「自治労の正体」

2018.04.10
お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。


50年前、私は工業高校を卒業した。クラスの定員は50人だったが、無事卒業できたのが49人、そのうち3人だけが地元に残り、その他大勢は関東と関西に就職していった。もう集団就職列車はなくなっていたが、中身は変わらず3月末になると中学・高校卒業者のほとんどは都会に出ていった。なにしろ田舎にはロクな就職口がない。
私はその数少ない地元派で同級会の幹事を仰せつかったが、幹事役はめんどくさく一度も同級会など開いたことはない。ズボラ、怠け者なのは生まれつきである。
お酒 とはいえ人に合うのが苦手とか、酒を飲むのが嫌いというわけではない。同級生が地元に帰ってくると声がかかるので、地元に残った人とか同時期に帰省した仲間と集まって飲んだ。
とはいえ大昔である。インターネットもなければeメールもない、フェイスブックもない、ツゥイターもない、会うのもだんだん少なくなりどんどんと縁遠くなり、今でもやりとりしているのは片手くらいしかいない。

20代後半(1970年代末)に同級生と会って飲んだ時のことである。
同級生でただひとり、国鉄に入った奴だった。そいつは酒を飲むとグチグチと愚痴をこぼした。彼の言うことを要約すると次のようになる。


私は彼の話を聞いて唖然としました。
私が勤めていた会社にも共産党はいたし、社会党もいました。彼らは民青とか社青同と名乗り、あるいは所属を隠して、女の子を紹介するとか外国に旅行に行けるとか、私たち世間知らずを勧誘していました。
だけどいくらなんでも組合専従でもない人間が、勤務時間中に組合事務所に入り浸っているとか、仕事をすると疲れるからと怠けるとか、自分の仕事を職制ではなく組合役員の指示でしていたなんてことはゼッタイにありません。
そのとき3人か4人で飲んでいたと思います。一般企業に勤めていた私と他のメンバーが、お前おかしいぞと国鉄マンを諭すのですが、価値観というか認識がまったく違い、彼は私たちの話を理解できませんでした。
私たちもその国鉄マンを理解できませんでしたけど

実を言いまして私は国鉄に入りたかったのです。中学を卒業するとき、オヤジは私を国鉄に入れようとしました。当時国鉄には中卒を採用し中で高校の教育をする制度がありました。貧乏でお金を使うのが大嫌いなオヤジは私をそこに入れようとしたのです。
残念ながら、当時の国鉄は身内が国鉄で働いていないと採用しませんでした。その同級生は父親が国鉄で働いていたから入れたのです。

彼とはそれ以降会うことがありませんでした。元気なら私と同じくもうすぐ70歳、どうしているのでしょう。民営化された国鉄で働いて定年を迎えたのか、あるいは民営化されたときJRに拒否されたのか、それとも自ら主義を選んだのでしょうか、もしかすると今頃、旗竿をもって普天間基地はんた〜い、なんてやっているのかもしれません。
まあどうなろうとも彼の人生ですから、彼の勝手です。
あっ、良くない良くない、朱に交われば赤くなる。
おっと、既にまっかっか

私が高校生の時、近所の専売公社に勤めていたオヤジさんが病気で亡くなりました。するとそこの幼馴染の女の子は高校を止めて、時季外れではありましたが専売公社に採用されました。もちろん正社員です。
専売公社は営利事業ではなく、運命共同体、助け合い、大家族なのです。
心温まるお話に・・・涙がこぼれるわけはありません。腹立たしいというのが本音でしたね。
タバコ
私の同級生で専売公社に入った人もいました。専売公社も、親兄弟が働いていないと採用されませんでした。言い換えると親兄弟が働いていると間違いなく採用されました。
専売公社に入った同級生は営業でした。入社して数年目に飲んだ時、「営業はラクチンだ、なによりもタバコには競争相手がいないからねえ〜」と自慢していました。
今からは想像できないかもしれませんが、1980年以前は「タバコを吸わないでください」なんて言おうものなら犯罪者のように見られました。
それどころか1970年頃会社で「タバコを吸わない奴は休憩するな」と言われたことがあります。もちろん職制がそんな不当労働行為するわけはありませんが、現場の先輩たちはタバコを吸わない私には休憩させなくて良いと考えていたのです。

