・マズイという言葉に潜む悪魔

よく「あの店まずい」なんて言葉をつかいますよね。僕もそう。 ふと疑問が出てきたのが『好みに合わない=まずい』と言ってることが多いのでは? ということ。言うのは全然構わないが、聞き手によっては「マズイ」を鵜呑みにし、 食べてもいないのにマズイと思わせてしまうことが怖いのである。 もっと怖いのは、その店に行く機会を無くしてしまうことである。 もし、食べていればその人にとって一生の出会いになるかもしれない。 その出会いのチャンスを潰すという可能性が「マズイ」という言葉には潜んでいる。
「誰が何と言おうが食べに行けばいいのでは?」という意見もあるが、この考え方は 世間一般において通じないだろうと思う。世の中ってそんなもんじゃないですよね。 何事においてもそうだけど、未経験者が経験者に影響されるというのはごく自然のこと。 芸能人やテレビ番組、雑誌、ラーメン界の有名人の意見などの影響は大きい。
経験則的に言うと、例えば遠方への食べ歩きなんてものは経験者の意見が最も重要となる。 だから、経験者がマズイと言えば訪問リストから外してしまうのが普通である。 (個々の味覚は違うというのがわかっていても)
前述したように発言者の知名度が高いほど、その言葉には重みがでるし責任もでてくる。 「マズイ」という発言には慎重さが必要とされるのではないか。と思う今日この頃。
考えすぎだよ、大袈裟だね。というご意見もあるでしょうが(笑)
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