「新聞という病」

2020.01.16
お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。


書名著者出版社ISBN初版価格
新聞という病門田隆将産経セレクト97848191136702019.05.30880円

このタイトルを見ると、新聞の具合が悪いことか、それは新聞というビジネスモデルの崩壊について書いた本だろうと考えるだろう。
昨今は新聞は時代遅れとか、ライフサイクルの衰退期だとか、情報化社会になって新聞は不要、そんなことを論じている本はたくさんある。
私が座っている椅子を回して本棚を見回すと、「メディアの敗北(渡邊哲也)」「新聞社 破綻したビジネスモデル(河内孝)」「2011年新聞・テレビ消滅(佐々木俊尚)」「新聞社崩壊(畑尾一知)」「新聞消滅大国アメリカ(鈴木伸元)」「2020年新聞は生き残れるか(長谷川幸洋)」「崩壊する新聞(黒藪哲哉)」「新聞は生き残れるか(中馬清福)」などが並んでいる。本屋に行けばまだまだある。

そのほとんどは、新聞というビジネスモデルは時代遅れだ、電子化しろ、コンテンツを切り売りしろ、単なる事実を伝える役割は終わり深堀した調査報告とか付加価値を付けないとならない、もう挽回の道はないから不動産屋になるしかないとか、そんな論が多い。ともかく新聞の先行きが暗いのは間違いないようだ。

なお2011年はとうの昔に過ぎたがまだ新聞は存在しているというツッコミは当たらない。20世紀の発行部数合計はほぼ5,300万部で推移してきたが、21世紀に入って減少傾向となり、2019年の発行部数は2000年の28%減である。世帯当たり部数では42%減となっている。新聞がゼロになるのは何十年も先だろうけど、発行部数10%減、世帯当たり20%減となった2011年に新聞消滅が始まったとみても間違いない。

 参考:日本新聞協会 新聞の発行部数と世帯数の推移

だが、実はこの本はそういった新聞の問題点とかビジネスモデルを論じているのではない。この本は「朝日新聞という病」を論じているのである。つまり朝日新聞が病に侵されて正常ではなくなっていること、そしてもはや回復することはかなわないということを書いている。そして朝日新聞は病気なのであるが、その病気は朝日新聞特有の病気であると論じている。読売も産経も日経も部数は減っていても朝日新聞がかかっている病気ではない。だから「朝日新聞という病」なのだ。

私は朝日新聞が大嫌いで、その嘘と捏造を糾弾しようと毎週東京築地の朝日新聞本社前で抗議活動をしている。太平洋戦争中には戦争をあおったとか、百人切り報道その他の嘘八百は本でしか読んだことはない。しかしサンゴにKY事件とか従軍慰安婦報道とか、20世紀後半のサヨク的、反日、反社会的報道、そしてつい最近では東日本大震災での吉田調書捏造報道は、リアルタイムで自分の目で見て耳で聞いてきた。
それらのいきさつを見てきた人ならば、朝日新聞を信用する人はいないだろう。今でも朝日新聞を購読している人は、契約時のビールとかトイレットペーパーが欲しいか、そうでなければ反日のサヨクである。契約時のプレゼントは朝日新聞が一番豪華というのは認めるが、契約時の景品が豪華ということは、新聞が売れていないということである。景品につられてサヨク思想を洗脳されてはたまらない。
「アカが書き、やくざが売って、バカが読む」というのは紛れもない事実だ。

サンゴにKY事件

クマノミ
KY
クマノミ
捏造報道、虚偽報道で、朝日新聞が嫌いな人が増えている。しかし朝日新聞が、サンゴにKYの自演がばれても、従軍慰安婦報道が嘘だとばれても、福島第一原子力発電所の吉田調書事件が嘘とばれても、反省はしないし謝罪もしない。いや、それどころか今でも従軍慰安婦には広義の強制があったと書いている。
サンゴにKYという環境破壊の捏造事件をしながら、辺野古のサンゴを守れって……支離滅裂だよ!
辺野古のサンゴが大事で埋め立て反対なら、那覇空港埋め立てもサンゴを守れと反対しろよ、

慰安婦報道は間違いでしたと日本国内に発表しても、外国にはいまだに間違いでしたと言わない。
いやいやそれどころではない。
朝日新聞が従軍慰安婦報道が間違いでしたと誤報(?)を広報したとき、"読者の皆さん"ごめんなさい、"朝日新聞の先輩"に申し訳ないと社説や天声人語に書いた。
しかし"日本国民の皆さん"ごめんなさいとは一言も書いていない。迷惑を受けたのは朝日新聞の先輩社員や読者ではない。アメリカ在住の日本人が現地でいじめられたとか、日本人が海外で批判されたとか、修学旅行で韓国に行った高校生が土下座させられたとか、その被害は国民全体に及んでおり甚大極まりない。

