ケーススタディ 五反田登場

12.07.22
ISOケーススタディシリーズとは

森本が千葉工場に戻った翌週、五反田が赴任してきて森本の席に座った。森本とはいろいろあったが、去ってしまえば日々に疎しとなるのはやむを得ない。これからは良くも悪くも新しいメンバーでやっていくことになる。いや、やっていかなければならない。

環境保護部の新陣容であります
環境保護部新体制

朝礼で廣井が紹介した後に、山田グループの三人で打ち合わせした。お互いに顔見知りであったので、打ち合わせはざっくばらんな雰囲気で始まった。
五反田です
五反田です
山田課長
山田です
藤本部長

藤本です

山田
「これからこの三人で、当社グループの環境監査と事故などの対応、そして指導や相談ごとの対応をしていくことになります。特に今年度下期のメインテーマである非製造会社の環境教育を推進します。基本的に、次のような分担で進めていきたいと思います」
山田はホワイトボードに書きだした。

●主担当、○担当
  監査の実施 事故対応 問合対応 非製造教育 ISO指導
藤本部長 ●事務局
五反田さん  
山田 ●当面支援    

藤本
「まず、全体の負荷はこの三人で対応できるのか確認したいのだが」
どんな仕事でも素晴らしい成果を一度だけだすことは難しくない。一定レベルの仕事を継続して行うことが大変だ。そのためには仕事の標準化とともに、工数の裏付けがなければならない。言いにくいことを初めに言う藤本を、山田はさすがだと思った。
山田
「藤本さんがおっしゃるのはよく分ります。監査の工数は監査員を工場から派遣してもらえば、間に合います。従来は環境保護部のメンバーが必ず1名参加していましたが、工場のレベルが上がったのでやめてもよいでしょう。もちろん藤本さん、五反田さんが時間的に参加できるならぜひ参加してほしい。
監査の事務局は藤本さんが慣れるまで私が担当します。
問合せや事故というものは常時あるわけではありません。藤本さんと五反田さんには非製造業の教育をメインに対応してもらうつもりです」
藤本
「分った。正直言って私は全般的なことはわからないから、山田さんの指示に従えば良いと理解する」
山田
「藤本部長を中心にして、当社グループの非製造業における環境管理のレベルアップのための教育計画を立てています。それが五反田さんのここで期待していることに見合っているかどうかは定かではありません。我々は所期の目的があって教育計画を策定しているわけで、五反田さんの意図に合わせるということはないけど、五反田さんの目的が達せられなければ、なんらかの手を打たなければならないと思う。まず五反田さんがここで達成すべきことというものを説明願えませんか」
五反田
「そうですね、その前に鷽機械商事が目指しているビジネスについて説明しましょう。はっきりいってまだ流動的で決定しているわけではありません。
まず現状分析ですが、非製造業において一般的に環境法規制にうといことは現実です。私の勤めている鷽機械商事にも販売代理店など20社くらいの子会社・・鷽八百社から見れば孫会社があります。それらの企業において環境遵法が不徹底であることは、私も遵法の点検や指導を行っていましたので、良く知っています。
子会社の不祥事は親会社の不祥事というのが今のご時世ですから、遵法を確実にすることは至上命令です。とはいえ今申しましたように、それが困難なのも現実です。それでどうしたら環境遵法をしっかりできるのかというのがそもそもの発想でした。
まずすぐに考えつくのは環境管理の指導をすべきとなりますが、指導を受けた会社がレベルアップして、しっかりと運用していくことができるかといいますと、これまた懐疑的です。
それなら環境管理そのものを親会社である、鷽機械商事が一手に引き受けたらどうかという発想になり、更にはその業務がビジネスにならないかということに発展しました。
他社の事例ですが、大手企業の中には廃棄物管理を専門に請負う子会社を設立して、グループ企業の廃棄物管理を一手引き受けているところもあります。また省エネ法改正によって、エネルギー管理を請負うビジネスも現れています。しかし非製造業といえど環境に関わる法規制は廃棄物や省エネばかりではありません。またビジネスに活用する法規制も考慮することも必要です。それで環境管理全般を請け負うビジネスを起こそうとしています」
藤本
「五反田さん、それは鷽神奈川でしていたことを発展させたイメージだね?」
五反田
「そうです。環境法規制は規制されるネガティブなものばかりでなく、ビジネス拡大、そこまでいかなくてもお客様に提供してイメージアップを図ることも重要です」
藤本
「アイデアはわかったけど、その人たちの位置づけは、派遣とか出向とかにするの?」
五反田
「請負を考えてます。具体的には、お客様企業の規模によって、駐在あるいは週に何日か巡回することを想定しています」
藤本
「仕事としてはどういう範囲、いや廃棄物とか省エネという意味じゃなくて、実作業だけなのか、管理や企画までなのかという意味だが」
五反田
「正確には実務レベルの運用のみの請負というか業務委託を考えています。といいますのは資格者が社員でなければならないものとか事業者が行う届出などありますので、あくまでも実務のみ行い、決裁や届出といったことは依頼者にお願いします」
山田
「先ほど五反田さんが言いましたが、従来からある環境業務請負とは何が違うのでしょう?」
五反田
「違わないと言えば違わないかもしれません。ただ従来の事例の多くは廃棄物限定です。それと違うのは環境法規制全般の対応、そしてまた規制を受けることだけでなく営業その他においてビジネスにつながる環境法についても対応したいと考えてます。 それとやはり非製造業に特化することにより、お客さんをとれるのではないかと思います。 工場の環境管理のために、子会社を作ってさせるのは従来からありますし、また非製造業でも大きなところは子会社に仕事を任せるというのも普通です。そこに一工夫して、お客様企業の効率向上と事業に役立つものというメリットを付け加えたいですね」

