間違いだらけのエコ生活

21.04.29

お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。


書名著者出版社ISBN初版価格
間違いだらけのエコ生活武田邦彦主婦と生活社97843911362892008.09.011000円

この本は地球温暖化の文を書くには温暖化論者と懐疑論者の本も読まねばならないと、図書館蔵書検索でヒットした中にあった本だ。発行は10年も前で、私は過去に読んだことがある。

発行から10年が経ち、その間に環境問題にも変遷があり、東日本大震災が起き、地球温暖化が騒がれるようになった。発行時と今の環境問題は相当変わった。問題が変わったというより、マスコミが取り上げる環境問題に流行があるというべきだ。もちろん注目を集めるもの、視聴率を上げるものが報道されるのは間違いない。

1970年頃は環境問題というより公害問題だったが、今は法も整備され汚染防止技術も進んできたから違法行為とか事故を除いて公害はほとんどない。
今も大気汚染はひどいと言うなかれ。PM2.5(注1)も光化学スモッグ(注2)も、日本に所在する企業を責めてもしょうがない。発生源である中国の企業を責めるべきだ。なにしろお隣 韓国も中国から流れてくる大気汚染に苦しんでいる。もちろん中国人が一番苦しんでいる。 だが中国大好きな日本のマスコミは大気汚染は中国から来ているとは絶対言わず、国内に所在する企業を痛めつけている。なぜだろう?


1990年前半はオゾン層が大問題だった。なにしろ紫外線が強くなって皮膚がんが増えると大騒ぎしていた。私のひがみかもしれないが、環境問題とは常に白人中心で考えられている。太陽光に弱いのは白人である。そして高緯度に住む白人が低緯度に住み始めたことから紫外線が問題になったのだ。我々黄色人種や黒人が低緯度に住んでも特段皮膚がんガーと騒ぐようなことはない。
白人はオーストラリアを捨てフロリダを捨て、スカンジナビアやシベリアに住めば無問題だ。というのは言い過ぎかもしれないが、問題の根本にはそれがある。
地球温暖化も同じ視点で問題であるにすぎないと私は考えている。

北より南は太陽光が強いのは当たり前。ではオゾン層が薄くなるとどのくらい紫外線が強くなるのかというと、南に200キロ引っ越した程度らしい。するとなんだ、私は福島から東京に移り住んだが、引っ越してから私はオゾン層が破壊されたときの福島と同じくらいの紫外線を受けていることになる。いやいや、東京に元から住んでいた人は以前から福島県人の私より皮膚がんのリスクが大幅に高かったわけだ。
それって我々には問題にならないってことではないのだろうか?

お嬢さん、ハワイに行くのですか? うらやましい! でもハワイは東京より230キロもり南にありますよ。 南の海、いいねえ 皮膚がんに気を付けて♪ えっ、日焼け止めしているから大丈夫ですって? それならオゾン層が破壊されても東京で日焼け止めつければ心配ないですね。
なんだかオゾンホールって大騒ぎするようなことでもなさそうだ。
そして2021年の今は、オゾンホールはだいぶ小さくなったらしい(注3)でもフロン使用をやめたことより成層圏の気温上昇とか、太陽の放射がどうこうという見解が多いようだ。それってそもそもおかしくないですか?


1990年代後半はダイオキシンで大騒ぎだった。煽りに煽ったニュースステーションの久米宏は今どうしているだろう? あいつも今年76歳か、もう悪さはできまい。

ダイオキシンがいかほど注目されたかの指標として、ダイオキシンをキーワードにして出版された本を検索してヒットした数のグラフに示す。

ダイオキシン本

このグラフを見るとナタデココとかKポップのような、まったく一時的な流行であったことがわかる。2009年からはピッタリとゼロである。あれほどダイオキシンが危険だと本を書いた人たちは、今何を思うのか?
同じくツバルが沈むとカンパを募っていた団体も今は何をしているのか?
たぶん新しい恐怖ネタを探していると思う。

俺は男だ
同じ頃、環境ホルモンも大騒ぎだった。フロリダのワニはメスばかりだとか。
1997年にはSPEED(環境ホルモン戦略計画)報告書が出て、環境ホルモンという幽霊の正体を見たら枯れすすきだったとされた(注4)
その後も活動していた環境ホルモン団体もあるが、2011年を境にパタッと活動をやめた。東日本大震災以降は、活動テーマを環境ホルモンから放射能に切り替えたのかもしれない。
なおエコ検定のテキストには2013年まで環境ホルモンに関する質問が載っていた。受験者より問題作成者の検定が必要だ。