1980年頃でしょう、喫煙率が下がり始め、世の中で堂々と嫌煙を口にできるようになりました。その頃、例の専売公社の営業になった奴と飲みました。
以前より弱気になった彼は、「たばこの売れ行きが落ちている。贈答品では、贈る相手がタバコを飲まないかもしれないからと避けられるようになった。独占企業ではあるがタバコの競合製品はお菓子とか飲料品など多々あって営業は大変だよ。タバコとがんの関係が否定されると良いなあ〜」と言っていました。
それが彼と会った最後でした。いやまだ彼が死んだという噂は聞いてないから、生きているとは思います。
もし彼に良心があったなら専売公社を辞めて、人が健康になるものを作り売る仕事に就くべきだったでしょう。
私の意見は、専売公社いや日本たばこ産業の方の気を悪くしたかもしれない。
だが、考えてみてほしい、
ピストルにタバコを込めろ
人を病気にするものを売りたいか?
中毒性のある薬物を売りたいか?
喫煙者だけでなく家族を不幸にしたいか?
周りの人に嫌がらせをしたいか?
タバコを売るってことはそういうことだよ
矢印
上図は20年くらい前のアメリカの禁煙ポスターだ。
弾丸の代わりにタバコを込めるってすごいよね、
ちなみにアメリカで銃による死者は年間約3万人、
喫煙による死者は43万だそうだ。桁が違う。


郵便局が民営化されたのは2005年だった。そのとき私は職を変わって東京で働いていた。小泉首相が思いもかけないことに解散をした。
小泉首相 当時、同僚とどうなるんだろうといささか心配して話したことを覚えている。なぜ心配したかというと私の知り合いに郵便局員はいなかったけど、解散で景気がかげることを懸念した。それは私の勤め先にモロに影響を与えるだろう。
その頃、家内が郵便局に行ったら、窓口の人に「郵政民営化になると貯金の利子がなくなります。郵政民営化に反対してください」と言われたという。
ちょっとおかしいんじゃないか? 郵便局は勤務中に職員がそのようなたわけたことを騙るのを許しているのか?

まあ三公社五現業というものは半分公務員のようなもので、のんびりとゆったりと仕事をし、組合運動に励み、仕事よりも人間関係、どうせ独占企業なのだから、親方日の丸なのだからと考えていたことは間違いない。
私は専売公社にも国鉄にも入らずに良かったと心底思う。貧しくとも忙しくともストレスが多くても、私は誰に対して負い目を感じることはない。私は納税者であって税金泥棒ではない。

じゃあ日本は良くなったのかというと、あまりよくなっていないと思う。
まだまだ、おかしなことをしている人たちがいるから。
それは地方公務員である。
もちろん公務員とひとくくりにしてはいけない。一生懸命国民に尽くしている公務員も多いだろう。とはいえ、それが当たり前の公務員の姿なんだけどね

書名著者出版社ISBN初版価格
自治労の正体森口 朗扶桑社新書97845940784852017.11.01820円

やれやれ、やっとこの本にたどり着いた。
この新書は某アンチサヨクデモに参加したとき、デモで知り合った方から頂いた。
サヨクデモではなくアンチサヨクデモであることに注意

著者が「森口 朗」とあるのを見て、アッと思い出した。もう10数年前になるがこの方の「戦後教育で失われたもの」という本を読んだ。その本を読んで感動し、感想文を森口先生に送った。それを私のウェブサイトに載せてある。
その後思いもかけず、森口先生からご返事をいただいた。先生、わざわざありがとうございます。
ということを思い出したのである。

改めていつだったのかと見ると、2005年、今から13年も前になる。先生はその13年間サヨクと戦ってこられたわけだ。私はその間、アンチサヨクデモへの参加と政府機関や各政党、マスゴミ、海外の都市や行政機関へのメール発信くらいしか活動していないが、それでもこの日本を何とかしようと頑張ってきたつもりだ。

ちなみに 私はサンフランシスコ市の慰安婦像設置についてはアメリカの該当市長や市議会や教科書会社に、憲法9条にノーベル賞運動のときはスウエーデンやノルウェーの関係機関や内外のマスコミに英文でeメールを数十通出した。
英語の力がなくて悲しかった。

何をするにも時間がかかる。人の意識を変えるにはもっと時間がかかる。制度を変えるにはもっともっと時間がかかる。
だが少しずつ前進はしている。国鉄はJRとなり民営化された。だがJR北海道はなんか怪しいし、いや私の足元にも千葉動労なんていうサヨク集団が生き残っている。
専売公社は民営化された。まあここはもうあまり後ろ向きな運動はないだろうし、なにをしようとご勝手にというところだ。
日本郵政グループ各社は、保険にしても銀行にしても宅配便にしても、競合各社と熾烈な競争下にあり頑張らないと生き残れないだろう。頑張ってほしい。

さて、サヨク最後の砦でもないだろうけど、地方公務員はどうなんだろう。
田舎の市役所職員を目覚めさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
なにしろ市役所は独占企業です。
戸籍謄本の窓口が生意気だから別の市役所に行くとか、ゴミ回収頻度が少ないから市役所を転注しようとか、学校の教育サービスが劣悪だから隣の県に替えようとかということができません
でも考えてみてください、JRが気に入らないから私鉄に乗るとか、日本郵便が気に入らないからブラックキャットにするということはできます
住民サービスを転注できないとは、おかしいじゃありませんか!
*転注とは買うところを変えること

私は52歳の時、田舎から都会に転職してきたが、仕事は同じで企業の環境管理だった。ということは自治体に届けを出したり質問したり、自治体から指導を受けたりということは変わらない。
だが、変わったことがある。まず驚いたことは、東京都環境局はすごい、プロフェッショナルだと感じた。田舎の市役所の環境担当部署に電話しても訪問して直接話しても、回答(指導)が得られないということは多々あった。

私の発言市の環境担当者私の腹の中
こうしたいのですが、大丈夫ですか?どうですかねえ〜誰に聞けばいいの
この書類はどう書けばいいのですか?わからないなどうすればいいの
以前教えていただいた通りにしたのですが、
先日、県からダメと言われまして
そうなんですよ、
私も途方にくれました
勘弁してよ
この廃棄物の処理はこれでよろしいですかわかりませんねえ〜はあ?

