「我、国連でかく戦へり」

21.10.28

お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。


夏、暑い頃に何かの本を読んでいて、この本をだいぶほめていたので読んでみたくなった。市の図書館で検索したら相当な人数が予約待ちしている。1年以上前に発行された本なのに予約している人が多いとは珍しい。
とりあえず予約を入れた。予約したことさえ忘れた10月末になって、あなたの番ですと図書館からメールが来た。

書名著者出版社ISBN初版価格
我、国連でかく戦へり藤木俊一ワニブックス978484709888882020.07.101500円


アメリカ陸軍大佐階級章 実を言って私は藤木俊一というお名前を初めて知った。テキサス州の大佐の位をもっているとかで有名な人らしい。
早速本を開くと非常に読みやすい。難しい漢字もなく文章は平易、いまどき300ページもある本は珍しいが、3時間ほどで読み終えた。

本の内容は、従軍慰安婦とか女性が天皇になれないのは女性差別とか外国人迫害がひどいなどの報告書を出している国連の人権理事会の中身の説明、そして著者がそういった会議に出席して抗議活動をしているという報告というか、一般人へ広報する本である。


この本を読んでいろいろなことが頭に浮かぶ。
日本が悪いことをしたと言われるようになったのはいつからだ?
昔は靖国神社参拝を保守系の人たちだけでなく、社会党の国会議員も堂々と参拝していた。土井たか子以降の社民党や今の立憲民主党の人たちは、そんなことを知らないのか? あるいは革新系議員が靖国参拝したのを黒歴史と思っているのか?

従軍慰安婦の像 従軍慰安婦問題は、日韓の永年のそして永遠に解決しない問題のようだが、従軍慰安婦問題なんてもともとなかった。
そもそも従軍慰安婦という言葉は、1963年に発行された「香港陥落」という本を翻訳した訳者 小野忍・丸山昇の造語と言われている。中国語原文では「隨軍娼妓」であり、翻訳すれば「軍に付いていく売春婦」である。今騒いでいる従軍慰安婦問題の議論で、「従軍慰安婦」という言葉をすべて「軍に付いていく売春婦」と言い変えれば、議論はすべて終わってしまいそうだ。
まあ本を売るには「軍に付いていく売春婦」より「従軍慰安婦」のほうがインパクトはあるとは思う。

ところで「隨軍」なら漢字から「従軍」と訳すべしと思うかもしれない。だが日本において「従軍」とは軍隊と共に移動するという意味ではない。従軍僧(従軍布教師)とか従軍看護婦などは、軍の指揮の下に当該の業務を遂行するほか、戦闘その他の活動に参加した。当然、戦闘で死亡すれば戦死となり靖国神社に祀られた。
しかし今 従軍慰安婦と称する者は、そもそも軍と契約とか雇用関係にあったわけではなく、軍の指揮に従う義務もない。単に「隨軍娼妓」とあるとおり「軍に付いていく売春婦」である。
従軍慰安婦とは、あたかも軍隊と雇用関係があるような表記であるが、軍の指揮下になかったことが知られ、現在はマスコミや書籍などでも従軍慰安婦と称することはなく、慰安婦(軍を相手にする売春婦)と表記されるようになった。

従軍慰安婦問題の発祥というか、根拠となったのは吉田清治が書いた「私の戦争犯罪」である。
吉田清治が「私の戦争犯罪」を書いたのは1983年だったが、そのときは大問題にはならなかった。私はその時は既に成人であったからそう証言できる。
従軍慰安婦問題が騒がれたのは、その10年後1990年代になってからだ。なぜ本が出版されて10年、戦争が終わって45年もたってから突然大騒ぎになったのか?
これは大きな疑問だ。

私の想像だがソ連崩壊は1991年だった。それで日本に限らず保守政党、保守主義者はほっと安心した、その半面共産主義者・サヨクは自己存在の危機感を持ち新しい戦場を求めた。世界のサヨクが見つけた新しい戦場は性差別と動物保護を含めた環境問題だ。暴力は愚か者の最後の避難所という言葉があるが、性差別や環境はサヨクの最後の砦なのだ。
そして日本のサヨクは、存在しなかった従軍慰安婦、そしてありもしない性差別を戦いの場に選んだのだと考える。平和を壊すことが彼らの目的らしい。アイヌ問題もそう思える。
彼らはありもしない問題……とはいえ何事にも不平不満を持つ人はいる……そういう人たちを焚きつけて問題があることを世に知らしめ、燃え上らせた。
彼らにとって日本が良い国では困るのだ。日本が悪い国であってほしいし、一刻も早く滅ぼすべきなのだろう。