その後、EUの鉛をはじめとするRoHS規制が大きな課題になった。鉛は間違いなく毒だけど、鉛中毒でいかほど被害者が出ているのか? 欧州の非関税障壁じゃないかと勘繰る私は悪人でしょうか?
小学のとき鉛を溶かして鋳物を作り、中学のとき半田付けしてラジオを作っていた私は、鉛中毒でおかしくなったのでしょうか?
確かにその可能性は大いにある。私が頭が悪いのも顔が悪いのも根性がひねくれているのも、みな鉛中毒のせいだ!
その後、亜鉛規制もあったし、水銀はとうとう絞首刑に処された。
さらば体温計、比重計よ 😭


21世紀になりPCBの処理も粛々と進んでいる。なにもせずPCB機器を半世紀も放置してきた行政が悪いと言ってはいけない。 PCB機器 完璧な処理を要求した市民運動にも責任があるんじゃないか?

完璧って何ですか
日本は0.05ppm以上をPCB廃棄物としたが、フランスは50ppm、イギリス・ドイツは10ppm、アメリカ・カナダが2ppm以上と定めて、それ以下はどんどんと普通の産業廃棄物として処理した(注5)

注:正確にはppmではなくmg-PCB/kgである。数字は同じだ。

それも高度な処理でなく焼却したと聞く。もちろん21世紀に持ち越すなんてバカはしていない。なんで日本もそうしなかったのかね? 問題を長期化すると得をする人がいたのかもしれんね?

保管している企業は定期的に漏洩などの点検や員数点検をしなければならず、また40年近く保管していたわけで、工場の建て直しやリレイアウトなどあると移動が大変でした。私は会社でPCB担当ではなかったが、担当していた方から愚痴をよく聞かされた。
おっと私の勤め先はまともな会社だったが、半世紀の間に紛失したり故意にどうにかした会社も多かったに違いない。
おっと、PCBと言っても機械やオイルだけでなく、複写伝票もあった。当時某銀行では残すと面倒だからとPCBの伝票は使い切ってしまったと聞いた。まあ法に反しても、外国でOKのレベルなら使っても人体に害はなかっただろう。なにせ前日まで合法で堂々と使っていたわけだし。まして伝票を使わずにしたとき、40年以上保管などできただろうか? 銀行に限らず20世紀後半はバブル崩壊などで合従連衡・倒産・廃業が多々あり、どさくさに紛れて捨てられたものもあっただろう。
東日本大震災では100個以上のPCB機器が流出した。幸い被害は起きてないようだ(注6)あのとき早めに処理しておけばこんなことはおきとらんとにねえ…(武田鉄矢調)


その後も亜鉛規制など、これが問題かと思うような、おかしなことは後を絶たないが、含有化学物質の証明や表示は私が1990年頃から考えていたことで、良いことだと思う。
1990年頃から考えていたといっても、私に先見の明があったわけではない。当時リンゴがシンボルマークの意識高い会社の、下請けの下請けで働いていた。意識高い会社から「この部品には○○が含まれていないな?」「この製造工程では○○を使っていないな?」なんて問い合わせがよく来た。報告は社長名で出せ、もし偽りがあった場合は……当時 環境部門はありません。一番暇そうな私に仕事が回ってきました。悩み苦しみですよ。
どうしたのかって? コンフィデンシャルです(キリッ


悪役レスラー

2000年代から地球温暖化が新しいヒーローとして登場した。もっとも私にはヒーローどころか、ヒール(プロレスの悪役レスラー)にしか見えない。
地球温暖化がかたづいても、環境保護者たちはあたらしい恐怖を広めていくのだろうねえ〜


この本を再読したが面白いことに変わりはない。そして今でも新鮮であり通用することばかりだ。もちろん法規制が変わったり、東日本大震災によって原発が事実上不可能になったことはある。しかし武田先生の真理をつかむ力、先見の明は確かである。
安井至が「武田邦彦の本は読まずに批判することができる」などとボケたことを語っていたが、安井こそボケたか?


