中国感動悠遊大漫遊8日間

  混沌人々

  北京 |西安の街観光桂林の街観光|上海

スケジュール
日付 起床 出発 午前の
スケジュール
昼食 午後のスケジュール 夕食 宿泊 備考
5月30日 04:00 05:00 NH0905便
(10:35発)で
北京へ。
機内 頤和園・天壇公園
琉璃廠
夜:京劇鑑賞
四川料理 五洲大酒店
5月31日 06:00 07:30 明の十三稜
万里の長城
和風弁当
味噌汁付
故宮・漢方薬局
天安門広場
北京ダック
(全聚徳)
五洲大酒店
6月1日 05:00 06:30 WH2106便
(08:15発)で
西安へ。
陜西風麺 兵馬俑坑博物館
華清池・大雁塔
餃子宴
(徳発長)
西安賓館
6月2日 07:00 08:30 陝西歴史博物館
青龍寺
蘆笛岩・畳彩山 桂林料理 桂林湖飯店 インターネット
10分10元
6月3日 07:00 08:30 璃江下り 船中 七星公園・象鼻山
MU5314(20:00発)で上海へ
ホテル到着は深夜12時
蘇州料理 華亭賓館 インターネット
10分10元
6月4日 06:30 08:00 虎丘斜塔・
拙政園
蘇州料理 夜:外灘夜景鑑賞 上海料理 華亭賓館
6月5日 06:30 08:00 るう直・豫園 蘇州寒山寺・上海博物館
夜:上海雑技団鑑賞
海鮮料理 華亭賓館
6月6日 06:50 08:30 玉佛寺 点心料理 NH0920(13:10発)で成田へ
「1989年6月4日の未明私はここで座り込みをしていました。あの事件の犠牲者数は今も不明で、中國政府は死者はたった二人と発表しています。日本では2000人以上とも報道されたようです。いずれ真相は判明するでしょう」と語るガイドの高さん。彼のことばを通して、中國の激動の歴史を身近に感じた。

今回の中國への旅行は、これまでの旅行とは大きく異なる。これまで私が行った国はといえば、ハワイを含むアメリカ、フランス、スェーデン、ノルウェー、スイス、デンマークで、東南アジアは今回の中國が初めてだ。

中國は広い、国土の広さは日本の28倍、人口は10倍である。その中で私が訪れたのは北京、西安、桂林、上海とその近郊を含む、ほんの一部である。ましてや、すれ違った人はほんの数千人、ことばを交わした人は数十人、さらに買い物以外の会話を交わしたのはたった3人である。それだけの経験で「中國」を語るのは、あまりにも不遜である。だから私は私の経験をもって「これが中國だ」とはいわない。私は私が見たほんの一部分の中国を私の目とことばを通して語ろうと思う。

パッケージツアーのメリットとデメリット

以前ハワイに行ったときもツアーガイドの案内でハワイ島を回った。自分たちだけで足の向くまま、気の向くままに回るの一つの方法だが、ガイドに案内してもらうことはその国を良く知ることができ、充実した旅を体験できる。個人でガイドを雇うのは大変なので、初めての国は団体旅行も良いのではないかと思う。

団体旅行はこのように利点がある反面、一つの場所の滞在時間が極端に短いという短所もある。たとえば今回の旅でも、ガイドの案内に従って紫禁城の前から入って後ろから抜けるまで45分。どこを訪れても、一箇所平均1時間あるかないかという状態だ。

行きいところと、行きたくないところを自分で選べないという欠点は大きい。友宜商店などのみやげ物店ではたっぷり時間を取ってくれるが、外人観光客に外貨を使わせるための国策だという。茶、漢方薬、様々なみやげ物、いずれもあの手この手で言葉巧みに売り込んでくる。ずっと昔日本の家庭でも「押し売り」に座り込まれていらないものを買わされたことがあった。今回の旅でも何度も同じような目にあっている。国策で外貨獲得を目指すのなら、もっと高品質で、誠実なものの売り方をした方が良いと思うのだが・・・・。

たくましさと貧しさ
旅の途中、いろんな場面で中國の貧しさを感じた。技術の進歩とともに豊かな部分はますます豊かになり、貧しさとの開きが大きくなって来ているようだ。日本もかつて貧しかったときがある。私自身も貧しさを経験している。だからいえるのだが、金銭的な貧しさイコール、人としての貧しさであってはならないと思う。少なくとも私の知っている限り、ごく一部の人を除いてほとんどの日本人が貧しさと戦っていたが、心までは貧しくなかったように思うのは身びいきというものだろうか。

私がこうした中國での体験を語ると、ほとんどの人が東南アジアでの経験を話してくれる。彼らは既に東南アジアのほかの国で、私以上の経験をしているのである。それは私の驚きや戸惑いをはるかに上回ることもある。

この旅をきっかけにして、これからは東南アジアへも出かけることとしよう。