異世界審査員84.防災訓練その2

18.05.21

*この物語はフィクションです。登場する人物や団体は実在するものと一切関係ありません。
但し引用文献や書籍名はすべて実在のものです。民明書房からの引用はありません。

異世界審査員物語とは

隊長
11時25分
私は近衛師団歩兵連隊の中隊長の近内大尉である。我が中隊は本日の防災訓練で火災発生を告げる任務を受令した。
演習など任官してから何十辺もしてきたが、今回の防災訓練はいささか緊張している。ひとつは帝太子殿下が観戦するということ、そして陸海軍、警察、消防、学校、大手企業も一般住民も参加すること、なによりも我が中隊がその引き金を引くからである。

少し前に支給された無線電話が自分の前にある。11時27分、汗ばむ手でマイクロフォンを掴む。スイッチは既に入っていて、周波数もセットされている。
11時28分、11時29分・・・
29分30秒、自分は発信ボタンを押して叫ぶ「発煙筒着火せよ、発煙したならば直ちに報告、着火しない場合もその旨報告せよ」
発信ボタンを離して待つ。
数秒後から各分隊からの報告が入る。向こうの発信周波数は少しずつずらしてセットしてあるのでこちらの受信機では混信なくそれぞれの状況を確認できる。
「中隊長殿、全40か所、定時に着火しました」
「よし、発煙筒が燃え尽きるまで現場で安全確保して待機。燃え尽きたら回収後帰還のこと」
復唱を受けてヨシと応える。
やれやれ、これで自分の仕事の9割は終了だ。あとは発煙筒が燃え尽きたらそれを回収すればいい。もちろんそれ以降は外苑にいって他の中隊の支援に当たる。


爺
11時40分
俺は車屋鉄三郎という。もう70近いが、若いときは町火消しの花形纏持ち(まといもち)だった。まあ昔の話だ。それがどういう風の吹き回しか陸軍の戦車隊長から消火活動の指導をしてくれと言われた。喜んだのはもちろんだ。今日は東京府の防災訓練で呼ばれていて上野の戦車隊で待機していた。
ルノー軽戦車
11時半にサイレンが鳴りだし、スピーカーから大きな音がする。
「訓練、訓練、訓練、これは訓練である。関東地方一圓で大地震が発生した。東京府内で多数の建物の崩壊があり、火災が数十か所で発生した模様。警察・消防は消火作業に取り掛かっているが、戦車中隊に破壊消火のための出動要請があった。全車両出撃準備にかかれ。繰り返す・・・」

戦車隊長がやって来た。

隊長
「車屋のオヤジさん、行くぞ」
爺
「へい、とはいえアッシは何をすればいいんで?」
隊長
「家を壊すときの指示を頼む」
爺
「まさか、これは訓練でしょう」
隊長
「そうさ、だけどどんなふうに破壊するのかは、火災の状況や風向きでどうするかってのを教えてもらわなくちゃ」

通学袋
11時45分
非常ベル 私は香川冨美子、尋常小学校4年です。今日は防災訓練です。でもいつ訓練が始まるのかは分かりません。朝礼をして第一校時が始まり終わり第二校時が始まり終わり、第三校時が始まりました。
この様子では訓練は午後からかなと思っていたら、突然ベルが鳴り響きました。いつもの授業の始まり終わりを知らせる時よりも大きな音です。皆ざわざわとしました。
先生が「皆さん、持ち物は何も持たないで履物を履き替えて校庭に出なさい。朝礼と同じく学級ごとに並ぶのです」とおっしゃいました。
私たちは教科書や鉛筆を机の上に置いたままワ〜っと教室から下駄箱に急ぎました。隣の学級の先生が「走るな、あわてるな」と大声で怒鳴っていました。


