「韓流時代劇と朝鮮史の真実」

2014.03.18
お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、ぜひ読んでいただきたいというすばらしい本だけにこだわらず、いろいろな本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからこの本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。

著 者出版社ISBN初版定価巻数
宮脇 淳子扶桑社97845940687452013/08/101,400円1巻

私は韓国ドラマが嫌いではなかった。いや嫌いではなく好きだったのである。韓国の生活や人の考えを知りたくてテレビ番組で韓国ドラマなどを見かけると必ず観た。実を言って韓国語(朝鮮語)ができるようになろうと通信教育を受けたこともある。ハングルの読み書きはできるようになったが、大量の単語を覚える前にファイトが失せた。
もちろんペ・ヨンジョンなどが現れる20年以上前、1980年頃のことである。あの頃のドラマは反日も侮日なく、韓国の人々の暮らしぶりとか生き方を描いたものばかりだったような記憶がある。その後、私はテレビそのものを観なくなって韓国ばかりでなく、大河ドラマも映画もほとんど観ない。
テレビを観ないというと驚くかもしれないが、私が子供の頃はテレビどころかラジオさえなかったのだから、テレビを観なくても生きていけることは間違いない。私はテレビを観る時間、本を読んだり、仲間と議論したり、酒を飲んだりしていた。だから私の人生のほうが優れていたとは言わない。

2000年以降、「冬のソナタ」を皮切りに、韓流ドラマが日本にやってきたが、私はテレビそのものを観ないので関心はまったくなかった。別に韓国が嫌いだというわけでもない。アメリカの映画も観ないし日本の映画も観ていない。
いつのまにか韓流ドラマは下火となり、数日前(2014年3月)には日本の地上波から韓流ドラマが消えたと報道されていた。流行り廃りはあるだろうからそれも時代の流れというものだろうと言えるだろう。
しかし韓流時代劇というものが存在したというのは、ある意味奇跡か異常なことだったらしい。この本を読んでそう思った。

あなたは自分の国の歴史を知っているだろうか? 自分の国の歴史を誇りに思っているだろうか?
日本の歴史は遠い昔は定かではないが、少なくても8世紀には文字に書かれた歴史がある。それどころか7世紀初めに建立された法隆寺が現存している。だから法隆寺建立時には、庶民が立派な家に住んでいたかどうかはともかく、立派な建築技術があったことは間違いない。文学にてしても、万葉集もあり源氏物語もある。歴史書としては古事記や日本書紀もある。
それ以前になると文字に書かれた文書は残っていないから定かではないが、みすぼらしい暮らしとか原始的な風習ではなかったことは想像できる。
戦国時代があったとか、天草の宗教戦争があったといっても、そりゃ世界標準からいえば平和そのものである。飢饉があっても餓死があっても、モンゴルのヨーロッパ蹂躙とかペストなどを思えば、これまた平和だったことは間違いない。
ペストでフランスの人口は3割減ったといわれている。日本の天明の大飢饉と疫病による死者は10数万と言われているから人口の0.5%である。

アラモ アメリカ人が自国の歴史が短いからと残念に思うことはないだろう。彼らは旧世界の束縛を嫌って新世界に来て、自分たちの国を作ったのだから、短い歴史を誇りに思っても恥ずかしく思うことはない。いや西部開拓史はアメリカ人にとって輝かしい記憶であり歴史であろう。アラモの戦いで敗れても、それは偉大な歴史の一齣であって、恥辱ではないはずだ。

ギリシアもローマも、スカンジナビアもフランスもどの国も長い歴史を持っている。ロシアだってモンゴルだって、世界中の多くの国は自国の歴史を知り、それを誇りに思っているだろう。

では韓国はどうなのだろうか?
そりゃ韓国だって中国や日本と同じく2000年くらい前までは遡れる。しかし自分の国が独立国として、歴史を刻んできたかといえば、実はそんなことはなかった。独立国家という定義も難しいけれど、韓国あるいは朝鮮が独立国家となったのは1945年以降ではないのだろうか?
じゃあ、韓国人は自分の国の歴史が短いこと、栄光ある歴史を持っていないことを悲しむだろうか?
どうもそうではないようだ。
韓国人は、自国の歴史を悲しむのではなく、歴史を作り出すという能力とテクニックがある。歴史をでっちあげるとかねつ造すると言っても良い。そういう発想で自分たちの祖先がこんな生活をしていた、こんな戦いをして勝利した、こんな政治をしていた、こんな人々がいたということを作り出したとこの本はいう。
この本の著者は宮脇淳子さんという方で、なんと岡田英弘の奥さんだとある。じゃあ筋金入りだね。

韓流時代劇とは実際の歴史を背景に、人物像を描いたものではなく、ほとんどファンタジー、想像のバックグラウンドの上に成り立っているという。確かにそう言われればその通りだろう。朝鮮人が日本が併合したとき、どのような暮らしをしていたか、どのような家に住んでいたかということは、写真に残っている。まさか19世紀の朝鮮人よりも10世紀あるいは15世紀の朝鮮人が豊かで誇り高く暮らしていたとは思えない。なにしろ独立国家ではなかったしね、