サヨクは行動力もあり国際連帯も得意だ。まあ共産主義は昔からインターナショナルという戦法をとり国際連帯か得意だったからね。
そしてまた日本という国も日本人も、外国ではとか外国人はこう言っていると信じやすい。日本人が言うより外国人から言われるほうを気にする、影響されるという性格がある。
となると演繹されることは簡単だ。日本に不満がある、日本を動かしたい、しかし日本国内では支持者・賛同者が少ない。それなら外国のそれも有名人、有名な機関に発言させればよいということになる。有名な機関、その最大のものは国際連合というのは子供でも分かる。
国連で従軍慰安婦問題の委員長が日本人の女性弁護士だったというのだから、もうね。この林陽子弁護士って、日本語が不自由な福島瑞穂や故松井やよりのお友達だそうだ。
電話詐欺というのがあるが、これは国連詐欺だろう!
消防署の方から来ましたではなく、国連の方から……


更に大手マスコミの朝日新聞が従軍慰安婦問題を捏造し、それに火をつけて騒ぎを大きくした。いわゆるマッチポンプというやつだ。そして虚偽がばれても正式な謝罪もない。 朝日新聞は謝罪せよ
朝日新聞が誤報(捏造)を謝罪したと思っている人がいるかもしれない。当時の新聞をよく読んでほしい。朝日新聞は読者と朝日新聞OBに謝罪したのであって、日本国民そして外国で朝日新聞報道によって差別や身の危険にあっている人たちに謝罪していない。朝日新聞は間違えただけでなく、卑怯者である。
日本国民 日の丸 は朝日新聞 朝日新聞社旗 に謝罪と賠償を求める。


日本人は国連がとても崇高な力ある存在だと思っている。保守革新を問わず、政党の多くが「国連中心となって…」なんて語っているのだからそれは間違いない。
だが国連ってなんだ?
それは第二次世界大戦の戦勝国クラブに過ぎない。じゃあ、戦争に負けた国は?
よくぞ聞いてくれました、
敵国条項って知ってるかい?
日本の学校では敵国条項を絶対に教えない。私も敵国条項というのは大人になってから知った。敵国条項に「日本とドイツは国連の敵だ」と書いてある。今でも日本は国連の敵なんだよ、そんな国連に入って喜んでいるのはバカなの? 国連が言うことは正しいの?

国連は加盟国が国力に応じてお金(国連分担金といいます)を払い、そのお金で事務総長や職員に給料を払い、さまざまな活動をしている。ユネスコとかユニセフとか、今コロナで役に立っていないWHOなどである。


では各国は国連の活動費いかほど払っているのだろう?

国連分担金割合(2021年)
国名割合グラフ
アメリカ22.0%
中国12.0%
日本8.5%
ドイツ6.1%
イギリス4.5%
フランス4.4%
イタリア3.3%
ブラジル2.9%
カナダ2.7%
ロシア2.4%

:常任理事国
:連合国
:敗戦国

注:正しく言えば中国(中華人民共和国)は戦勝国ではない。中華民国の地位を継承したのである。

しかし上位10カ国で国連の予算の7割を占めるというのは驚きだ。加盟国は発言権(投票権)が平等というのは悪平等ではないのか?

もちろんそのお金は軍事行動に使うこともある。わが日本は、今も将来も、国連に武力攻撃されても文句言えないんだよ!
国際連合はそもそも日本やドイツを相手に戦争するための組織なんだ。

2021年時点で、戦勝国というか常任理事国5カ国で45.3%で敗戦国3カ国で17.9%を負担している。敗戦国である日本とドイツより金を払っているのはアメリカと中国だけ、しかも上の表で中国は国連分担金額が2位であるが、2017年まではずっと日本が2位だったのだ。
戦争に負けた日本とドイツが大金を払い、戦勝国クラブの運営費用を払っているってバカなの?
イギリス、フランス、ロシア3か国が払っている金額は日本とドイツより少ない。連中が常任理事国だなんて威張っているのを、おかしいと思わないとおかしいぞ!
常任理事国となるなら、他よりお金を払っている国がなるべきではないのか?
お金を払って敵国という身分でいる日本はおかしいだろう。


どっかの政党が国連主義とか国連中心主義なんて語っているが、それって日本は常任理事国に貢ぐ奴隷ですってことだ。
アホなのか、それとも日本人を常任理事国の奴隷にしたい政党なのか?