隊長
11時50分
私は近衛師団の第二連隊長 橋本大佐である。本日は第1回帝都防災演習である。いささか緊張して部屋で待機していると11時50分に電話が鳴った。
電話 「ハイ、第二連隊長の橋本です」
「訓練です。こちらは近衛師団、参謀の小林大佐です。
ただいま関東地方一圓に大地震が発生しました。皇居周辺でも多数の建物の崩壊が見られます。内務省から参謀本部へ災害派遣要請がありました。参謀本部はこれを受け近衛師団に出動命令が出されました。第二連隊は定められた通り出動すること。なお、戒厳令ではありません。軍に警察権はありません。災害派遣であることをご確認願います」
「了解しました。直ちに出動します」
連隊の事務官と幕僚が自分の前に直立している。
「災害派遣命令がでた。確認する。我々の担当は皇居外苑での野戦病院設置と避難者の保護である。まず区割りをして天幕の設置、医療機関との交渉とその対応、治安維持、安全確保である・・」
20分程度打ち合わせて散っていった。
伝令には無線電話を持たせて数名の幕僚を連れてトラックに乗り込む。水の確保が一番の重要だ。水道が損壊したという想定なので、連隊にある水タンクだけが頼りだ。


巡査
12時30分
私は警視庁 足立巡査である。今日は防災訓練である。自分の役割は両国橋の浅草側に立って、避難者が大八車や自動車が来たらそれを停め、道端に寄せて人間だけが橋を渡って避難させることだ。果たして言うことを聞くのかといささか心配だ。
と思っているうちに尋常小学校の子供たちを先生が引率してやって来た。皆真剣な顔をして速足で通り過ぎる。
次にどこかの工場だろうか、同じ作業服を着た100人ほどがやって来た。先頭の年配者が自分に問う。
「避難場所はどこでしょうか?」
「直進して約15分の両国高校校庭を目標にしてください」

次にやってきたよ、自動車が。嫌な予感がする。とりあえず、道路中央に立ち両手を広げて停車させる。
T型フォード 「火事のとき大八車はご法度というのは江戸からの決まりです。自動車を道端に停めて徒歩で避難してください」
運転手が降りてきて怒鳴る。
「こちらは玉川子爵閣下だ。下賤の者、道を開けろ」
やれやれ、下賤のものと来たか・・どうすりゃいいんだよ
その車が来た方から小走りにやって来た男女10人ほどのグループが自動車の脇まで来た。
年配者が自動車の中を覗いて大声で言う。
「おお、玉川子爵ではないか。自動車などに乗らずワシと一緒に徒歩で避難しよう。ほら降りた降りた」
その声を聞いて自動車から慌てて男女数人が降りてきた。
「これはこれは池田伯爵閣下、お供いたします」
自分がなにかしたわけではないが、なんとか収まってホッとしたよ。
慌てて池田伯爵という方に向かって敬礼して、ご一行が避難するのを見送る。やれやれ。あとでこのいきさつは上に報告しなければならないな。


錨
12時50分
私は連絡艇68号の艇長 大谷兵曹長である。
30分ほど前、無線電話で命令を受けた。直ちに蔵前の高等工業学校のそばに船を着けて消防ポンプを動かせるよう準備して、消防車から送水の要請があればすぐに対応せよという。船を岸に付けて舫(も)やっていると、川岸に消防隊が現れてホースをつなぎたいと言ってきた。
舟のポンプに渡されたホースをつなぐと、手旗信号で伝えたら送水を始めてくれという。
連中、手旗信号なんてできるのかと心配していたが、海軍上がりなのだろうかまっとうな手旗信号で「ソウスイカイシセヨ」と言ってきたのでポンプを動かした。どこかは分からないが数百メートル離れたところで放水しているのだろうと思う。
部下に舟艇の確保、ポンプの運転を任せてちょっと放水現場を見てこよう。


