2016.10.03
お断り |
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。
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書名 | 著者 | 出版社 | ISBN | 初版 | 価格 |
沖縄の不都合な真実 | 大久保 順/篠原 章 | 新潮社 | 9784106106019 | 2016.01.20 | 740円 |
私は沖縄に行ったことが7・8回ある。働いていた時は出張で本島に行き、退職後は家内と観光で本島のほか宮古島などに行った。まああまり行ったことはなく、土地勘もなく、その地に詳しくない人間である。
始めて訪れたのがいつかは忘れたが、鳩山が「普天間は最低県外移設」と語った直後の2009年末にも出張した。

鳩山が普天間移転を没にしたので沖縄経済は止まったと、訪問した会社のえらいさんは嘆いていた。その会社は基地の建設工事とは無縁だったし官公庁相手でもなかったが、鳩山が普天間移転はないと言ってから民間需要が凍り付いてしまったという。官公庁の工事がないと沖縄の経済は成り立たない。なにしろ基地と補助金で沖縄の経済は成り立っているのだ。道路をはじめとするインフラ工事が止まれば、民家も建てるのが止まる、消費者が家電など耐久消費財を買うのも止まる、レジャーもその他も・・まさにトリクルダウンである。
そのとき仕事が終わったのがまだ明るく、訪問先の方がせっかく沖縄に来たのだからと普天間基地と嘉手納基地に寄ってから那覇空港まで送ってくれた。

もちろん基地の中には入れないが、はるかかなたではあるが展望台(?)のようなところから、飛行機やヘリが見えた。

幸運にも嘉手納ではF22が着陸するところを見ることができた。あとで調べるとこの時期数か月間だけ配備されていたとのこと。まさに幸運だった。
ところで展望台にはとてつもない望遠レンズを付けたカメラを持った人たちが10人近くいて、携帯電話でまもなく降りるぞとか飛ぶぞという連絡があるとカメラを滑走路に向けていた。聞くと飛行機ファンではなくサヨクマスコミと契約しているとのこと。そんなに毎回写真を撮る必要があるのかどうかわからないが、そういう写真が金になるらしい。
沖縄は日本の犠牲になった、日本は沖縄に責任がある、沖縄は被害者だということを60年以上聞かされてきた。毎年毎年マスコミがそう語っている。日本の犠牲になったということはどういうことなのか? 沖縄への責任とはなんなのか? 沖縄が被害者だというなら誰が加害者なのか? 私が加害者なんだろうか?
沖縄決戦で大勢が死んだという。その通りだろう。だがそれに対して本土に住む戦後生まれた人がいかなる責任があるのだろうか、その説明を聞いたことがない。
ところで第二次大戦で民間人の戦災による死者とはいかほどなのだろうか?
ネットで次の表を見つけた。
都道府県 | 死者数(千人) |
広島県 | 265千 |
長崎県 | 146千 |
東京都 | 107千 |
沖縄県 | 94千 |
大阪府 | 13千 |
兵庫県 | 11千 |
愛知県 | 10千 |
その他 | 57千 |
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グラフにすると右図のようになる。
沖縄の犠牲者は都道府県別で4位で94,000人となっている。書籍でもこの数字を載せているのは多い。しかしこの数字は疑問視されている。
軍人・軍属(従軍看護婦など)の戦死者が94,000人であることはほぼ間違いない。でも軍人軍属の戦死者が94,000人、民間人犠牲者が94,000人というのはあまりにも偶然すぎる。古い資料で民間人犠牲者のところに軍人軍属の数字が間違って引用され、それが定着したのではないかと唱える人もいる。
では沖縄戦の民間人犠牲者は何人なのか?
沖縄戦の民間人犠牲者数ははっきりいってわからない。10万以上という説も、上記94,000人という説も、82,000人という説もあるしそれ以下もある。はっきりしないことは間違いない。
いずれにしてもきわめて多い数であるが、それをもって沖縄は日本の犠牲になったということになるのだろうか。
グラフからわかるように犠牲者の過半は広島・長崎が占める。面積比や県人口比から沖縄が圧倒的だというわけでもない。その指標で見ても広島の方がひどい。犠牲者が大勢でなければよいというわけではないのはもちろんだが、犠牲者数も県民人口比でも面積比でも沖縄が一番ではない。まずはここを押さえておこう。
戦争が沖縄で終わらず本土決戦となったなら、九州でも東北でも沖縄以上の犠牲者を出したことは間違いない。何しろ本土のほうが人口は多いのだから。要するに見方を変えればどんな主張もできるのだ。
では沖縄は戦後70年間本土の犠牲になって来たのかということになる。その場合も犠牲という定義をしっかりしないとならないだろう。土地を収用された、犯罪が多い、強姦が多い、犯人を日本の法律で処罰できない、日本復帰まで15年もアメリカの支配下にあった、今でも基地が多い、騒音被害、軍の活動による被害があるなどいろいろあるだろう。
いろいろな現象を明白にして、それぞれについて本土よりいかほど悪いのか定量化し、どのようにすべきかを考える必要があると思う。
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アメリカ軍が使っている土地をすぐに返却されたら地主は困るだろうし、強姦も実際は多くないという現実であるが・・
沖縄で米軍関係者による強姦が多いというが、現実は沖縄県民による強姦は米軍関係者の強姦より4倍も多い(1972〜2014年間にて)。県知事は県民の犯罪の多さ、倫理観が低いことを問題にすべきだ。
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沖縄よりも北海道の方が基地や演習場が広いと言えば、設備のない演習場をカウントするのはおかしい、基地だけをとらえれば沖縄の方が負担が多いという人もいる。それもおかしい。設備があればその建設や運営で地元にお金が落ちるが、設備のない演習場だけではお金は落ちず迷惑だけを受けることになるのではないのか?
軍人の犯罪が本土の外国人犯罪に比べて多いのかどうか、いや治外法権があるからどうとか、
学校が基地のそばにあるとかなんとか言うけれど、その
学校が建てられたのは1969年で普天間基地ができたのは1945年なんです。基地のある所に後から学校を作ったのにはだんまりで、基地が学校のそばにあって危険だというのか。基地にそばに学校を作るべきではなく、基地の近くに学校があるなら移転すればよいと思う私はおかしいのだろうか?
わざわざ猫の前に魚を置いて猫が魚を食べると、あの猫が悪いというようなものだ。猫を追うより皿を引けとは真逆である。
事故が起きるのを期待して基地の近くに学校を置いたとは言うまい
いや、ヘリコプターが墜落して基地反対運動がはかいったようだが
日本での外国人犯罪で多いのは韓国人、中国人でありアメリカ人ではない。外国人による殺人事件は毎年30ないし40件起きている。

