きょうごくどう
京極堂


『姑獲鳥の夏』より

「どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている坂道を登り詰めたところ」にある中禅寺秋彦が営む古本屋。

専門書や漢籍を主に扱い、常連客も多いらしい。

店先には中禅寺本人が書いた「京極堂」の額がかかる。達筆なのか下手なのか関口にはわからないような字らしい。

本来は中禅寺千鶴子 の実家の京都の菓子屋の屋号だが、中禅寺が古本屋を開業するときに勝手に拝借したらしい。