ウイングマーク
13時00分
私は海軍追浜航空隊の教育隊の友保中尉である。稲毛での訓練のために追浜飛行場を飛び上がり編隊を組み終わったら、目的地を東京に変更すると無線が入った。東京に行って何をするのだろう?
東京の地図など配られていないと心配したが、無線電話と同時に操縦席の前の計器盤に取り付けられた縦が20センチ、横が30センチくらいの画像を表示する石板のようなものに、東京までの地図が表示されている。自分の編隊もその中に小さな印で示されている。
そして目的地までの飛行経路が示されていて、そこから外れないように飛べばいいらしい。いやそれどころじゃない。女性の声で「右だ・左だ」と道案内するんだよ。たまげたね。
東京が画面の外なので画面の表示を上に上にとずらしていくと赤い▲印が示されている。これは何だろうと思っていると隊長から無線が入った。
「我が飛行隊は東京の防災訓練に協力する。目標は上野不忍池に設置されているイカダ上の火災の消火である。真南より接近し編隊ごとに順次攻撃態勢に入り一度に4発投下する。その後左旋回し小石川植物園上空で編隊を組み帰投する。すべて予定航路は表示されるし音声で指示されるから、細かいことは忘れて構わない。表示される航路から外れないことと目標に当てることだけに集中せよ。目標地まであと34キロ、約14分だ」
おいおい、聞いてねーぞ、そんなこと。


飛行帽
13時10分
私は陸軍航空隊下総基地の加藤軍曹である。休憩所でタバコを吸っていると突然スピーカーが大きな音を出す。1年ほど前に構内放送用のスピーカーというものが設置された。最初はどのように使うのかと不思議に思っていたが、大勢に話を聞かせるとか緊急時を知らせるなどとても便利なものだ。滑走路にいても聞こえると場内警備の兵士が言っていた。
話す声が大声のためか、スピーカーから出る音が割れている。
「訓練、訓練、これは訓練である。関東地方一圓で大地震が発生。東京府と大阪市その他に置いて火災が発生した。急降下爆撃飛行隊は直ちに水爆弾を搭載し消火活動に出撃する。繰り返す・・・」
タバコ おお、出番だな、吸っていたタバコを灰皿代わりの一斗缶に放り込む。灰皿の下半分に入っている水でタバコの火が消えジューという音がした。
落下傘、筆記具など定められたものが入っているか手で体を触って確認しながら走る。
今日は陸軍・海軍共20機ずつの競技の予定だ。
隊長は既に集合場所に立っていて、そこにパイロットが駆け寄っている。
全員集まると今日も稲毛の浜で目標に水爆弾投下競技を行うこと、離陸後4機編隊を組み各編隊縦列で高度800で稲毛の浜まで行き、そこから順次競技に入るという。
隊長の「搭乗」という声でみな自分の機に駆け付ける。
既にソ式練習機には25キロ水爆弾が4発取り付けられ、エンジンが回っている。自分が乗り込むと整備員が車止めを外した。
二月ほど前にこの基地にあるソ式練習機すべての点火栓、電線、オイル配管を全面的に見直した。それ以降、エンジンがかからないことが皆無になり、また油漏れも油圧が上がらないということも皆無になった。だから発進は今までより数十秒短くなった。何をしたのか細かいことは分からないが大きな改善だ。

飛び上がり編隊を組み終わると無線電話から声がする。
「本日の訓練内容を変更する。目的地は東京府である。訓練の詳細は順次伝達する」
あれ、どうしたのかな? 東京に行くとなると水爆弾投下はなしか? そういえば東京府では防災訓練を大々的にやると聞いている。我々は景気付けにその上空を飛ぶのだろうか?
稲毛まで20キロ、東京まで23キロ、大した違いはない。
13時20分
ここは皇居の東にある本丸である。中央のテントに、帝太子、後藤新平、近衛師団長、警視総監、そして中野部長がいる。
皆大きな液晶テレビ・・・ここでは表示装置と呼んでいる・・・を見つめている。

