有益な環境側面(2014年調査結果)

14.04.03
つい最近のこと、同志、名古屋鶏氏が「いまだに有益な側面を語る人がいる」とブログに書かれた。
以前、私が認証機関や審査員研修機関で有益な側面をどのように考えているかという調査をしたことがある。あれから2年近くになる。名古屋鶏さんのブログを読んで、あの頃とは変化があったのかと非常に気になった。ということでまた調べた。
調べるといってもネットでググれば情報収集できるわけであるが、その手間たるやハンパではない。数時間を要した。実を言って二日がかりであった。
その結果はISO規格をまともに理解するようになったのか、あるいは改善していないのかということであるが、それは以下の文章をお読みになってくださいな。
では、はじまりはじまり・・・・

注:ここでは「有益な環境側面」と「プラスの環境側面」を同義として取り扱う。

調査方法
  1. googleで「有益+環境側面」で検索して、そこで抽出されたもの。
  2. JABが認定したEMS認証機関すべてのウェブサイトについてgoogleで「有益+環境側面」をキーワードにウェブサイト内検索を行った。
    この方法は上位レベルからリンクされていないページ、及びリンクを切られたものも含まれる。
    また単純にgoogleで「有益+環境側面」で検索して抽出されたもの、及びキャッシュが残っていたものも、削除した旨の記載がないものはここに加えた。
  3. CEARが承認したEMS審査員研修機関すべてのウェブサイトについてgoogleで「有益+環境側面」をキーワードにウェブサイト内検索を行った。

結果
  1. 認証機関
    2014年4月2日現在JAB認定のEMS認証機関は41機関である。
    このうち2012年以降のコンテンツにおいて有益な環境側面があると記載したコンテンツがあるものは3機関であった。
    また、それ以前のコンテンツにおいて有益な側面があると記載したものをウェブにアップしているのは4機関であった。
    2年以上前のコンテンツを無視すると有益な環境側面があるという論をウェブサイトにアップしている認証機関は、JAB認定41機関中3機関で7%であった。
    2012年時点の調査結果、「有益な側面がある」としていた認証機関は44機関中8機関で18%であったから、2年間で半減したことになる。まあ、少しはまともになってきたといいたいが、なぜゼロにならないのかは謎である。

    注:なぜ2012年以前かといえば、このウェブサイトに調査結果を載せたのが2012年であるから、それ以降改善を図った機関には是正処置を行ったとみなす。

有益な側面ある有益な側面ない
2010年

参考:アイソス誌アンケート
45%55%
矢印
有益な側面ある有益な側面ない
2012年18%82%
矢印
有益な側面ある有益な側面ない
2014年7%93%


  1. 審査員研修機関
    有益な環境側面があると明記している、あるいはその方法を教えるとウェブサイトに記載しているところは、CEAR承認7機関中4機関で、57%である。これはとんでもないように思えるが、2012年時点では、10機関中9機関で90%であったので、まあ改善されているとみてよかろう。

    注1:2012年以前の有益な側面についてのコンテンツがサイト内に存在していた機関はひとつあったが、前記したようにこれは妥当と判断した。また顧客の投稿に1件ある機関があったが、これは非該当と判断した。
    注2:アイソス誌の2012年のアンケートは、審査員研修機関に対しては行っていない。