五反田はホワイトボードに図表を書いた。
usobusiness.GIF
五反田
「企業における環境管理のビジネスというと、簡単にはこんな風になるかと思います。楕円で囲んだものは既にあるビジネスです。点線はビジネスにならないだろうと思います。もちろん細かく見ればもっといろいろあるでしょうが、とりあえず簡略化したとご理解ください。私どもが考えているビジネスモデルは紫で囲んだ部分です」

山田はアイデアとしては新鮮さを感じなかったが、そういう運用によって遵法の効果があれば良いことだと思う。鷽八百グループの非製造業における環境管理の不徹底を肌で感じていたので、グループ企業の環境管理向上になればありがたい。

藤本
「事業の詳細は流動的としても概略の狙いはわかった。それで五反田さんが、今後一年間で達成する目標というものを聞かせてほしい」
五反田
「一番目にはまず、鷽機械商事とその子会社の状況は知っているつもりですが、情報が少ない。それで鷽八百グループの関連企業の環境管理の実態について、より多くの情報を得ることを期待しています。例えば、どのような法規制が関わるのか、どのような報告、届出、資格者などが必要か、ISO対応もあります、それから不具合、事故などの情報が得られることを期待してます。まずそれですね。
二番目には、それらについての手続きや対応の情報入手です。手順書とまではいいませんが、ノウハウが確立されているならそれをいただきたい。
三番目は二番目とは違うのですが、環境管理の事務局の運用ノウハウを得たいと思っています。例えば山田さんがさっきおっしゃいましたが、監査工数などをどのように見積して管理しているのか、効率よく運用するテクニックなどですね。 最後に長期的には鷽八百グループの環境監査を請け負うことも視野に入れています。そのためには監査のノウハウ、監査員育成などもあります。まあ、これは1年じゃ無理ですね」
山田
「一者監査、二者監査を請け負うのをもくろんでいるのは、認証機関だけではないんだ」
山田はひとりごちた。
五反田
「山田さん、私の言ったことで気を悪くされましたか?」
山田
「いや、そんなことはありません。認証機関が一者監査(内部監査)、二者監査を請け負うことは最近よく見かけます。コンサルが一者監査を請け負う話は従来からありました。そもそも環境保護部が監査をすることがアプリオリなものではありません」
藤本
「そういえば、環境監査と環境行政は相反するようにも思えるね。司法と行政が同じ部門というのは確かに変だ。環境保護部は真に環境行政に特化するほうがよいというか、それがあるべき姿なのかな?」
山田
「まず環境監査とは業務監査の一部であり、その実施責任は本来は監査部にあります。しかし実際の監査を監査部がすることもあるでしょうし、別の部門に委託することもありでしょう。今現在は環境については環境保護部に委託されているというだけですから、必ずしも環境保護部のタスクではありません。
二番目として、藤本部長がおっしゃるように、行政と司法を同じ部門が担えばコンフリクトが生じます。もちろん現実には環境保護部でも同じ人が双方を行っていません。更に私は監査で不適合があったとき、その是正指導には監査した者とは別の人をアサインしています。
しかし私は環境保護部は環境監査を手放すべきではないと考えます。といいますのは監査というのは単なる経営層への報告という役割だけでなく、たとえば工場から派遣された監査員が監査の体験を自分の工場へフィードバックすることも期待しているし、また監査員を務めることによる環境管理担当者の育成という機能もあります。だから単純に五反田さんに移管するのはどうかなと思います」
五反田
「それは、さきほど山田さんが『環境保護部が監査をすることがアプリオリではない』とおっしゃったのと矛盾しませんか?」
山田
「ちょっと違うと思う。アプリオリではないが、環境保護部は監査を環境行政に有効活用しているといったらいいかな? 現在、工場や関連会社の環境監査の実施責任は環境保護部にあるが、その実施者である監査員は環境保護部が工場の環境担当者に委嘱している。それによって他の工場や関連会社の環境管理の実態を知ることができ、それを自分の工場の運用にフィードバックすることが大きな狙いだ。それも自然とそうなるのを期待するのではなく、環境保護部が事務局を務めていて、監査の質の維持、監査員すなわち環境管理担当者の育成や活用を図っているつもりだ。
もし五反田さんに環境監査を委託してしまったら、環境監査のノウハウだけでなく、工場の環境管理のノウハウまで五反田さんが持つことになり、それは五反田さんにとってはメリットだろうが当社にとって大きな不利益になる」
五反田
「今から将来の話をしても仕方がありませんが、そういったご心配なら当社が環境保護部の監督下で監査事務局のみ担当し、監査員を工場から派遣してもらうということもありますね」
山田
「ま、そういう手もありますね。ただその場合、監査事務局はビジネスにならないと思います。ノウハウを持たない実務だけでは付加価値がない」
五反田
「おっしゃる通りですね。しかし山田さんはすぐに工数とかお金とかでてきますね」
山田