参考
外国人受刑者数

アメリカ軍人軍属の強姦は許さず、中国人や韓国人の強姦はOKということはないだろう。特に韓国人、朝鮮人の場合は本名ではなく通名報道されるので新聞やテレビだけを見ていると
外国人犯罪と気が付かないことが多い。
有田ヨシフによると「
ヤンキーゴーホームはヘイトではないが、コリアンゴーホームはヘイトスピーチ」なんだそうだ。その論理は不可解である。
2016年5月の沖縄で起きたアメリカ軍属の殺人事件について、安倍首相が「非常に強い憤りを覚える」とか、オナガ県知事が「基地があるゆえにあのような形で亡くなってしまった」という発言は
まったくおかしい。それなら安倍首相は沖縄以外の地での殺人事件には強い憤りを感じないのか? オナガ県知事は基地がないところで外国人に殺されるのは構わないのか? 論理がおかしい。ダブルスタンダードどころではない、あきれてしまう。
いや、待ってくれ、そもそも沖縄で日本国籍を持つ人による犯罪発生は本土より多い。そのほうが問題じゃないのか?
県別の凶悪犯罪人口当たり認知件数を見ると、
殺人第6位、
放火第10位、
強盗第10位である。ちなみに知能犯のほうはどうかというと、こちらもまた
第7位と上位にランキングされている。日本には47都道府県しかないのだから、すべて上位2割(下位2割?)にランク入りしている。
沖縄人による強姦は無問題で、アメリカ軍人軍属の強姦事件は問題だというなら、その頭脳が問題だ。それとも単にヤンキーゴーホームと言いたいだけなのでしょうか
?
そういや
翁長知事は中国の軍艦が領海侵犯してもひとことも発言していないね
翁長知事はヤンキーゴーホーム、チャイナウェルカムか
!