武田さんの口調は科学者ではなく技術者であり一般人という感じがする。武田さんは難しいことを言わない。難しいことを知らないのではなく、易しく語る才があるのだろう。
そういえばアインシュタインは「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない」と語ったという。
我々が理解できるように話せない学者は、そもそも理解していないのだ。

手手
例えば相対性理論なんて身近ではないから、私のような凡人は理解できない。
しかしニュートンの法則は体感的に理解できるだろう。もし重いものが軽いものより早く落ちると考えていた人でも、二階から重いものと軽いものを落とせば、自分の目で結果がわかる。
人間生きていくにはその程度で十分だ。

じゃあ難しいことどうすればいいのか?
地球温暖化になると専門家でないと理解できない。理解できないが、専門家が言うことを鵜呑みにすることはない。専門家が皆同じ見解ではないのだから、いろいろな主張を聞いて納得できるほうを選べば良いと私は思う。そして私は未だ、温暖化に納得していない。


武田先生と無関係な話ばかりだ。少しはこの本をネタに語る。
■紫色の文章が先生のお言葉、黒文字は私の私見です。
スマホの場合、パソコンと同じ表示にするには簡易表示を止める必要があります。

■「エコ生活」は環境に良いことではない(p.19)
エコ製品とかエコライフのエコは、エコロジーではなくエコノミーのようです。
ecoは接頭語元は古代ギリシア語のoikosで「家」のこと。学問logyとつながってecology(生態学)で、知識とか決まりを意味するnomyとつながってeconomy(経済学)となった。
エコ商品とかエコライフは誰かさんを儲けさせるばかりで、近づいてはいけないのだ。

■私たちの人生は、森林のためでもなく、ホッキョクグマのためでもなく、自分のためにあるのです。(p.22)
これこそ生きることの意味だろうね。

■レジ袋
レジ袋について武田先生はいろいろ語っている。だがもう時代は変わった。武田先生が間違っていたわけではないが、もうだれにも止められない。
動き出したレジ袋廃止法は暴走するばかり。反論すると魔女とされて火あぶりの刑だ。

注:レジ袋廃止法というものがあるわけではない。容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(略称 容器包装リサイクル法)が正式名である。

■ペットボトルのリサイクルは、(リサイクルしないときより)石油を1.75倍使う(p.39)
環境の会議っていうと、出席者の前にズラッとミネラルウォーターのペットボトルが並ぶ。環境保護ならペットボトルをやめて竹の水筒とかひょうたんを使ったらどうでしょう?

■紙をリサイクルする方が(しないより)ほぼ倍の石油を使う(p.58)
ひところ名刺に「リサイクルペーパー」って印刷するのが流行った。
名刺にひとつくらいマークをつけるのはいいが、勲章のようにどんどんと増殖し、私の現役時代末期は、リサイクルペーパー、ISO9001/14001認証、Pマーク、大豆インク使用、いろいろなマークをベタベタ印刷して、名刺交換のたびに恥かしい思いをした。

■江戸時代も自然もリサイクルしていません(p.75)
江戸時代はエネルギーや資源が少なかったので、節約はしたがリサイクルはしていない。もったいないから使っただけです。

先生のおっしゃる通りです。食物網はリサイクルではない。植物や動物の死体は、スカベンジャーや細菌が活用するけど、リサイクルしているわけではない。単なるエネルギーと物質の循環である。
江戸時代の人は乏しい資源とエネルギーで精一杯暮らしを良くしようとしたに過ぎない。それは今私たちが行動しているのと同じことだ。
みなさん、石川英輔みたいに「江戸時代はよかった」なんてアホを語らないでほしい。読むなら箱崎光男とかにしてほしい。

■トヨタはハイブリッドカーをエコカーと呼ばない(p.78)
ガソリンの燃費が良いこととエコは必ずしもおなじではない。

私の試算だが、自動車は完成した時点で、車の生涯に消費するエネルギーの6割くらいを消費している。エコカーというならエネルギーであるガソリンや電気よりと同等以上に、材料や製造時のエネルギーを減らさなければならない。

■「電気自動車はCO2を出さない」のでなく「走っているときにはCO2を出さない」のだ(pp84-85) 坂本龍一
電気自動車は走っているときCO2を出しませんが、その代わりにその分のCO2は発電所から出ています。悪者は電力会社、ヒーローは電気自動車。電力会社かわいそう……
坂本龍一クンわかったかね?
太陽光発電で演奏するなら、雨の日や夜は静かにしていろ、


■都会よりエネルギーを使う田舎暮らし(p.88)
環境を大事にするなら都市生活です。過疎地に住んじゃいけません。

■本当のエコ生活とは、質素で正直な生活を送ること(p.93)
「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや(親鸞)」とは「善人でさえ救われるのだから、悪人はなおさら救われる」という意味だそうです。
ならば(金儲けの)環境保護者が天国に行けるなら、普通の人はその先までいけそうです。私はゴアとかぐれたお嬢さんよりも環境に被害を与えてないことは間違いない。
もちろんあなたも大丈夫です。