「きれいごとを言ってもしょうがないよ。世の中はすべてお金で動いている。お金といっても売り上げだけではない。例えばなぜ当社は環境監査を行っているのかといえば、ISO14001の審査の実効がないと考えているからだ。そして社内で環境監査を行えば、その遵法と汚染の予防、つまり事故防止の効果が、監査にかかる費用より大きいと判断しているからに過ぎない。もし監査が有効でないと判断されれば止めるだろう。あるいはISO14001審査の実効性が向上すれば、わざわざ社内で環境監査をする意味がなくなる」
五反田
「山田さん、ISO14001認証を止めるという選択肢はないのですか?」
山田
「それは要検討事項ではある。しかしグリーン調達などの項目にある限りはしょうがない。五反田さんだって、そこは承知でしょう。
ところで、五反田さんに聞きたいけど、そのビジネスでの必要工数や費用と売り上げ、損益はどう見ているのですか?」
五反田
「スモールスタートを考えておりまして、最初は鷽八百グループ内の関東地方の30社程度を想定しています。大きなところは1名駐在、小さなところは一人が3社くらい掛け持ちとして、本社を含めて総勢20名程度で3億5千万ともくろんでいます。その他に、法改正や担当者のレベル向上のためのテキスト、情報提供があります。依頼があれば教育とか講演も提供することを考えています」
山田
「ちょっと甘いんじゃないかなあ〜。30社で3億5千万といったら、1社1200万になる。一拠点しかない非製造業企業なら環境管理にそれだけの費用を払うとは思えない。人件費から考えてもありえない。
非製造業において環境関連の費用で一番大きなものはやはり廃棄物だ。しかし年間1200万も廃棄物処理費用がかかっている会社ってそんなにないと思うよ。そういう会社がその管理費用として1200万払うと思うかい?
スモールスタートというならさ、考えてごらんよ。鷽機械の子会社が20社、関東圏だけでも10社あるとしよう。その10社の環境管理業務を一手引き受けて1億1千万になると思うかい? 五反田さんが鷽神奈川の環境管理業務の人件費が1000万かかっていたとは思わないでしょう。五反田さんも工場長もその他も合わせてまるまる一人以上かかっていたはずがない」
五反田
「うわー、そういう発想はしませんでしたね。確かに鷽神奈川での環境に関わっていた工数は一人の半分もないでしょうね。すると年間300万程度の価値しかないということか・・
一挙に売り上げ4分の一にダウンか」
山田
「もっと重大なことがある。それはビジネスとして行うなら、メンバーを環境の専門家に育てなければならない。今当社の各工場の担当者だって、廃棄物の専門家とか省エネの専門家なんてのはいるけど、一人ですべてに対応できる人なんていないよ。そこは運用でカバーできるのかどうかだが・・
ところで、化学物質の専門家なんていったら、全社で数人しかいない。そういう人は養成なんて無理だ。というより業界団体の化学物質の委員会などに参加して、欧州でロビイ活動している。それによって最新情報の入手をして当社のみならず業界や日本の対応策を指導しているわけだ。そういうことを請け負うってことがありえるのか、ちょっとどうだろう?」
五反田
「いや、厳しいですね」
山田
「また、それぞれの企業には今時点、担当している人がいるわけだ。その人を引き取るようになるかもしれない。その担当者がプロフェッショナルなら願ったりだろうけど、どうしようもない人だったら処理に困るよね。正直言って、多くの会社では環境管理には第一線で使えなくなった人が配置されている。そんな人ばかり引き取るようになれば事業が始まる前に難破しそうだ。そして寄せ集めになれば外人部隊の賃金体系をどうするかも難題だな」
五反田
「いや〜検討すべきことはたくさんありますね」
藤本
「先ほど五反田さんが実務運用のみ受託するといったけど、作成した書類に瑕疵があった場合とか、届出漏れなど問題が起きた時はどうなるんだろう。仕事はお任せください。問題が起きたらお客様の責任ですというのは通用しないだろう」
山田
「ただ法的には環境業務をまるごと請負うことは問題でしょうね。やはり実務レベルだけの委託しかないでしょう。といいますのは、社長に代わって事業所長が報告するなどは法でかなり認められていますが、社外の人には委任代理できないものが多いから」
五反田
「今まで廃棄物などの業務を請け負っている会社は、そのへんをどうしているのでしょうか?」
山田
「私は知らないけど、たぶん実務のみ委託して、それを委託元が決裁しているんだろうな。たとえ委託元に仕事を分っている人がいなくても。
それと委託元とまったく関係ない会社が環境管理を受託するということは、あまり聞いたことがない。多くは親会社が環境管理させるために子会社を作ったり、あるいは企業グループで設立してというのが多いだろう。そうなれば運命共同体で、トラブルが起きても逃げる心配がない。当然、その会社には元から環境管理をしていた人たちを出向させるというのがパターンだろうね」
五反田
「そうするとビジネスとしては、鷽八百グループ内に限定し、仕事は親会社である鷽八百社の環境保護部の監視下において執行するという形になるのでしょうか?」
藤本
「その前に、鷽機械商事グループ内に限定して運用してみるというのが必要じゃないか」
山田
「鷽機械商事グループ内でどのような事業をしようと本社は口出ししません。しかし鷽八百グループに拡大した場合は、先ほど五反田さんが書いたマトリックスのどの部分のビジネスをするのかによって、条件がそうとう異なるので何とも言えませんね」