有益な側面ある有益な側面ない
2012年90%10%
矢印
有益な側面ある有益な側面ない
2014年57%43%

考察
認証機関に比べて審査員研修機関に「有益な側面がある」と間違えているところが多いのはなぜだろうか?
仮説1
認証機関に対する認定審査はJABが行っており、審査員研修機関の承認審査はJABではなくCEARが行っている。この審査員の違いがあるのではないかと推察する。
もちろんCEARの認定審査をJABが行っているわけではあるが、間接的だから細かく見ていないのかもしれない。
仮説2
認証機関のスタンスの表明はそれなりに社内で検討、検証したうえでおこなっいると思われる。他方、審査員研修機関の教育内容あるいはレジュメについては、講師が作成したものをそのままウェブにアップしていて、内容の検証がされていないかもしれない。
仮説3
認証機関の見解は審査のスタンスであるが、審査員研修機関の見解は、単なる考え方で審査の基準ではないというスタンスかもしれない。つまり教えたことそのままで審査するとは考えていないのかもしれない。そしてもちろん教えられたことを信じて審査しようと、それは研修機関の責任ではなく、審査員の自己責任(事故責任?)であろう。
あるいは、それ以外の要因かもわからない。いずれにしても認証機関と審査員研修機関のレベル差は大きい。
ところで重大なご注意であるが、認証機関が「有益な側面がある」と公言していなくても、そこの審査員が有益な側面があると信じている場合があるから、「有益な環境側面がない」という不適合を出さないというわけではない。これは前回、外資社員様からご指摘を受けた
いや、日本のISOは複雑怪奇である 

雑感
「有益な環境側面」というおかしな発想はともかく、この2年間で審査員研修機関は10から7へ、30%減少し、EMSの認定を受けている認証機関は44から41に7%減少した。この間のISO14001登録件数は数百程度、約3%しか減少していない。だからこれは過去からの減少傾向と先行きを考慮した撤退だろう。
来年2015年に大幅な規格改定があるが、この時点で認証辞退が多発すれば日本のISOMS第三者認証制度は終焉を迎えることになるだろう。
そんなことを感じた。



以下、調査結果

  1. 認証機関
    すべて2014.04.02〜03アクセス及びサイト内検索にて確認済
    認証機関名称有益な側面の言及2014年の内容
    2012年2014年
    日本規格協会審査登録事業部(JSA) なし なし  
    日本検査キューエイ株式会社(JICQA) なし なし  
    日本化学キューエイ株式会社(JCQA) なし なし  
    日本ガス機器検査協会 QAセンター(JIA-QA Center) なし なし  
    日本海事協会(ClassNK) なし なし  
    日本海事検定キューエイ株式会社(NKKKQA) なし なし  
    高圧ガス保安協会(KHK) なし なし  
    日本科学技術連盟 ISO審査登録センター(JUSE) あり なし  
    日本品質保証機構(JQA) なし なし  
    日本電子部品信頼性センター(RCJ) なし 2013年認定辞退
    SGSジャパン(SGS) なし なし  
    電気安全環境研究所(JET) なし なし  
    日本能率協会(JMA) あり 有益な環境影響を生じる環境側面にも注目した審査を行います。
    ISO規格からは「有益な環境影響を生じる環境側面にも注目した審査」を行わねば、認定審査に合格するはずがない。
    建材試験センター(JTCCM) なし なし  
    ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド(LRQA) なし なし  
    日本エルピーガス機器検査協会(LIA) なし なし  
    日本建築センター(BCJ) あり あり 2009年、2008年のコンテンツにおいて「有益な環境側面」と記したものが現在もアップされている。
    DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン(DNV) なし なし  
    日本自動車研究所認証センター(JARI-RB) あり あり 2013.9.9のコンテンツ
    日本環境認証機構(JACO) あり あり 2008年、2010年頃の「有益な環境側面」のコンテンツが現在もアップされている。
    三重県環境保全事業団(MEC) なし あり 2003年の「有益な環境側面」のコンテンツが現在もアップされている。
    防衛基盤整備協会(BSK) なし なし  
    マネジメントシステム評価センター(MSAC) なし なし  
    ペリー ジョンソン レジストラー インク(PJR) なし なし  
    日本燃焼機器検査協会(JHIA) なし なし  
    ベターリビングシステム(BL-QA) あり あり 2011年、2012年の有益な側面に関するコンテンツあり
    UL DQS Japan(株) なし  
    発電設備技術検査協会(JAPEIC) なし なし  
    岐阜県公衆衛生検査センター(GRCA) なし 2013年認定辞退
    国際規格認証機構(OISC) なし なし  
    国際システム審査(ISA) なし なし  
    エイエスアール(ASR) なし なし  
    BSIグループジャパン(BSI-J) なし なし  
    トーマツ審査評価機構(Deloitte-TECO) なし なし  
    アイエムジェー(IMJ) なし なし  
    ジェイーヴァック(J-VAC) なし なし  
    ビューローベリタスジャパン(BV) なし なし  
    和歌山リサーチラボ(WRL-ISO CENTER) なし なし  
    ISO審査登録機構(RB-ISO) なし 2014年現在ISO14001はJABから認定されていないようだ。しかし会社のウェブサイトにはEMS認証もすると記載されている。他の認定機関の認定を受けているのか、判明せず。
    国際規格審査センター(ISM) なし 2014年認定辞退
    テュフ・ラインランド・ジャパン(TUV Rheinland Japan Ltd.) なし なし  
    北日本認証サービス(NJCS) なし あり 2013.09.02「ISO14001 環境法規制要覧(第7 版)」
    日本審査機構(JAO) なし なし  
    AUDIX Registrars (AUDIX) あり あり 有益な側面がない場合、「指摘」ではなく「気づき」にすると記載している。
    ムーディー・インターナショナル・サーティフィケーション(MIC) なし なし 顧客組織からのレターで有益な側面に言及したものあり