まあ、そんなことの積み重ねでしたわ。
しかし東京都環境局に問い合わせると、そんなことは一回もありません。

私の発言都の環境担当者私の腹の中
こうしたいのですが、大丈夫ですか?それじゃダメ、
こうしなさい
ハイわかりました
この書類はどう書けばいいのですか?こうこうですありがとうございます
この廃棄物の処理はこれでよろしいですかけっこうですどうも!

みな電話一本で済みます。ありがたい。


学校も独占企業です。福島県の田舎では小学校、中学校は公立しかなく学区が決まっているから選択肢がありません。高校は学区はないから選択できなくはないが、通学できる範囲にいくつも高校がない。
お酒 一旦先生になれば、まず解雇されることはありません。今はどうか知りませんが、私の時代はもちろん、私の子供の時代でも酒のみ運転をして解雇にならなかった。
授業よりも労音のチケット売りに血道を上げていた高校の先生もいたな。私が若いとき、労音とは共産党の若者勧誘の機関でした。今はどうなんですか?
二三十年前、福島県の女の先生が遠くのデモに参加し逮捕され、黙秘権を貫きました。田舎では先生が行方不明だと大騒ぎになりました。2・3週間経ってから逮捕されていたことが分かりました。あの先生どうなったのかしら?解雇はされなかったと思います。
学級崩壊しても解雇されない。娘が小学校高学年の時、いじめにあった。受け持ちの先生に相談したが、二十二三の若造は何もしない。いじめっ子の親(s)を戸別訪問しようとしたら家内が止めた。その後、いじめは自然消滅したが、もしなにかあったらあの担任をタダでは置かないという怒った。〇すまでは考えなかったが、弁護士連れて学校に乗り込むつもりはあった。

引退した私は、市の各種施設や図書館をかなり頻繁に利用している。そんなところには市職員を退職した牢名主みたいな人が必ずいる。彼らがなにをしているかわからないが、利用者になんだかんだとイチャモンを付ける。私が市の歴史を知りたく関連する本を探していると、わざわざ俺のところまできて、書籍は丁寧に扱えと言ったり私の動作を監視している。感情を害すること甚だしい。
船橋市の図書館には、愛国派の蔵書を捨ててサヨクの本を購入したり、自分が書いた本を何冊も図書館で購入した、基地外女司書がいた。あの女は懲戒されたのだろうか?
この事件は2005年に起きて、船橋焚書事件としてウィキペディアにも載っている。
市が開催する講座では、そういうロートル職員が活舌悪くわけのわからないことをのたまわく。きっと疲れている我々にひとときの眠りを与えようと努力しているのだろう。退職して1年2年は聞きに行ったが、時間のロスと止めた。
そんな講座を開催せず、役に立たないOBを雇わなければ、市民税は少しは下がるのだろうか?
えっ、市の講演会は市民の生きがいではなく、市職員OBの生きがいだって?

国鉄が変わるのに40年かかったなら、先生や市役所もこれから40年経てば良くなるのだろうか? それまでに日本が崩壊してしまうのではないか?
願わくは私の生きているうちに、日本は滅ばずにサヨクとその団体が滅びますように。

地方公務員が誇るべきことは、己の仕事のプロフェッショナルになることだろう。主義主張ではない。市民のためにまっとうに働き、市民の困りごとに即断即決、正しい答えを返してくれるなら存在意義を認めよう。そうでない地方公務員多数と付き合ってきたから、私はくたびれてしまった。

最後に地方公務員にひとことふたこと言葉を贈りたい。
以上、地方公務員法30条と32条であります。
これを知らない地方公務員はいないはずです。
いないはずですが、忘れてしまったかもしれませんから、日本のすべての地方公務員、特に自治労加盟とかイデオロギーにうつつを抜かして自己の職務についての能力が足りない公務員閣下たちに愛を込めて贈ります。
私が地方公務員法を守れと語ることに異議を呈するなら、あなたは地方公務員じゃありません。痴呆公務員に違いない。

濡れ落ち葉 なんだって?
「自治労の正体」の本について書いてないって!
冒頭に書いているように、私は本を読んで、考えたこととか行動したことを書いているのだ。この本について知りたければあなたが読みなさい。そしたらあなたと討論しようじゃありませんか。


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