山田はホワイトボードに鷽グループの関係図を示した。
鷽八百グループの関係図
山田
「環境保護部がと、ひとごとみたいに言いますが・・つまり環境担当役員や廣井部長の意味ですが・・当社グループの環境管理をどうしていくかという方針次第でしょう。
その会社が鷽八百グループ全体に対してビジネスするとなると、たぶんその事業は鷽機械商事あるいはその子会社の仕事ではなく、当社直轄の子会社になるでしょう。というのはその事業の重大性や責任問題ということもありますが、例えば天下り先の確保とかいろいろ考えが出てくるでしょう。
鷽機械さんで新ビジネスを始めることは良いことですが、だんだん大きくなって親会社の方針に関わるようなビジネスになると、親会社に取り上げられてしまう恐れもあります。
この青い線のようにね
もちろん五反田さんはそうなっても仕事はなくならないでしょうけど」
藤本
「もう少しビジネスモデルについて検討が必要だな」
五反田
「いや、お恥ずかしい、まったくそのようです。今日のお話を聞いただけで、ビジネスになるかどうかさえ怪しくなってきました」
山田
「藤本さん、五反田さんの新事業もそうなんだけど、我々の非製造業への環境教育計画もまだ詰めが甘いと思います。実行する前にもう少し検討しましょう」
藤本
「うーん、私も今の話を聞いて、我々の環境教育もスモールスタート、いやスタートする前にトライアルをすべきと気が付いたよ」