ぐれたお嬢さん

注:ゴアの大邸宅はアメリカの平均家庭の35倍の電気を使っているそうです。
ぐれたお嬢さんは2018年にスウェーデンからアメリカへ太陽光を使ったヨットで大西洋を渡ったが、そのエネルギーは旅客機で行ったより桁違いに多いだろう。

■日本のマスコミは勉強しているのかいないのか、それとも大げさに報道したいのか、気象におかしな現象が起こると、すぐに温暖化のせいだと短絡する(p.107)
わかります、マスゴミといわれる所以です。救いがありません。
想像ですが、日本のマスコミはIPCCの報告書の全文なんて読んでないでしょう。エセ評論家や環境テロリストが語るのを、右から左に伝えているだけではないのかな。ジャーナリストではなくルーマーミル(噂を広める人)というのかも?

■未だかって温暖化で大量絶滅はなかったが、寒冷化では絶滅している(P.111)
確かに過去大絶滅が起きたり、歴史時代に飢饉とか民族や国家が滅亡とか戦争が起きたというのは、 火山だよ 気候変動による寒冷化、火山による寒冷化、太陽活動の低下による寒冷化でした。寒冷化が慣例化したようで…
対して暖かくなって飢饉が起きたとか国が滅んだというのは聞いたことありません。
暖いなら裸でも生きていけるけど、寒いと死にます。
ベトナムでゲリラ戦争ができたのは落葉がなく三期作ができたからと聞きます。隠れるとこと食べものがなくちゃ戦えません。
親父が太平洋戦争のとき日本はゲリラで抵抗することも考えたが、日本には冬があるからダメだったと言った。もちろん後背地がないからってことが大きいですけどね、

■気温が高くなると病気は減少する(p.124)
もちろん文化レベル、生活水準によっても異なる。だが日本に限定すれば、長寿が沖縄・熊本、短命が秋田・岩手というのは事実。単純に寒さだけでなく、冬季は新鮮な野菜がなく漬物など塩分過多になるせいもある。
北海道は家そのものが寒冷地対応してるからちょっと比較できません。

■マラリアは暖かい地方だけではない。昔は日本、アメリカ、ヨーロッパもマラリアで苦しめられた(p.125)
サソリ マラリアの最大蔓延地はロシアだったと聞いたことがある。亜寒帯の夏はものすごい蚊がいるからね。坂本龍馬もマラリアだったと聞く。
温暖化すると感染症が! 毒蛇が! 毒アリが!と心配するより、まず現実を知ろう。

■ヒートアイランド現象を緩和する都市計画が必要(p.144)
武田先生、異議あり。確かに夏場はそうだけど、冬はヒートアイランドは結構プラス効果がある。可能かどうかわからないが、冬は都市内部の風通しを阻害し、夏場は風通しを良くする方法を考えましょう。

■日本に残された道は、原子力エネルギーしかない(p.174)
私もそう思う。しかしもうダメでしょうね。
原子力もダメなら日本国崩壊、亡国の明日しか見えません。
海は死にますか♪ 山は死にますか♪ とさだまさしが歌っています。203高地がどうあれ日本は滅びなかったでしょうけど、エネルギーがなければ明日にもおしまいです。

注:日露戦争の天王山は203高地でなく日本海海戦です。

まあ、絶対にコメは輸入しないと見得を切っていた人たちが、1993年にちょっと寒冷化(ここ重要)したら輸入OKするとか根性なしですから、停電と原発どっちを取ると言われたら、一瞬で気が変わり原発が動きそうです。

■日本の人口が今の半分くらいまでになれば、食糧問題も(中略)エネルギー問題も解決(p.192)
外国が関わらなければそうでしょうけど、日本の人口が減ればサヨク政党が中国から大勢移民を呼び寄せ、中国は武力を使わず日本を支配するでしょう。
そして日本には中国人の上流階級が住み、日本人は外国の目の届かないところに強制移住させられ虐殺されるほうに金貨10枚を賭けましょう。

■節約やリサイクルよりも大切なことは何ですか?(p.207)
私がこの本でいちばんいいたいのは「こころ」です。(p.208)

これですよ こころ、夏目漱石じゃありません。人は何のために生きるのか?
この世に生まれた使命、生きることの意味、それを考えねばならないでしょう。
そういえば信長小父さんも言ってましたね「この世は無常で永遠に住み続けることはできない。これを悟らないのは、愚かで情けない(敦盛よりおばQ 意訳)」
人生が50年から80年、いや90年になっても生きることの本質は変わりません。