本来なら朝日新聞という会社を清算して、そのお金で従軍慰安婦虚報謝罪財団を創立し、朝日新聞は正確な情報発信と 売春婦の像 濡れ衣を着せられた日本人と虚報に踊らされた韓国人をはじめとする諸国への謝罪活動をしなければならないだろう。
しかしそういうことは全く考えない朝日新聞である。なにしろこれほどの虚偽報道、捏造報道をしていても、いまだに己が正義と信じ、手当たり次第に噛みついている。
それどころか朝日新聞は慰安婦の強制連行がなかったことがばれると、直接的な強制連行はなかったが広義の強制はあったと主張を変えた。つまり暴力あるいは権力で連れ去られたわけではないが、経済的・社会的に売春をせざるを得なかったことは日本政府の責任というわけだ。議論で論破されるとゴールポストを動かすのは韓国の得意技であるが、朝日新聞はしっかりと韓国から学んでいる。
世の中の殺人事件も銀行強盗も密輸も、みな日本政府がそうさせているという理屈らしい。まさにアベガー症候群である。

アベガー症候群とは、政治や社会的問題があれば、すべては安倍政権/安倍晋三の責任であると主張する人たちを揶揄することば。
公務員が文書改ざんすれば「アベガーが悪い」、公務員が使い込みしたら「アベガーのせいだ」、国会議員が中国からわいろをもらえば「アベガー退陣しろ」、こんな簡単な話はない。
朝日新聞が誤報や捏造をしたのも、謝罪をしないのもアベガー悪いのであろう。そしてこれからもするであろう誤報や捏造もアベガー悪いのだ。
マスコミ全体にプロ市民に蔓延しているアベガー症候群であるが、そのばい菌をまき散らしているのが朝日新聞である。

最近では捏造してもすぐばれると学習した朝日新聞は新たな手法を使う。それは朝日新聞が大好きな中国や韓国に都合の悪いことがあると、それから日本国民の目をそらす活動、キャンペーンを行うようになった。例えば森友問題とか桜を見る会の揚げ足取りの問題追及である。
野党が政治と関係ないそれらの追求で審議を止めて国会が空転しているとき何があったのか?
北朝鮮のミサイル実験があり、韓国の国家的な戦略物資のブラック国への横流し問題、そして独裁中国の香港での民主勢力への制圧があった。
まさに日本国民そして国会を世界の人権や安全、国家の安全保障にかかわる重大問題から、目をそらすことに務めていたのだ。そしてそれは成功したようだ。
私は政権とか首相に疑義があってもいいとは言わない。でも国際社会に重大が問題があるときに国会を止め、日本の国民が重大な被害を受けるようなことはやってはいけないだろう。贈収賄とか法違反の疑義があるなら検察に任せて、国会議員は国政をしろと新聞は書くべきだ。


朝日新聞病が重篤で救いようがない症状であることは間違いない。だがそれは症状である。その病気の正体はなにか、なぜ罹患したのか、予後はどうなのか、死に至るのか?
この本は朝日新聞という病気はなんなのかということを書いている。
本書は産経新聞の連載コラムと「正論」も載ったものを集めたものであり、一個一個は短いから非常に読みやすい。既に旬が過ぎたテーマもあるが、各章、各節が無関係だから興味がない章や節は飛ばしても問題ない。

実を言って私が知らなかったことはあまりない。私は朝日新聞の捏造や虚報についてはある程度は勉強した。それに「百人切り」のような昔の事件はともかく、「従軍慰安婦捏造事件」とか「サンゴにKY」などは私が成人してからのことだし、「吉田調書捏造報道」はつい最近のこと。それらはリアルタイムで報道を見ていたから、問題の経過とか検証、結果はウォッチしていたし、発行された関連本などは読んでいる。

 注: 従軍慰安婦のお話は1940年頃のことであるが、吉田清治が「朝鮮人慰安婦と日本人」を書いたのは1977年で、朝日新聞がそれを取り上げて大々的に報道したのは1980年代半ば以降、そして日韓の政治問題になったのは1990年代だ。だから現代の事件である。私の年代より若い人でも十分に当時の状況を知っているだろう。そして国民の多くが朝日の嘘に騙されたのだ。

朝日新聞の虚偽報道はもう広く知られているし、その多くは嘘と立証されている。
だから問題点は、朝日新聞が捏造や虚報をしたことでなく、なぜ朝日新聞が捏造をしたのか虚報したのかということだ。しかも誤ったこと、あるいは悪事をしたことを認めても、謝罪も是正もしないのはなぜかというのは重大な問題である。
「過ちて改めざる これを過ちという」というが、朝日新聞は「過ちて改めざる これを社是という」らしい。