  2. CEAR承認 EMS研修コース審査員研修機関
    すべて2014.02〜03アクセス及びサイト内検索にて確認済

    研修機関名称有益な側面の言及2014年の内容
    2012年2014年
    (株)テクノファ(TF) あり あり プラスの環境側面
    「わかりやすい環境側面と影響評価」セミナーの実施
    ISO14001中小企業のためのシステム構築コース 
    (株)日本環境認証機構(JACO) あり あり 2008年、2010年のコンテンツにおいて「有益な環境側面」と記したものが現在もアップされている。
    過去のものの修正までは手が回らなかったのか?
    (株)グローバルテクノ(GTC) あり あり EMSステップアップコース
    (株)LMJジャパン(LMJ) あり なし ISO業務の現実(卒業生のお便り)2012.10.18
    中部産業連盟(CHU-SAN-REN ISO) あり あり 有益な環境側面を活用してEMSを経営に役立てるセミナー(半日間)
    H25年度ISO14001環境影響評価技法研修セミナー(1日間)
    日本科学技術連盟(JUSE) あり 承認辞退
    日本能率協会 ISO研修事業部(JMA) あり あり 「本来業務から見直すEMS改善セミナー」2013.10.22実施
    日本海事検定キューエイ(NKKKQA ISO‐SC) なし 承認辞退
    品質保証総合研究所(JQAI) あり 承認辞退
    法政大学 環境センター(CEI) あり なし ウェブアップされているコンテンツそのものがわずかなので詳細は不明である

    注:「あり」でピンクの個所は機関として「有益な側面があるとみなしている機関」であり、黄色の個所は2012年以前のコンテンツにおいて「有益な側面」について記している機関である。


うそ800 本日の願い
2年後にも同じことを調査したいと思う。
と言った後ですぐに否定するのだが、2015年に規格の大改定があるから、再来年(2016)以降は有益な環境側面どころか、環境側面に目の色を変えることもなくなるだろう。
いや、それどころか第三者認証制度が存続するのかどうかもわからない。

今回は力仕事でして、疲れました。



名古屋鶏様からお便りを頂きました(2014.04.03)
JMAの「基本的な考え方」ですが・・・
何であそこまで上から目線になれるんでしょうね。組織が自分たちより遥かにプロかも知れないとは微塵にも思わないのでしょうか?
妄想を方針にしているとは言いませんが、「出来ないことが分かっていない」人には何も出来ないことでしょう。

