ちゅうぜんじ あきひこ
中禅寺 秋彦
京極堂
京極堂の店主。神主。陰陽師。恐山で生まれ、7,8歳の頃まで下北半島で暮らしたらしい。
学生時分に関口と知り合い、今も付き合いがある。学生時代は「肺病患者と見紛う程の不健康な風貌で、四六時中小難しい顔をして、小難しい本ばかり読んでいた」(by関口)。結婚して若干太ったらしい。「不快な表情をさせれば天下一」(by関口)。煙草は紙巻。
各地の宗教、習俗、口碑伝承など「日常生活に関係のない知識」が豊富で、興に乗ってくるとまるで新興宗教の教祖のようになり、外で演説を始めたりする。また、分類されていない本を見ると異常に怒るくせがあるらしい。
妹の敦子は彼のことを「瘋癲」と評する。
戦時は従軍しなかった(と思われている)。
「猫が欠伸をしただけで目を覚ます程眠りの浅い男」(関口)。試したのだろうか。
『魍魎の匣』より
『狂骨の夢』より
「妖怪変化の古事類苑」(関口)