この本は『朝日新聞人が、自分たちは権力を監視しその悪を糾弾するのが使命であると考えていた。しかし時代とともに価値観も倫理の基準も変わり、情報公開もされやくざと政治家の密着も処罰されるようになり、新聞人の活躍する場がなくなってきた。それでも政治家や財界を権力者とみなして悪と決めつけて、それを攻撃することに意義があると考えて暴走しているのだ』という考えだ。
その例として昔は新聞記者が引退すればただの人だったが、今は大学教授とか評論家とか学問的な権威者を目指すと著者 門田隆将氏はいう。
さらに1980年代まで理想と考えていた共産主義体制がことごとく崩壊し、自分たちが望んでいた未来はなくなった。だからかっての敵 自由主義を憎み、ただ反体制を叫ぶに至ったというようだ。
いってみれば朝日新聞という病は、人間の免疫システムが寄生虫やばい菌が減ったために活動の場を失い自らの体を敵と認識して暴走しアレルギーなどを発症した自己免疫のように聞こえる。

だが私はそれとは違う考えをしている。
朝日新聞は中国と韓国に乗っ取られてしまったのだろうと考えている。
彼らの目指すのは中国の一部となった日本であり、共産主義(本当の共産主義ではないのだが)独裁のもとに、中国人に支配され、参政権も人権も財産権も奪われた奴隷になることなのだろう。
そしてそのとき朝日新聞関係者は中国の独裁者の下で下士官的立場になって、一般日本人の上に立つことではないのか?
そのためには何でもする。捏造、虚偽、揚げ足取り、その結果、日本人をだまして中国にこの国家を貢げるのか、それともそれがばれて袋叩きにされるのか、
だが我々に許される時間は日々短くなっている。
朝日新聞が勝つのか、正義が勝つのか私には不安でいっぱいだ。

朝日新聞ではないが、テレビ朝日の玉川 徹が毎朝支離滅裂な中国上げ日本下げを語る、休日はサンデーモーニングで関口 宏が韓国・中国は正義、日本は悪と語るのを見ていると、もう論理とか事実というレベルではなく、現実を離れた妄想と狂気のアジテートとしか思えない。

世界中を周って謝れ 我々が抗議活動で掲げるプラカードには「世界中を周って謝れ!」というものがある。
捏造報道を認めたなら世界中を回って謝罪行脚してこいという抗議であるが、そういう殊勝な考えは絶対しないのが朝日新聞である。彼らは人間ではなく人もどきだ。

彼らは中国の共産主義独裁社会が理想だという妄想を持ち続け、日本を批判することが存在意義である反日活動集団であるというのが私の見解だ。
それなら朝日新聞前で抗議しても意味がないといわれるだろうが、朝日新聞本社前で抗議することで、その害を一般人に知らしめることに意味があると考えているからこそ、己の時間とお金を使って活動している。


朝日新聞批判の歌に「りんごのひとりごと」がある。
その歌詞は
2番
私は真っ赤な朝日です ほんとはチャイナのスパイです
国民だまして70年 反日、売国、嘘報道
どんどん売れなくなりました
朝日、朝日、朝日 朝日読んだらバカになる
3番
中国、朝鮮の皆様の 期待通りの記事を書き
国民だまして国を売る 中国侵略待ちわびて
平和憲法守ります
反日、亡国、売国 朝日報道で国滅ぶ

スパイというと普通は非合法な情報収集する外国の諜報員と思うだろう。しかし辞書によると諜報活動だけでなく、破壊工作、扇動活動も含まれる。
朝日新聞はまさに中国や韓国の扇動活動機関であり、スパイそのものだ。

最後に忘れてはならないことを、

自社への批判をヘイトと断定し、自分以外を根拠なく批判する朝日新聞など、間違っても社会の木鐸ではない。


老人マーク 本日のまとめ
この本を勧めるかと言われると、なんといえばよいのか……
間違いはないけど、既にこの本を読んでいるような事態ではないように思う。すでに中国は南シナ海を制圧して、今まさに香港を完全に独裁体制下に置こうとしている。次は台湾を武力侵略だろう。
さらにその先は沖縄、そして日本本土だ。ドミノ理論は健在である。

そして中国侵略を手引きするのは朝日新聞をはじめとするサヨクメディアである。
朝日新聞に洗脳された人々が中国や韓国の侵入を歓迎している。
香山リカは「私は中国の味方。もし日本が中国に乗っ取られても生き延びるために中国語の勉強をしている(2019.04.07)」と語っている。そんな人間が堂々と大学教授をして、マスコミに出ているのが日本なのだ。

今すぐ朝日新聞という病をこの日本から払拭しなければ中国に乗っ取られてしまう。そのとき香山リカが生き延びるかといえば、ウイグルを見ればそんなうまくはいかないだろう。中国語を解さない我々と一緒に香山リカも核実験場に追い払われて、虐殺されるのは間違いない。
我々は今、朝日新聞という病と闘わなければならない。日本が香港状態になったらもはや負けは決まりだ。




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