名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
問題提起頂きました該当ドキュメントをじっくりと読ませていただきました。
名古屋鶏様の印象と私の印象が同じかどうかはわかりませんが、私はいろいろと変なところがあるなあと感じました。
以下、疑問箇所について羅列します。
該当文書は2014.04.03時点ウェブにアップされていた「JISQ14001:2004(ISO14001:2004)EMS審査の基本的な考え方(第5版改定日付2012.6.1)」を対象としました。
  1. 4ページ 5行
    審査登録センターの目的は、ISOマネジメントシステムの審査を通じて、組織を改革することにあります。
    JMAが高邁な目的を持っていることは分りましたが、ISO審査とは外部から組織を改革することなのか、いささか疑問です。
    単に規格適合を確認してもらいたいだけの組織は、審査を依頼するなということでしょうか?
  2. 4ページ 11行
    これから新規に審査登録をご希望の組織は、本冊子の内容をご理解の上、EMSを構築・運用し、審査に臨んでください。
    多くの人が「構築する」という言い方をする。しかし「構築する」という言葉は、ISO14001:2004では使われておらず、ISO17021:2011で参考部分に1度出てくるだけだ。
    私は「構築する」とはどういう意味なのかわからない。「EMSとは組織のマネジメントシステムの一部であり(定義3.8)」、ゆえに私はEMSというものは元々組織あるいはシステムに付属しているものだと考えている。もちろんそれがプアな場合もあるだろう。でもISO規格を満たす修正程度なら「構築する」とは言わないだろう。
  3. 6ページ 10行
    良い経営の実現に役立つ審査活動をめざします。
    規格を恣意的に解釈せず(5ページ)」に「審査とは規格適合性を評価すること(5ページ)」を行えば、「良い経営に役立つ」のでしょうか?
    良い経営とは「環境という要素が根付いた経営」なのでしょうか? 品質はどうなんでしょうか? 安全衛生は? 情報セキュリティは? 昔からの財務や倫理は? そう考えると、ちょっと違うのではないでしょうか? 私には分らないことが多い。
  4. 6ページ 15行
    「ゼロエミッション」を究極の目的とするパフォーマンスの継続的改善につながる審査
    環境全体を考えたときにおいて、ゼロエミッションが理想とか最善の状態であるということは証明されていないと思う。またゼロエミッションが環境負荷ミニマムとイコールであるという説を私は聞いたことがない。
    ところで「パフォーマンスの継続的改善につながる」も意味深長です。ISO規格ではそこまでは言及していないから
  5. 6ページ 19行
    有益な環境影響を生じる環境側面にも注目した審査を行います
    そもそも「有害か有益を問わず環境側面から生じる環境変化を環境影響という(定義3.7)」なのであるから、この文章の意味するところは当たり前のことであり、ここに書かれた審査でなければ適正ではない。
    この文章が意味するところ、言いたいことはなんなのだろうか?
  6. 10ページ 14行
    「効果的でない」とは、要求されているアウトプット(含、内容レベル)が生み出されていない状況を言います。
    この冊子では、効果的と有効性という語句が使われているのだが、それぞれの意味が使い分けられているのか良く分らない。混用しているのかもしれない。
    類似の例はほかにもあった。
  7. 10ページ 19行
    ・予防処置の例がない
    ・内部監査で不適合が検出されていない
    ・パフォーマンスが(例:電力使用量、目標達成率)があがっていない
    審査では、上記のような状況を手がかりにしてEMSの有効性を検証し、有効性が認められない場合は、不適合として指摘します。

    確かにここで述べていることは間違いないと思う。しかし同時に意味のないことだとも思う。
    なぜなら、「予防処置の実施例」「内部監査で指摘した不適合」「パフォーマンスが向上した」事例を手掛かりにして、予防処置は適正で有効であったのか、内部監査で指摘した不適合は間違いなく不適合でありその是正は適正であったのか、パフォーマンスが向上したことは適正な活動で初めから達成できるように仕組んでいなかったのかを検証し、実質がない場合は不適合とするのは当然だからである。
    もっともこんなコメントをしても、こんなことを書いている人は私の真意を分るはずがないか?
  8. 12ページ 2行
    観察事項への対応(修正処置、予防処置など)の要否は組織の判断によります(中略)観察事項への対応状況は、次回審査で確認します。
    観察事項は「適合ではあるが改善の余地が認められるもの(JMAの定義)」ですから、次回審査時に組織が理由なく対応していなくても、元々が「適合」なのだから問題はない。その対応状況を確認してどうするのだろうか?
    認証機関の言うことを神の言葉と認識しているかを確認するのか?
  9. 12ページ 31行
    「環境方針」そのものに、上記の規格4.2 項の b)、c)、d)に該当する意図を示す具体的記述内容が含まれているかどうかを審査します。記述がない場合は「不適合」とします
    具体的記述とはどの程度を言うのだろうか?
    ここで言っていることがISO規格要求と同じことなのか、気になる。
  10. 16ページ 1行
    特定した『製品/サービス』について、製品実現のために組織が責任を有するすべての「プロセス(活動)」を明確にする必要があります。
    この段落の前に「推奨する」とあり、この文章では「必要だ」としているので、shouldなのかshallなのか、要求レベルが分らない。
    それはともかく、この要求はISO14001審査としては妥当なのかどうか?
    まあ、認証機関の追加要求事項と考えれば納得するしかないが、