沖縄人による殺人事件について、オナガ県知事が「沖縄県があるゆえにこのような形で亡くなってしまった」というのか、安倍首相が「非常に強い憤りを覚える」と語るのか、じっくりとお伺いしたいと思う。
沖縄は本土の犠牲になったのか?
第二次大戦のとき、アメリカ軍が侵攻してくるのが、グアム、サイパンと南方からきたのだからその次は沖縄というのは地理的に必然的な順序である。
その次に本土侵攻となるが、道もなく都市から遠い四国や岩手に上陸して来るとは思えない。大本営も九十九里浜に上陸とか東京湾への侵攻を想定して陣地を作っていたわけだ。
そしてその後の冷戦時には、ソ連が北海道上陸してくるという想定は必然で、自衛隊もアメリカ軍も対北の防衛線を構築していた。もしソ連が侵攻して来たときは、沖縄以上の殺戮、強姦、略奪があったことは間違いない。これは仮定の話ではなく、第二次大戦で赤軍は残虐非道な実績を残している。1990年のソ連崩壊まで、いつそれが起きるかという状況だったのだ。
沖縄を身代わりにして本土の犠牲者を少なくしたという証拠がなければ、本土の犠牲になったと言ってほしくない。単にアメリカの日本侵攻が、終戦により沖縄で終わっただけではないのか。
私は沖縄の負担は大きくないとか犠牲者が多くはないというつもりはない。沖縄は戦災の被害は大きく、戦後もアメリカ占領という時期もあり、大変困難な道を歩んできたことは事実だ。
しかしもう返還後、既に半世紀が過ぎた。普通の地域なら基地経済から脱却できて当然ではないのか。沖縄経済発展のために沖縄人は、日本の高度成長期の我々の頑張りをしてもらいたい。
基地がなければ沖縄経済はおおいに大々的に発展するという「
米軍基地に関する各種経済波及効果」という報告書があるらしい。それによると基地が全部なくなると年間9155億円の経済効果があるという。
これに対する反論も多々ある。
この本でも批判(否定)しているが、「
全基地撤去は年間9155億円の経済効果」の真偽では効果どころか1000億マイナスだと推定している。
辺野古を埋め立てるとジュゴンが死ぬとかサンゴ礁がというが、沖縄の自然は基地があるから守られているとか、ヤンバルクイナは基地内で生き延びているともいわれる。そもそも辺野古の埋め立ては自然破壊で、那覇空港の埋め立ては自然破壊ではないという理屈もわからない。
オナガ知事の好みに合うのが自然保護であり、気に入らないのが自然破壊だと言った方が筋が通っている。

私の知り合いに転勤族がいる。数年おきに千葉、新潟、神奈川などと引っ越している。子供さんは小学生になる。彼の奥さんは全国どこにでも家族一緒に行くけど、もし沖縄に転勤になったら単身赴任してもらうという。
なぜと聞くと、一番は学校の問題、沖縄では普通の大学に入る学力は無理だ、
でき婚率が日本一、子供の躾、教育、将来を考えたら一家で引っ越すなんてできないと語る。私はそういったことを全く知らず驚いた。そして彼女が基地の騒音とかアメリカ兵の犯罪について語らなかったのにも驚いた。
話は変わるが、私は韓国