ましてはその運営は腐りきっているとしか言いようがない。
COVID19COVID19
COVID19
今現在、新型コロナウイルスが大流行している。発祥は中国武漢であることは誰でも知っている。WHO…それは国連の機関である…のテドロス事務局長が初期に中国を訪問したが、武漢に行きもしないで「中国はよくやっている」「人から人へはうつらない」「パンデミックの心配はない」なんて語ったのをテレビで見た人は多いだろう。

まだ中国国外では流行していないあのときに、中国の出入国の管理強化、情報公開、ワクチンの開発などを世界的な協力のもとに行えば、大きく違ったことは間違いない。
テドロスが中国の操り人形であったためにパンデミックになったと言ったら間違いか?
間違いないことは、テドロスは中国から袖の下を頂いたことだろう。
かようにWHOは正義でもないし、真実でもない。単なる一部の国や人の利益に動かされている。

テドロス

注:無能、無力でパンデミックをひき起こしたテドロスを、我が家ではヘドロスと呼んでいる。
テドロスはヘドロより汚く臭くて扱いに困る。


当時トランプ大統領がWHOに金を出さないと語ったのはまっとうだ。アメリカがWHOに払っている分担金と任意拠出金は960億円だそうだ。ちなみに中国は年8億5千万円。たったそれだけでWHOに中国援護の発言をさせ世界中にコロナウイルスを蔓延させたとはうまくやったもんだ。


藤木氏は国連の会議を聴講し、いかに国連が役に立たない、いや一部国家の道具になっているかと説く。
とはいえ藤木氏が「国連でかく戦へり」というほど国連で戦った記述はない。もちろん、そういった国連の真実、いや虚偽を広く知らしめるということは大きなことだ。


冒頭に私は藤木俊一というお名前を初めて聞いたと書いた。本を読みながらネットでググると、彼は毀誉褒貶いろいろだ。あるいは得体が知れないとか言われ放題である。
ご本人は企業経営者であり活動資金はすべて自前だと書いているが、どこかから出ているんじゃないのと書いている人もいる。
私はその真偽は知らないが、普通の人にできないことをしている藤木氏を心から応援する。

杉良太郎氏が東日本大震災のとき、被災地で炊き出しをしているとマスコミから「売名ですか?」と聞かれた。 ナベ
杉良太郎氏は次のように応えたそうだ。
「もちろん売名です。でも、ひとつ付け加えていいですか。
私はいままで、これだけのことをやってきました。あなた、私がやってきたこと全部やってから、もういっぺん同じ質問をしてくれますか」
藤木氏を貶すなら、彼と同じことをしてからにしよう。

今の日本を見ると、日本を貶める日本人を軽蔑するだけでなく、なんとかせねばならないと思う。
韓国人に慰安婦問題を焚きつけているのは日本人であること。それには国会議員もいる。死んだ元国家公安委員長であった岡崎トミ子が、韓国で慰安婦デモに参加して叫んでいるのはジョークなのか? 彼女は全共闘世代でお友達はみなその系統だそうだ。私は岡崎トミ子と同じ福島県出身であることを恥じる。

慰安婦は性奴隷などとクマラスワミ報告を書いたのは日本人女性弁護士らしい。呆れるというほかない。
ところで女性が天皇になれないと問題にしている人たちを見ると、天皇制反対を唱える方たちばかりで、女性が天皇になれない心配をすることもないように思うのだが?
どこを見ても、日本の敵は日本人のようだ。

この本にも書いてあるが、従軍慰安婦問題というのは韓国ではもう一大ビジネスというか一大国家プロジェクトになっている。
話は飛ぶけどセウォル号沈没のとき、遺族たちが港に避難者住宅ならぬ遺族者住宅とかテントハウスを作って住み着いた。5年後の2019年に、やっとそれらが撤去されたと報道された。そういうのを被害者ビジネスというらしい。
まさにそれに象徴されるように、某国ではとにかく金になることには頑張る。従軍慰安婦問題が架空の話でしたなんてなったら、もう国家崩壊、国民の誇り霧散だろう。存在したというためには、映画や小説を証拠として提示するくらいだからね。だから2015年の日韓慰安婦合意なんて、なしにするのは初めからシナリオだったのだ。

