規格を読むスタンス

20.10.15

私の規格解説はまっとうじゃない! エキセントリックだと言われているのは知っている。
しかし実を言って私はISOのアウトローではなかった。元は田舎の工場の品質保証屋だったけど、都会に出てからはISO関係の方々と知り合いになったし、ISO認証制度の某機関にもかかわっていた。そして審査や規格解釈で迷うことは権威者に問い合わせてご教示いただいた。ここに書いていることは、そういった私の実体験をもとにしている。だから書いていることにトンデモナイことはないつもりだ。

ISO関係者の中には、私が「うそ800」の主宰者なのを知っている人もいて、会えば「うそ800」について意見をいただいたし、知らない人たちからは「うそ800」への批判や恨みをよく聞かされていた。
まあ書いていることは体制批判が主だから、体制側から批判されるのは当然だろう。意見が異なるのは当たり前であり、大いに議論して高みに登ればよい。
匿名の良し悪しは言われるかもしれない。しかし体制側の大物が、匿名でISO雑誌に体制批判を書いていた。それがありなら、小物の私が匿名で書いても許されるだろう。

ともかく私が正統派ではないとか、エキセントリックだとおっしゃる方が多いのは事実だ。同時に私自身は多数派ではないが正統であると考えている。そんなことから、私が正統でありその考えはまっとうであることを示すために基本を語ろうと思う。
えっよけい変だと言われるとおっしゃるか? それもありそうだ…


ともかく今回は、私がその第1回として「ISO規格を読むスタンス」と題して書く。拳々服膺けんけんふくようすべし。


うそ800 本日の振り返り
私が書いたものを読むと、執念深い奴だ、偏執狂だ、そんな風に思われるかもしれない。
そう思われても気にならないが、私がいかに審査で困ったか、トラブったか、いじめられたかということはご理解願いたい。
それはひとえに審査員の力量不足……中には認証機関の力量不足も多いが……によるということもご理解いただきたい。
私は、そんな審査員たちと相まみえ、会社の仕組みを悪くさせないように頑張ってきたのである。

*認証機関の力量不足の原因は、認定機関の力量不足なのかな?



注1
「ISO14001:2015要求事項の解説」吉田敬史・奥野麻衣子、日本規格協会、2015

注2
リベラルの方々は、民主党や立憲民主党にはブーメランが多いというと、顔色を変えて反論する人が多い。
ご心配なく、Google叔父さんに「立憲民主党+ブーメラン」とか「立憲民主党 ブーメラン」でググると、あっという間に50万件も出てくる。

注3
注4
終審とは、最後の審判でそれ以上は上訴できない審理


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