日本出発:日本時間3月9日

朝病院に夫を見舞い、2時前に家を出ました。途中道路は特に混雑するところもなく順調で、予定通り2時間で駐車場につきました。最初は駐車場を予約したのですが、夫の入院でもしかしたら
旅行を取りやめることになるかもしれないと思い、取り消したおいたので今日は飛び込駐車場に行きました。6日以上は何日でも4800円で、空港まで車を持ってきてもらうには2000円を追加しなくてはなりません。サービスで機械洗車もしてくれるというのですが、父の車はまだ新しいので傷がつくと困るので、断りました。この駐車料金ですが、昔はこのくらいとめておいたら2万円くらい取られたような気がします。それでも公共の交通機関を乗り継いでいくよりはいいので駐車サービスを利用したものです。今回のように4800円プラス2000円では、3人で成田エクスプレスを利用して往復する(合計約3万円)よりずっと安くつきます。

空港まで駐車場のマイクロバスで送ってもらうのですが、今日の運転手さんはとても元気のいい人でそれはもうめちゃくちゃに車を飛ばしてちょっと間違うと夫の二の舞でそろって入院なんてことになりそうだと心配するほどでした。空港について出発の手続きをしてから2時間以上も時間があって、いつものことでながら退屈な時を過ごしました。出発間際になって、この時間に美容院を探して髪を切ろうと思っていたことを思い出しました。そろそろ搭乗時間という頃に妹から電話があり、夫はどうしても明日退院すると言っていると報告がありました。

さて、空港では両替や、3人分の旅行傷害保険の加入、出入国カード・関税申告書の記入とさながら添乗員のごとく仕事をこなし(でもないか)ました。ようやく搭乗の時間がきて乗り込んだ頃にはもうぐったりでした。

客室乗務員:日本時間3月9日

このところ海外といえば陽子のところに行くことばかりだったので、デルタ航空しか乗る機会がありませんでした。ほかの航空会社を利用するのは7年前のハワイ以来です。ということで、私の航空会社の基準はデルタ航空なのですが、それに比べて今日のフライトの客室乗務員の年齢の高さには驚かされました。最初に出迎えてくれたのは私と同年代の女性だったのですが、それからは会う人会う人、ほとんどすべて60歳代の男性です。1人目に出会ったときには、航空会社のエグゼクティブがご挨拶がてら乗り込んでいるのかと思いました。ところがあとからあとから同じような年代の乗務員が出てきます。数えてみると60歳代の男性だけで4.5名いました。誰もみな恰幅がよく、ついこの間まではオフィスの大きなデスクで威張っていたような人ばかりです。

最近では昔とちがってスチュアーデスは若くて美貌の持ち主ということもなくなっているのは確かですが、これほど平均年齢の高い客室乗務員の経験ありません。彼らは、顔は日本人と間違うくらいの人たちばかりなのですが、ほとんど日本語を話さず無愛想なことこの上ありません。かれらは一昨年出合ったナバホインディアンのように、みな無表情でした。飲み物を配りにくるときも、薬を飲むのに水をくださいと言っても返事がありません。聞こえてるんだか聞こえてないんだか、私の英語が通じているんだか通じていないんだかわからないのです。でも、通りすがりに黙ってテーブルに水を置いていくところをみると、聞こえて、通じているようです。

夕食はメインがパスタかビーフ、そのほかにはいなり寿司と、そうめんがついていました。夕食が終わって時計を見ると日本時間で9時40分になっていました。ハワイへは約5時間40分のフライトです。夕食が済んだところですでに成田を出発して1時間半以上経過しています。朝食は通常到着の1時間前くらいにサービスされますが、そこから計算すると機内で眠れる時間はうまくいって3時間ほどです。たとえ1分でも惜しんで眠ろうとするのですが、そんな風に思えば思うほど眠れなくなるもので、ちょっとうとうとしたと思ったらすぐに朝食になってしまいました。


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