だがそういう国民性を利用した慰安婦ビジネスの脚本を書き演出していた輩が日本にいるのは現実だ。松井やよりが日本が悪いと叫んでいたのは、正義感とかジャーナリストの良心ではなく、お金儲けだったと私は考えている。死んでしまったので本音は聞けないけど。


そしてそういう輩の行動を許し、問題を大きくしているのは行政や立法で関わっている人たちだ。道路建設でも自宅を動きたくない人は多い。中には看板を立て、大騒ぎし、市の職員を脅す輩もいる。よく聞く話であるが、行政は我が身可愛さで声の大きな危険人物の要求をのみ、そうでない人に負担を押し付ける。
我が家の近くだって道路で立ち退き反対は多いし、マンションが建つと反対運動が激しい。笑ってしまうというか、呆れてしまうのだが、数年前マンション建設反対、日照権云々と騒いでいた人たちの住んでいるマンションが、更に数年前に元から住んでいた住民による反対運動を押し切って建てられたことだ。アノミーこれに極まる。

おっと、従軍慰安婦問題だって断固として国が戦えばよかった話。その前に、おかしな輩を国連の理事会とか委員会に代表として出すなよ。
愛知トリエンナーレ「表現の不自由展」なんて、展示物が事実か否かを公式に評論して認めないとすれば済んだ話。
表現の自由といっても、創作や虚偽を真実だと表現する自由はない。テレビドラマでも漫画でも、創作物なら「これはフィクションであり、実在のものとは一切関係ありません」と表記している。
なにしろ韓国では映画とか小説でさえ裁判の証拠になるのだ。嘘八百の作品を愛知トリエンナーレに展示すると、それ以降 従軍慰安婦があった証拠になるのだ。

それが行政の担当官や知事が怖いものにはタッチしたくないと、触らぬ神に祟りなしと認めてしまうから問題が大きくなる。嘘を百万回言えば事実になると行動している人たちだ。真実は変えられないという信念がなければ、行政の公務員辞めなさい、自治体の首長辞めなさい、種々の議員を辞めなさい。


朝日抗議デモ 日本のマスコミは、海外で日本が批判されたと狂喜乱舞して報道することが多い。マスコミ人は愚かな国民を指導する責任と権利があると信じているのだろう。昔なら我々一般国民はそれが事実か否か判断する手掛かりがない。そうなのかと思うしかなかった。

だが今はインターネットがある。英語わからなくても、翻訳ソフトは日々どんどん向上している。それも英語だけじゃない。フランス語であろうと、マオリ語であろうと、イボ語であろうと、8割方は分かるように翻訳してくれる。タダで、一瞬で、
だからそのニュースが実在するのか、捏造なのか、写真は真実でもキャプションが誤訳なのかすぐにわかる。ましてや外国の事件なら、テレビや新聞よりもはるかに早く知ることができる。
そしてネットには日本のマスコミの報道を検証するというか、うそを論評するブログやウェブはたくさんある。もちろんそこを見ているだけで良いとは言わない。自分自身がググって、その論評が正しいのか否かを自分が判断する必要がある。
ともかくマスコミが嘘をつくのは困難になってきたことを喜ぶ。


ともかく日本を悪くしよう、貶めようという日本人が多すぎる。
最近は聞かないが、運動会の徒競走で順位をつけないというのは本当にあったらしい。みんな仲良く一緒にゴール!?、そんなことしていたらオリンピックで上位になれないのはもちろん、大谷翔平も松山英樹も萩野公介も真鍋淑郎も現れないぞ!
誰もが得手・不得手がある。だから不得手を直そうとしたり、得手を伸ばそうとする。それが人間であり努力である。それをするなということは平等ではなく、むしろ差別であり、専制国家であり、人間性の棄損である。

デモ 全共闘世代という言葉がある。1960年代から70年代初め、バカな大学生が日本を壊そうと大暴れした時代があった。残念なことに私は奴らと同年代である。
その後もサヨクは彼らの跡を継ぐ人たちを再生産しようとしているが、世の中の正義感とか常識はバラストウェイトのようで若い世代の思想はまっとうに復元しようとしているようだ。
あと20年もすると私と一緒に全共闘世代は死に絶えるだろう。
問題はその20年間にサヨクが日本の中枢を把握してしまうか、中国が武力や思想の面で我が国に浸透してしまうことだ。