武田先生だけでは面白くない。意識高い人たちの好む古典を紹介する。
その名は「地球を救うかんたんな50の方法」

書名著者出版社ISBN初版価格
地球を救うかんたんな50の方法ジアースワークス
グループ
講談社40620497401990.07.20880円

タイトルがすごいね、地球を救うってさ(笑)
おめさんは地球を救えるのか? それほど力があるのか?
昔、手塚治虫が「ガラスの地球を救え」なんて書いた。まあ誇大妄想というか事実誤認というか、理解に苦しむ。国際社会の現実が見えない人をお花畑なんていうけど、方向が違うだけで頭の中が腐っているのは同じだ。
はっきり言って手塚治虫はバカか不勉強なのだろう。
いや違う、客の求めるものを提供するのが商売人だ。客がバカなら、バカが求めるものを出すのは当然だ。

地球を救うって、何から救うんだ?
「救う」とは「危険、苦しみ、悪い環境、貧しい境遇などにある者に力を貸し、そこから逃れるのを助ける」ことだ。
地球は危ない状態なのか? 苦しんでいるのか? 家庭環境が悪いのか? 貧乏なのか?
地球 中学校の理科で習ったことを思い出そう。地球は宇宙空間のガスや小石が集まってできた。そして太陽を回る惑星になった。最初は高温だったがだんだんと冷えて海ができ大気を持ち、生物が現れそれが進化して今がある。しかしあと10億年もすると太陽が老化して地球の生物は死滅し、40億年も経てば太陽系そのものが消滅する。

すると地球を救うとは、太陽の寿命を延ばすことなのか? 太陽がなくなっても地球が現在の姿のまま維持することなのか?

私には想像もつかない🙄

ジアースワークスグループも手塚治虫も、そしてゴアもぐれたお嬢さんも、地球を救おうとしたんじゃない。自分が死にたくないから現在の地球の環境を維持したい、だから世間に向かって、お前たち!地球の環境を良くしろと命令したのではなかろうか?
環境保護者は環境を保護したいんじゃない、自分を保護したいんだ

だが、自分を救うことができるのか?
地震よ起きるな!といえば地震は起きないのか?
三宅久之だったけ? 台風来るな、と憲法に書けば台風は来ないのかと語ったのは、
憲法9条論者は憲法9条に戦争しないとあるから戦争は起きないと信じています。
もしそれが叶うなら、SF小説は実現し、恋愛はすべてハッピーエンド、人生は幸せなことばかり……でもそんな人生は退屈だよね、

日本はいつまでも温帯にあってほしいと願っても、プレートテクトニクスは微生物以下のあなたの希望など聞きません。
太陽の寿命が永遠でありますように…そんなことをお祈りしても無理というもの。
太陽の生涯は、HR図(注7)においてただ主系列星のコースをたどっているだけです。そして地球はその太陽の付属物にすぎません。地球を救うってどういうことですか?


おっと、タイトルの欺瞞を明らかにしようと思っていては時間もページも足りない。本文に行こう。

■第1章 いま地球があぶない
そりゃ事実誤認です。地球は危なくないです。危ないのは人間です。
いや本を書いてる人の頭が危ないですよ。ウソをついているなら正直におなりなさい。

■第2章 簡単にできること
ダイレクトメールを断りましょう。

ダイレクトメールを断れば地球は救えるのか?
 地球を救うのがそんなに簡単だとは知らなかった。

とにかくタイトルから間違っているから、最後のページまで読んでも役に立つことはひとつもない。

末尾に竹内 均が書いているが、大したことは言ってない。
武田邦彦さんの爪の垢でも煎じて飲んでほしい。あっもう手遅れか…


うそ800 本日の提案

地球を救えと語る人は詐欺師
トロピカルドリンク 地球を救おうとする人はアホ
慌てては騙されるだけです。ハンモックに寝転んで考えようじゃないか。
トロピカルドリンクがあればなお良し。

注:私も初めて知りましたが、トロピカルドリンクとはアルコールの入ったカクテル、トロピカルジュースとはマンゴーなどのジュースを呼ぶそうです。私はどちらも大好きです。




注1
注2
注3
注4
注5
注6
注7
HR図とは恒星の有効温度と明るさを示した図であるヘルツシュプルング・ラッセル図のこと。恒星はその大きさからどのような生涯を送るか決定され、それはこの図表の中に表される。
人間は体重が決まっても人生は決まらないが、星の場合は重さで寿命もどんな生き方をするかも決まってしまう。




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