つのアプローチがあるのは政治イデオロギーと同じである。
保守とは現状を改良して世の中を良くしていくことであり、革新とは現状を否定して世の中を良くしていくことである。
はたしてどちらが良いのかということは一概に言えない。それは目的次第である。
私の場合、右下の第4象限以外のアプローチをしたことがない。
だって、目的は顧客要求対応であり、会社を良くしようなんて世迷いごとを考えたことは過去20年間一度もない。

あなたの会社にISO事務局というものがありますか?
ある!
それは良かった・・・かどうかを考えましょう。
案外、ISO事務局なんてないほうが良いかもしれません。
まず、人件費がかかりません。
それにISOのためというのが気に入りませんね。
だって、そうでしょう?
当たり前に一生懸命仕事をしていれば会社員として必要十分かと思いますよ。
でもなかには、ISO事務局って大事なんだぁと大声を出している人もいますね。
本当はその人はまっとうな仕事をしたくなくて、会社に無駄をさせようとしてるのかもしれません。
私は過去20年もISOに関わってきましたが、ISO事務局と称することは嫌いでした。
そしてそういう仕事をなくそうとしてきたつもりです。
でも、いまだにそういう考えが一般的でないのがカナシーね。
362×284
日本からISO事務局をなくすためにご協力をお願いします。


EMSとは絶対必要なのか?
ISO認証は必要なのか?
そんなことはない、規模や環境負荷や、客先要望によって決まるだろう。
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EMSが不要なのに一生懸命するのは、ママゴト
認証が不要なの認証するのは、お金の無駄使い
でもお金を使うのもストレス解消になるって言うよね。
えっ、認証するのもストレスだって?
サラリーマンは辛いよね。


本日のまとめ
ISOについて分析するのも面白いことが、おわかりになりましたでしょうか?
それでどうなのよ?と言われても・・・科学とは本来実用を目的としませんでした。有閑階級の優雅な趣味だったのです。ハハハ

今日は手抜きじゃないかなんておっしゃるあなた! あなたは正しい。
でもブログに描いたものはいつかゴソットなくなってしまう恐れがありますんで、我がウェブサイトにセーブしておかなくちゃ



Yosh様からお便りを頂きました(2012.03.12)
其の時私は反対した筈です。
とうた様、

なぜ私がブログではなく、なぜhtmでウェブサイトを書いているのか

あなたがブログに移行するとか言ひだした時の事を覚へて居られますか?


Yosh師匠! お許しください
当時はブログは流行で、htmは時代遅れだと思っておりました。
その後、私が開設したブログは先方の都合か私のミスか(そうではないと思うのですが)、きれいさっぱり消えてしまいました。
私の書いているものは駄文に違いありませんが、やはり私の愛しい作品です。自分のwillでなく、先方の都合やミスで消えてしまっては悲しいです。
それに、ブログはやはりレイアウトが自由にできませんし、やはりhtmのほうが自由があります。
師匠の言うことに間違いありませんでした。


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