後藤新平
「ええと画面の▲印が火災発生現場です」
帝太子
「たくさんあるな」
警視総監
「警視総監から報告します。消防部からの報告によると地震発生直後、約40か所で同時発生しました。直ちに消防隊が駆けつけましたが、水道管の破裂と送電経路損壊により水道は一切使えなくなりました。それで上野の戦車中隊に出動を命じ延焼防止の破壊消火を開始しました」
帝太子
「どのように破壊しているのか?」
警視総監
「該当箇所までは戦車が行きましたが、破壊は実際には行えませんから紙上演習です。破壊する場所などについては元町火消しだった老人を参謀にして演習しております」
帝太子
「ほう、それはまたすごい人を探したね。でもということは徳川時代から進歩がないということか」
警視総監
「水がないならば致し方ありません。ただ戦車隊も火災現場をこの表示装置で見ていますから、昔よりは情報も正確でかつ破壊するための戦車とブルドーザーがあります。安全にかつ速やかな破壊消火が行えます」
帝太子
「わかった。ところで水道が止まったという想定で、隅田川にポンプを備えた舟艇を置いて送水すると聞いていたが、それはどうかな?」
警視総監
「実施しております。ただポンプを備えた舟艇ですが、実を言いまして防災訓練支援に横須賀から派遣してもらったのが3隻しかありません。つまり消防車3台分です。府内には消防車と手押しポンプ車が合わせて300台ありますが、つまり放水できるのは3台ということで」
帝太子
「状況は分かったが、対策案はあるのか?」
警視総監
「まあ実際にはこれほどの大規模な火災発生はないと考えております」
帝太子
「甘いな、」
警視総監
「はあ!」
帝太子
「徳川時代の大火災が起きないということはない。そして水道が止まらないということもない。どんなことにでも対応せよということは言わないし、そんなこともそもそも不可能だろう。だが想定される災害が起きたときどうするのかということは考えておかねばならないな」
警視総監
「と、言いますと?」
帝太子
「水がなく破壊消火に期待するなら、もっと大部隊を用意しておくとか」
警視総監
「はっ、心得ました」
近衛師団長
「殿下、参謀本部からの連絡です。ただいまから水爆弾投下をするそうです」
帝太子
「わかった。それでどうせよというのかな?」
後藤新平
「殿下、この表示装置をですね、ええと・・・この切り替えをですな、不忍池と書いてあるところにするのです」

表示が変わって上野の山から不忍池を見る景色が映った。画面に映っただけで不忍池周りに避難してきた人が数万人いると思われた。

帝太子
「さて、どうなるのかな?」
後藤新平
「しばし画面をご覧ください。おお、池の中央付近にいかだの上で焚火が燃えているでしょう。あれに向かって水爆弾といっていますが、それを投下するのです」
帝太子
「それは分かったが、周りに避難民が多い。間違って飛行機が落ちるということはないのか? 飛行機が落ちなくても爆弾が目標から外れたらどうするのか?」
近衛師団長
「ご指摘、承りました。今回は手が打てませんが、次回には配慮したします」
帝太子
「なにもしないわけにはいかん。すぐに避難者を池から離せ、最低20メートルくらいは離さないとダメだ。水爆弾投下はそれが完了してから始めること」
近衛師団長
「了解しました。オーイ、水爆弾投下を待つように連絡。連隊長を集めろ」

20分くらいして対策が完了したので、水爆弾投下を行うと報告があった。
警視総監
「殿下、飛行機が左の方、南から多数飛んできました」

ソ式練習機

ソ式練習機


ソ式練習機

編隊で飛んできた複葉機は1機ずつ降下して、不忍池に爆弾らしきものを投下し、再び上昇していく。

後藤新平
「なんだ、イカダから20メートルも離れているぞ、ああ、二番機はそれ以上
殿下のご懸念が真になってしまったではないか」
警視総監
「三機目はなんとか1発だけイカダに当たったな」
帝太子
「師団長、飛行機から爆弾を投下するとあんなものなのか?」
近衛師団長
「申し訳ありません、自分も詳しくありません」
帝太子
「そうか、こんど下総基地に見学に行ってみよう、後藤閣下、段取りしてくれ」
後藤新平
「かしこまりました」