我々は、
天安門事件を日本で起こさないように!
日本を香港にしないように!
居住の自由を失わないように!
職業選択の自由を失わないように!
政権批判の自由が続くように!
不法に身柄を拘束されたり処罰されないように!
頑張らなければならない。


うそ800 今日の日本は、明日は香港、明後日はウイグル

お前はおかしいぞ!とか、考えすぎとおっしゃるあなた、あなたはマヒしてませんか?
ウイグル人を救おう 中国のあらゆる面での浸透工作で、今日の日本は、明日は香港になり、明後日はウイグルになるでしょう。
つまり明日は、新聞は禁止され、言論の自由はなくなる。
明後日は自由どころか断種され命を奪われる。
あなたは日本がウイグルになっても良いのか? それともウイグルにしたいのか?





外資社員様からお便りを頂きました(2021.10.28)
おばQさま いつも興味深い話を有難うございます。
従軍慰安婦,南京大虐殺,全て政治問題であって,ロビー活動なのだと思います。
ですから,国家として同様にロビー活動をすべきなのに,日本はやりませんね。
昨今では「軍艦島」 国連の世界遺産登録をしたいから調査団を受け入れたらしいですが,いきなり元島民に「被害者の墓」はどこかと聞かれて,あきれ返ったようです。
元島民から見れば,当時としては水準以上の社宅があり収入もあり,韓国のいう強制労働なんて思いもかけなかったから。
けれど,これも韓国側のロビー活動が功を奏して,結局 国連からも「被害者の歴史も書け」と勧告を受けたとか。
対応する側も事実ならば判って貰えると思っていたらしいですが,政治活動でありロビー活動だから,国連の中で韓国の非道を訴えるしかありません。それをやらずに,調査団に「事実はこうだ」と言っても無駄。
だってチベットでも新疆でも,調査団の前に中国政府が連れてくるのは都合を良い事を言う住人だから。
日本は違うなんて思ってもらえるはずもない。

そういう意味では,この本の藤本氏は,国連で言わないと韓国が嘘をついていると判って貰えない点を理解されていると思います。
簡単な理屈で,国連で嘘を言われているならば,その場で嘘だと言わないと駄目。 だから日本の国連関係の人間が怠慢なのです。
上流の怠慢を,現場でいくら言っても状況を改善出来ません。
トランプは政治的混乱をまき散らしましたが,彼の行動でなるほどと思ったのは国連の拠出金をやめた事。
日本も同じ事をやれば良いだけです。韓国の嘘を受け入れる非合理な団体だから金は払わないと言えば,もう少しまともに考えるでしょうね。

最後に少しだけ疑念を。テキサス州の大佐と書かれていますが「ケンタッキー大佐(Kentucky Colonel)」の間違いと思います。
フライドチキンの白いおじさんも,この称号を持っています。
軍の指揮権は全く無い名所職で,日本で言えば名誉県民とか一日警察署長みたいなものですね。

外資社員様 いつもお便りありがとうございます。
ロビー活動とおっしゃる通りだと思います。日本の場合、日本を悪者にしようというロビー活動を日本人がしているのですから困ってしまいます。
おっしゃるように日本の行政や一般人の意識を高めるというか、騙されないように、自分の主張をしっかりするということに尽きるのでしょう。

大佐の話
colonelを調べました。語源は軍隊におけるColonna(列とか桁)を指揮する人が語源とありました。昔々はお金を出して兵隊を集め(雇い)その指揮官となった人をカーネルと呼んだそうです。日本の武将のようですね。
そこから派生して自分は指揮官になる意思はなくても、民兵を雇ったり軍事費を寄付した人に名誉大佐の意味でカ−ネルを授与したそうです。更に軍事と関係なく公共機関に寄付した人にも適用されるようになったとありました。
またカーネルは軍隊だけでなくプランテーションや公営企業などのトップも意味したそうです。軍隊の階級も昔は大雑把だったのが時代と共に整備されてきたのですね。
参考:アメリカのWikipedia

10月28日のニュースで中国は領海侵犯を中国の法律で裁くようにする法律ができたとあります。記事をよく読むと、尖閣周辺で漁をする日本漁船を拿捕して中国に連れて行って裁判するとしか読めません。いや日本の公船(海保や自衛隊)さえ拿捕する気かもしれません。いよいよ日本を香港並みにする気なのでしょう。
中国は悪どいですね。


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