この本を読んで一番驚いたのは、檀君神話である。朝鮮半万年と彼らは自称している。それは5000年前に神様に人間にしてほしいと願った熊がいて、めでたく人間になってその子が檀君と呼ばれるピョンヤンに朝鮮と言う国家を建てたそうだ。だから神話と言えど5000年の歴史があるというわけだ。その根拠はとなると、なんと1250年頃(鎌倉時代だよ)に一然という坊さんが書いた「三国遺事」というデッチあげ歴史書、いやファンタジー小説に書いたものが根拠だという。(p.53)
日本の紀元は西暦前2600年というのは大いに怪しい。ご存じと思うけれど、元々の古事記や日本書紀には底に書かれた出来事が何年という記載はない。日本が中国に対抗するためにその歴史を古く見せようとしてそのようにしたというのが定説だ。だが古事記や日本書紀が西暦8世紀初めに成立したのは間違いない事実であり、そこに書かれている神話が当時古くから話伝えられてきたということも事実である。だから一然坊主が小説を書いたものよりもはるかに確かに古くから日本の歴史があったことは間違いない。
古事記の712年と檀君神話の1250年ではどちらが古いかはわかるでしょう?
朝貢といえば中国に周辺国家が貢物をしたことと普通は解釈されているが、日本にも朝鮮から朝貢していたという事実がある。

そういった事実関係を振り返ると、テレビで放映された(既に過去形であるが)韓流時代劇はすべてがファンタジーである。「チャングムの誓い」はまったくのファンタジー、どの程度現実離れしているかと言えば、プリキュアとかミンキー・モモを実在の人物と思うのと同じくらい現実離れしているのだ。
プリキュアを真面目に観ている少女はかわいいが、チャングムを真面目に観ている女性はおかしい。

歴史がないなら作ってしまえという発想は、美人じゃないなら整形して美人になってしまおうという発想と同じように思う。あなたは思いませんか?
韓国は世界一の整形大国だそうです。

とはいえ、別に韓国を貶めようとか、我々日本の歴史を誇ることもない。ただ、そういったねつ造の歴史に感心したり、尊敬のまなざしを注ぐのはやめよう。そして歴史をねつ造する人々は、近代の、そして現代の歴史もねつ造していることを思い出さなければならない。
従軍慰安婦がいたなんてうそ800である。
そもそも真に存在していたなら、河野談話の検証をすると日本政府が言い出した時、大賛成というのが普通じゃないか。証拠もなく河野傭兵(誤字じゃありません)が中国や韓国におもねてそんな事実がないにも拘らず「悪うございました、ごめんなさい」と言ったのだけのこと。
真実なら大いに再検証をすべきだと韓国は言うべきじゃないのだろうか?

ともかく私たちは韓国の正しい歴史を知り、韓国政府や韓国人が半島半万年とか日本よりも進んでいたなんて嘘を語ったときは、すぐさまそれはウソだと反論しなければならない。それが自分と子孫のためでもある。河野傭兵の罪は末代まで教えて責め続けなければならない。

ファンタジーの歴史を
理解するのは難しい
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あらま様からお便りを頂きました(2014.03.19)
おばQさま あらまです
以前、「チュモン」という中国の古代史の「超・大河ドラマ」を観たことがあります。
実に長い、しかも面白い。
本当に面白いのですね。
なにしろ日本をはじめ、ギリシア・中国神話など、世界の神話のエキスを集めて展開していますから、面白くないわけがない。
さて、韓国大統領 パックね 女史の父君が大統領だった頃、自国の歴史を嘆いていたことは有名な話です。
昔から、国民を置いてきぼりにして逃げてしまうのが半島のリーダーの特色。
大陸と地続きになっている半島の地理的運命でしょうか ?
さらに、なぜか韓国歴代大統領の運命は、ご存知の通りです。
国のリーダーから愛されなかった半島人。
日本人が、せっかく守ってあげても、恨みで返してきます。
自国の歴史を直視できないから、日本に向かって「直視」を要求しているのだと思います。
日本には「直視」できる歴史がありますからね。
可哀想といえば可哀想な半島人です。

あらま様 毎度ありがとうございます。
あらま様のブログをいつも拝見しています。
半島の指導者ってのは指導者というよりも、お金を集めて逃げちゃおうって人が多いようですね。もっとも逃げ切れずに捕まって塀の中とか崖の下ってのが多いようです。
ちなみに歴代韓国大統領の末路(2013.08時点)
大統領末路
李承晩(イスンマン)不正選挙がもとでアメリカ亡命
尹?善(ユンボスン)クーデターで追放
朴正熙(パクジュンヒ)暗殺
崔圭夏(チェギュハ)名目上のもの
全斗煥(ジュンドファン)退任後死刑判決、後釈放
盧泰愚(ノ・テウ)退任後懲役22年判決、後釈放
金泳三(キムヨンサム)蓄財スキャンダルなし
金大中(キムデジュン)在任中から身内の汚職スキャンダル
盧武鉉(ノムヒョン)就任直後から汚職スキャンダル、そして自殺
10李明博(イ・ミョンバク)弟は逮捕済み、ご本人はいつか?現状不明
11朴槿恵(パク・クネ)まあ前例に倣うのだろう 今後に期待
既に前大統領も塀の中間近らしいです。
パクばあさんはどうなるのでしょうか? ひょっとして、任期前に塀の中なんてことになったら、史上初の栄誉を得られるでしょう。
ヨカッタ、ヨカッタ

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