ペーハーは簡単なたとえですが、「大変です!排水のBODが規制値300のところ330になった」という報告を受けたとき、あなたはそれを笑いとばすのか、大変だ!と走り出すのかということです。じゃあ、そういった知識を得るにはどうしたらいいのだろう?となりますが、一番簡単でメリットがあるのは国家試験を受けることです。
それは騒音も地下水汚染も大気汚染も同様です。
国家試験でなく、講習会で資格をとることもできる。
但し、この受講資格は実際に業務に従事していて、その会社で有資格者が不足してて、試験を受けても合格しない人が優先される。そして免状に国家試験合格か講習会修了かが明記されている。講習会修了の免状は恥と言われている(謎)
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ISO事務局講座の3回目拝読いたしました。 eco検定の試験の直後に資格のお話でeco検定の事にどのように触れられるのかなと思いながら読んでいると、全く無視でしたので、少し残念でした。意義に無い理由を展開していただければよかったのにと思いました。 私としては、第一回というところに意義を感じて受験を決めました。確かにすぐには使い道はなさそうですが、数年後に重みが出てきてその頃には難関試験になっているという可能性はそこそこありそうだと考えました。 もっとも純粋先行投資とすると結構負担は重かったとは感じております。 実際うそ800ですらまだ三分の一も読めておりません。これからも楽しみにしております。 |
VEM様 毎度ありがとうございます。
エコ検定ですか? 本当を言えばエコ検定には思い至りませんでした。
私が取り上げたものは持っていれば実際の生活の糧に役立つという判断基準で足切りしています。ここに取り上げた資格を「とったけど役に立たなかったぞ」とおっしゃる人はいますまい。
そしてまた国家あるいは公的に裏書きされたもののみを上げています。たとえば私はISO審査員というのを提示していますが、審査員資格としてはその他に、エコアクション審査員、エコステージ審査員、その他の審査員資格があります。また最近はコンサルタントの資格登録もあります。そういった審査員資格は、ISO審査員に比べて弱含みというか、ワンランク落ちると考えています。というようなわけでその他の審査員資格をリストアップしなかったのです。
エコ検定について考えますと、これを取り上げない理由として三点あります。そんなことを踏まえますと、エコ検定とは【環境に関心があるけれど、知識は大丈夫か?確認したい】という人が受験するものかと思います。合格を目指して勉強するものではなさそうです。
- 「検定」であり、「資格」でないこと。
「資格」とはなにかを行ってもよいことの証明です。環境計量士の印がないと正式な計量証明になりません。公害防止管理者がいないと操業できません。危険物取扱者以外が単独で指定数量以上の危険物を扱うことは法違反です。
「検定」とは、力量があることの証明です。実用英語検定に合格していなくても英語を話しても違法ではありません。囲碁免状がなくても囲碁を楽しむことはできます。
エコ検定に合格しないとできない業務はなく、合格してなくても仕事に困りません。- レベル
実を言って私はエコ検定を受けてませんが、テキストは見ています。そのテキストを見た感じを申し上げます。
工場で廃水処理を担当しているという人がいたとします。きっとその方は廃水処理だけでなく、公害の一般論、フロンやハロン規制のこと、客先からのグリーン調達、ISO規格、京都議定書などなどについて知識を持っていると思います。そうでないと一般企業で仕事が勤まらないでしょう。
「TOEIC BRIDGE」という英語検定があります。これは本家である「TOEIC」テストでスコア450点以下の方が受けるものと位置づけられています。エコ検定もそういう位置づけかなと思いました。
ついでにいえば、わざわざエコ検定のテキストなど作らずに、環境白書をテキストにしたほうが良かったのではないかと思います。値段が値段ですしね、エコ検定受験者が15000人とか20000人といいますから、テキスト代だけで1億円の売り上げです。テキストを売るのが目的だったのでしょうか?環境白書なら本は1500円、pdfなら無料です。内容的にはエコ検定テキストより信頼性が高くグッドですよ。- 正確さ、客観性、妥当性
エコ検定テキストの内容が現時点の正しい科学知識に則っているか疑わしいです。酸性雨の森林破壊(p45)、環境ホルモン(p61)なんてことをいまだに書いています。マイナスイオン(p29)に至っては笑止(笑死かも)ダイオキシンの発生(p61)、、BSE(p136)などリスクに関する考え方も市民運動レベルです。「世界がもし100人の村だったら」(p14)というのも客観性、中立性に怪しい気配を感じます。
かって人間は自然と共生していた(p32)になると事実誤認としか思えません。アスベスト(p38)も歴史的事実と異なります。廃棄物(p58)は法的な定義と違い、トリハロメタン(p151)は??、各種リサイクル法(p84)の理解は??、ゼロエミ(p160)は実態を知らないと疑問は多々あります。
裏づけはネットでお調べください。
テキスト作成に当たって、安井至先生とか中西準子先生などになぜ声をかけなかったのか?不思議でなりません。
それと、合格・不合格という発想も、この種のテストとしてはおかしいなあという気がします。先ほど上げたTOEIC試験は合格・不合格というものがありません。試験結果は点数で表され、あなたの英語力ならどの程度のことができるということが示されます。
ですから単に合否に一喜一憂するのではなく、次回はがんばるぞとか、だいぶ力が付いてきたという認識がもて同じ試験を繰り返し受験するのですが・・・
囲碁の段位認定もそれぞれの段位認定試験は合否がありますが、初段から二段、三段と向上心をくすぐるようにできています。
エコ検定とはいったい何を目的にしたのでしょうね?
今後1級2級とか設けるのでしょうか? エコ検定に合格しないと環境関連の受験資格をみとめないとか政治工作をするのでしょうか? いまいち理解できません。
案外この検定制度すぐに見直しになるかもしれませんよ?
作業主任者の講習日間違い 「うそ800」を楽しく拝見させてもらっております。 ここ半年以上ご無沙汰をしておりましたら、「事務局講座」が載っておりました。非常に参考になります。 第3回の事務局講座の資格関係の説明の中に作業主任者がありました。この資格は一日の講習でもらえるとありましたが、作業主任者は技能講習であるため二日間の講習が必要ではないでしょうか? 講習の中身は正にそのとうりです。 楽しいコラム楽しみにしております。 |
星川様 お便りありがとうございます。
これは大変な間違いをしてしまいました。
なにしろボケの始まりつつ頭で、30年前に一日受講したような・・・というような、いい加減な記憶を頼りに書いておりますのでいけません。しっかりと調べなおさないとだめですね。
訂正いたしました。
今後ともご指導、ご指摘お願いします。