うそ800 本日の本音
実を言って、私はこのようなビジネスをしようとした例をいくつか見ている。そのほとんどはポシャッタ。なぜかというと、高度なサービスを提供することができなかったからだと思う。廃棄物管理といっても、廃棄物の引き渡し、マニフェストを記載する、廃棄物業者の現地調査、各種行政報告をするというレベルなら誰にでもできる。そしてそういう事例は掃いて捨てるほどある。
しかしそのようなレベルに止まらず、改善までしようとすると大変難しい。廃棄物管理とは実は排出物管理であり、設計や製造工程にもサプライチェーンの管理にも入り込んで、廃棄物を発生させないことを考えなければならない。そして、やむなく発生したものは単にリサイクルするのでなく、どのように生かして用いる活用をするのかも併せて考えないと改善はできない。お金を払って使用してもらいゼロエミッションなんて欺瞞的表現をしても意味がないのだ。
省エネにしても、省エネ計画や報告書にエネルギー管理士が名前を書くだけでなく、本当の省エネを推進するには、内外作の決定、製造プロセス、起業投資にまで入り込まないと改善などできない。特に大震災以降は、単なる省エネだけでなくピークカットしかも事業所単位でなく企業単位あるいは企業グループ単位、はては業界単位でということになると、そうとうな裁量権がないと手も足も出ない。
どんなことでも小手先の改善でなく、根本的な改善をするには、やはり別会社では無理がある。その会社を知りつくして、関係部門の人と密な情報交換ができないと成果は出ないだろうと思う。別会社であればたとえ構内に常駐しても、そういうことができるかは疑問だ。そこまでできない単なる小間使いでは、環境管理ビジネスなどと胸を張って言えるものではない。
もちろん私と異なる経験のある方もいらっしゃるだろう。ぜひご教示願いたい。

うそ800 本日の予告編
じゃあ、この話は終わりかと思われた方へ
そんな軟弱じゃケーススタディになりません。粘り強くしたたかに新規ビジネスのタネを考えて、五反田を凱旋させるのが山田のタスクであります。
なによりも鶏さんのツッコミに反発せねば 笑


名古屋鶏様からお便りを頂きました(2012/7/22)
うーむ。力量以前に、ビジネスとして成立するかしないかという問題もありましたか。鶏はもっとライトな、例えば廃棄物を委託する企業の健全性を評価して紹介するとか、その程度の環境管理会社を作るつもりかと思ってましたが。
どういうヒジネスモデルになるのか、先が楽しみです。

名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
正直言いまして、ケーススタディのストーリーを作っているのは私じゃなくて、みなさんじゃないかという気がします。
森本君をアホに描けとか、横山を活用せよとか、藤本部長の処遇とか、いやあ、作者である私は自分の意志ではなく、有権者のご意見を満たすべく大変です。
ルーピー鳩山なら「県外」とか「基地外」とか、勝手なことを言って責任を取りませんが、私は、なんとかみなさんのご要望に応え、なおかつ企業のルールに沿って、更には登場人物たちの幸せを願って書いておるのです。
エッツ、じゃあ、やめたらって
いやいや、これもまた生きがいなので・・・


ケーススタディの目次にもどる