名古屋鶏様からお便りを頂きました(2014.04.04)
JMAの件、解説ありがとうございました。
つまりコレはISO規格でもJIS規格でもなくJMA規格であると。うん、多分そうに違いない。
それにしてもJMAは顧客を自分の子会社か何かと勘違いしてるでしょうかね?厚かましいにも程がありますわ。

名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
おっしゃるようにISO14001ではなくJMA14001規格と思えばそれまでかもしれませんね。過去にもというか今でもですがJACO14001なんて規格も存在したわけで・・トホホ
契約にはお互いの同意に基づいて取り決めするのが一般的ですが、中には一方的に条件を提示して「嫌なら契約するな」という附従契約というものもあります。保険、水道や電気、電車の利用などです。しかしながらそういったものにおいては、一方的にならないように行政が指導するとか、同業者は契約内容を統一するとかしているそうです。認証機関の場合はどうなんでしょうか?
認証機関が提示する審査基準が嫌なら、他に鞍替えという手しかないのかもしれませんね。もっともそれは認証機関の首を絞めるだけだったりして?
昔、「何もたさない、何も引かない」なんてコマーシャルがありましたが、ISO認証機関は不純物を足してばかりでオイシクないですわ


まきぞう様からお便りを頂きました(2014.05.22)
おばQさま あまりに驚いたのでコメントを書きます。
今週始まりました某最大手審査会社による審査で、有益プラスなどの発言が続いている模様です。まだ審査報告書にはなっていませんが、これが審査報告書に載るようでは、審査費用はトイレに流しているようなものです。
こんな審査員がまだまだいるのですね。。。
しかもそんな発言をありがたくいただいているなんて、環責も事務局もしっかりしてほしいのですが。。報告書に載らないように妨害してみます。

まきぞう様 毎度ありがとうございます。
御社のお考えですが、諸事情により穏便にISO認証を維持したいとお考えならば、審査員が金銭的に大きな迷惑、損害を与えない限りハイハイと聞いているのかもしれません。
それならまあ悪は悪でも、子供のことだとという大人の世界だからという判断もあるでしょう。
しかし大手認証機関というだけで、どこかわかっちゃいました、笑っちゃいますね

まきぞう様からお便りを頂きました(2014.05.22)
ご返信いただき、ありがとうございます。
確かに大人の対応をすればよいのかもしれません。事務局なに考えてるのか分からないのでヤキモキします。
毎度のパターンですが、数ヶ月後に内部監査(ゴッコ)で、審査でのこの指摘はどう扱うか?などの副次的被害が発生するのです。
この時間が苦痛です。
中年が雁首並べてバカげた議論するのです。勤務時間の浪費です。

まきぞう様 毎度ありがとうございます。
ISOなんて最新とか西欧の論理ではなく義理と人情、任侠の世界、渡世の義理、死んでもらいますとまではいきませんが、宮仕えの辛いところですね。
まあ我々が真剣に考えるほど、ISOは値打ちがないと考えればそれまででしょう。
こんなものが20数年世の中の会社がお相手しているとは不思議でなりません。そのうち子供が「王様は裸だ!」じゃなくて「ISOってくだらない」と叫んでみんな目が覚めるってことになるのかもしれません。
もっとも目が覚めたとたんに、オマンマの食い上げになる人も多いでしょうねえ〜
そのときは我々は銭になる仕事をしたいものです。


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