が嫌いだ。
なぜか?
その理由は明白だ。彼らは秀吉の朝鮮侵攻の被害者だと今でも語る。ねつ造した
従軍慰安婦の存在を主張する。広島長崎での朝鮮人被爆者は毎年増えている。最近(2016)の主張では広島原爆死亡者の5分の1が朝鮮人であったという。それって本当?
もちろんその分補償せよというわけだ・・・
秀吉侵攻の歴史を忘れないと言いながら、兵士の半分が朝鮮人であった元寇のことは口を閉ざして語らない。時代が違うなんて言っちゃいけない。秀吉侵攻から今まで500年、元寇から秀吉まで300年、21世紀の今からみれば双方とも時間的には大して変わらない。
2015年末の日韓慰安婦合意のあと、すぐにまた
お金!お金!₩と叫ぶ韓国政府、韓国人をみると、かの国とは永遠に国際条約を結ぶことは不可能であると認識を新たにする。韓国人は試合中にゴールポストを動かすと言われているが、まさしくそのとおり。試合のルールを自分の都合のよいようにドンドン変更するのだから悪逆非道というしかない。ともかく韓国人を相手するのはホトホト疲れてしまう。我々はいったいどうすればいいのか?
沖縄戦の犠牲を延々と語る沖縄の人たちを見ていると、韓国人が語るのを聞くのと同じ感覚である。根拠不明な従軍慰安婦(?)たちが、お金じゃなく謝罪をと言いながら最終的にお金を寄こせという韓国と同じじゃないのか?
鳩山が「
最低でも県外」と語ったのは、鳩山が沖縄の反対運動と補助金の関係を理解せず、反対運動を素直に読み取り、沖縄の総意()に応えようとしたのだろう
その鳩山の言葉に一番困ったのは、沖縄の組合やらサヨクやら土建業者やら沖縄県議たちだったのではないだろうか? 沖縄のサヨクもウヨクも過去そうであったように反対運動が激しいほど補助金が多くなり沖縄に落ちるお金が増額されると考えていただろうから。実際に基地が沖縄から出ていけば補助金は減りうまみがなくなる。そして多分だが、中国支配の沖縄を望んでいるのはいないんじゃないかな? なにせデモもできなくなるし、補助金どころではないだろう。
沖縄問題の解決には、鳩山流の素直な解釈と対応が一番なのかもしれない。
韓国人は「韓国人は兄、日本人は弟」というらしい。私から見たら「韓国人は近所に住むやくざ」としか思えない。沖縄はどうなんだろう。たかるばかりの親戚かなあ〜?

本日の意図
沖縄は犠牲者だから本土の人は税金やその他種々の補助、援助するのが当然という論理に、私は本土の納税者として同意できない。
日本政府、沖縄県知事、サヨク団体のからみを見ていると、普天間だけでなく沖縄の特別扱いを早いところやめてほしいと思う。
冒頭に申し上げたようにこれは書評ではありません。
本そのものの内容紹介は下記サイトを推薦します。

本日の弱気
実はこの文章は今年の4月頃に書いた。
沖縄で
誘拐殺人事件がおきて、アップするとその事件に同情した人たちから叩かれるかなと弱気になってずっとアップしなかった。
だけど最近また普天間問題がニュースをにぎわしているので、アップすることに決めた。
私も気が小さいのである。

名古屋鶏様からお便りを頂きました(2016.10.03)
沖縄と本土が対立するアングルを、捏造してでも作りたい人達が居るの鴨。
そうすることでクリミヤやスコットランドのように「沖縄独立」を目指したい人達が居るの鴨。
そうなれば中■が「国家として認証」し、人民(を現世から)解放(する)軍隊がやってくるの鴨。
それが出来れば米軍に悟られることなく、核ミサイル搭載の原潜を太平洋に潜り込ませられるの鴨。
そして単なる知事が「国家元首」に格上げになるの鴨。共産国家に選挙は無いので、死ぬまで元首でいられるの鴨。
それらを防止するためには、耐え難きを耐えて県民に日本政府の支持を訴えるしかないの鴨。
ま、妄想に過ぎないの鴨。
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名古屋鶏様 まいどありがとうございます。
鴨カモとおっしゃるので、縦読みか斜め読みなのかと、一瞬考えてしまいました。
翁長知事は米軍を追い払い中国軍駐留を公言しています。アメリカの植民地はいやだけど中国の植民地ならオッケーなのか?
そんな人たちが多いのではないでしょうか。鴨じゃなくてサギ、いや詐欺かも?
ちなみに国連で在日韓国人を日本の先住民として認定しろという運動があるそうです。すると日本人を追放して在日の天国になるのカモ?
いやはや、うっかりすると身ぐるみはがれて東海に追い落とされそうです。
そんなときにやられる前に最低一人倒そう、倒せるようにフィットネスクラブで体力つくりをせねば・・
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