20分くらいかけて数十機が投下したが、10個くらいあるいかだの焚火で消えたものは半分もない。
これで飛行機の消火活動は終わりかとおもっていたら、今までより大きな爆音がして巨大な飛行機が現れた。

近衛師団長
「うおー、あんな大きな飛行機があったのか!」
後藤新平
「殿下、あれが例の消防飛行機です」
帝太子
「そうか、では後藤閣下の切り札を拝見しよう」

大型機は低い高度で入ってきて、不忍池上空を水平にゆっくりと飛んでいく。そして突然胴体と主翼から大量の水を放出した。ワーという歓声が上がる。
放水の幅は20mくらいで、不忍池に入ったところで放水を始め池を通り過ぎると放水を止めた。そしてゆっくりと上昇していく。今回はすべての焚火が消えた。

帝太子
「あれくらいの放水で火事は消えるのか?」
後藤新平
「いや消えませんね。あれは焚火ですから消えたのです。実際の建物の火災は密度が高いですからね
しかし実際には1機ではなく多数が連続して放水を行います。元々消防車や人が近寄れない個所の消火を飛行機でやろうと考えております。なによりも被災者を元気付けるかと思います」
帝太子
「オイオイあの小型機からの投下が大きく外れて、観客を元気付けどころかがっかりさせたようだよ。怪我人が出ないだけよかったようなものだ」
近衛師団長
「それにつきましては参謀本部に連絡します。おって検討結果を報告いたします」
14時00分
上野の山から不忍池を眺めている男二人がいた。小型機からの急降下爆撃と大型機の水平爆撃が終わるまでの小一時間ふたりはジッと目を見開いていた。
ひとりは中島飛行機の中島社長、もう一人は川西航空機の川西社長だ。

川西清兵衛
「さすが中島さんの作ったあの大型機は、見事なまでにこの仕事に特化してますね。感心しました。不忍池の縦方向は500mだと思います。時計を見てましたが、通過するのになんと15秒もかかかりました。時速90キロくらいでしょうか。速い飛行機を作るのも難しいが、失速速度の遅い飛行機を作るのはそれよりも難しい。すごいもんです。
だいぶ前に中島さんは、伊丹女史に値踏みされているというお話されましたね。それを聞いていなければ私は調子に乗って速いとか荷物を多く積むという方向に突っ走ってしまったでしょう。あの飛行機は中島さんが要求仕様を良く理解し、それを完璧に実現したのですね」
中島社長
「ハハハ、そんな深い意味はありません。でも放水するなら速度が遅いほど良いだろうと思いました。それに下総基地からの往復でしょうから、時速が数十キロ違っても1回往復するにはそんな変わりはありません。陸上機ですから基地で水を積むしかありませんからその時間の方がかかりますからね。
ところで川西さんの方はどれくらい進みましたか?」
川西清兵衛
「なんとか内輪の試験飛行をしたところです。あれにも水を積んで消火作業をさせるのが目的でしょう。来年の防災訓練には必ずや参加しなくては」
中島社長
「今回意外だったのは急降下爆撃の爆弾が当たらないことです」
川西清兵衛
「ソ式練習機は強度が足らずこの任務には不向きですね。もちろん水爆弾だけでなく火薬の爆弾でも」
中島社長
「そうでしょうね。あれは旧式ですし練習機ですし。急降下爆撃専用機を開発しないとダメでしょうね。とはいえ、現時点、災害が起きたら使えるのはあれしかありません」
川西清兵衛
「乗っていた連中も恥ずかしかったろうねえ、次回は少しは腕を上げるだろうけど」

うそ800 本日の予告編
これで終わりってことはありません、もちろん次回に続きます。

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