今回は、ローミングサービスを利用してホテルからインターネットに接続しています。前回まではいつも陽子のアカウントを借りていたのですが、本当は契約違反ではないかと気にしていたのです。このローミングサービスは、アメリカでは主にコンピュサーブのAPを利用しているようで、ハワイ島ではヒロに1つ、オアフ島はホノルルに3ヶ所あります。
ハワイ島のコナ・サーフホテルは部屋の電話をはずしてモジュラージャックを差しこんで使いました。これは前回までのどのホテルでも同じでした。ホテルから市内にかけるにはまず9をダイヤルします。その設定をして、アクセスポイントを選んで、接続します。1回目はすんなりとつながり「なんだ、かんたんじゃねえか」と誰かさんみたいなせりふを思わずつぶやくほどでした。たまっていたメールを読み、必要なものには返事を書きました。市内は1通話75セントなので、電話代はあまり気にする必要はないのですが、ローミングサービスは1分30円で、国際電話並みの料金がかかります。手早く済ませて、接続を解除し、ホームページの作成をはじめました。
途中出来上がったところまでアップロードしようと、接続をするのですが、どうしたことかなかなかつながりません。なんどやっても、「接続先のコンピュータから云々」といわれてしまいます。こちらの時間で午後8時頃だったので、つながりにくい時間帯なのだろうと思い、2時間ほど待ってから試したら今度はすんなりつながりました。これも最初に一度つながっているからゆとりを持って「2時間後」なんていっていられるのですが、はじめからつながらない状態だったら私のことだからいろいろ設定をいじって、わけがわからなくなっていたかもしれません。で、うまくつながってもここは19000bps程度のスピードしか出ないので、あまり快適な環境とはいえませんでした。 チェックアウトの時の電話料の請求は市内通話が10回合計75ドルになっていました。実際につながったのは4回ほどだったのですが.....。
今日昼過ぎにオアフ島に到着し、こちらのホテルでも接続してみました。ここは室内の電話に「DATA」という差込口があります。大体いつも壁についている差込口を利用するときは、ナイトテーブルを「よいしょ」とどかしてつないで、使い終わるとまだ電話を戻しておくという作業の繰り返しだったのですが、今回は楽です。接続も3ヶ所あるアクセスポイントのうち(56000,V.90)というのを使っています。これは常時50000bps程度のスピードは確保できているようです。ほかには(V34)(56000,K56Flex)の2つのAPがあります。このホテルは3.5ドルを払えば午前中いっぱいコーヒーが飲み放題で、市内通話が使い放題、おまけに部屋のセイフティボックスもフリーというサービスがあるので、電話代がかからないのがうれしいです。
オアフ島の予定:
オアフ島には3泊するので、ちょっと余裕をもった計画をたてました。まず、到着後すぐに、ハワイ島ですっかり気に入った「島内一周ツアー」を申し込みました。明日は日曜日なので混雑するということなので、13日の月曜日にしました。明日はのんびり遊びます。今日はチェックインが3時なので父と母は夕食を食べに行くだけでいいと言います。私は父の両替と、ツアーの特典のトロリーバスの無料乗車券や、朝食券をもらいにワイキキ・ショッピング・プラザまで出かけました。ホテルはワイキキのはずれからちょっと運河のほうに入ったホブロン通りにある、アウトリガーホブロンなのでクヒオのあたりまではちょっと距離があります。免税店のバスが30分ごとに通るのでそれを利用するようにとツアー会社の方から聞いていたので、近くのホテルの前からDFS GALLERIAのバスに乗りました。
バスは(あたりまえですが)免税店の正面で止まるので、気の小さい私は入り口の前をそ知らぬ顔をして通り過ぎることができません。まあ、ちょっとのぞくくらいならと入り口を入り免税店の中に入っていきました。エスカレーターで2階へ行き、売り場をさっと通り抜けようとしました。ちょっと何かを見ようにも、ブランド名も知らないし、欲しくないし、面倒くさいし.....。とにかく少しでも早く抜けようと出口を探すのですが見つかりません。袋小路に入ってしまったところで、階段を上っていくと飲食のできるスペースが見つかりました。ここは前回のハワイ旅行の時に、陽子とひと休みしたところだと思い出しました。じゃあ、あの時はここでスカートを買ったり、化粧品を買ったりしたんだということも思い出しました。いろんな食べ物を目の前にすると、朝食は部屋でパンと飲み物だけで済ませて、そのあとは空港で軽く軽食を取ったきりでたいしたものを食べていないことも思い出しました。さっき出掛けに父と母に尋ねたら、夕食前は何も食べたくないと言っていたので私はちょっと食べて帰ろうと思いました。ビーフとしいたけの煮込み料理を頼んだのですが、付け合せのご飯を一口食べたら髪の毛が入っていました。どうしようかなと思ったのですが、そのまま黙って席を立ってきました。それからまたしばらく店内で迷ってようやく出口を見つけ、何も買い物をしないで店を出てきました。
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帰りはトロリーに乗ってホテルの近くまで行き、500メートルほど歩いてようやくアウトリガー・ホブロンにたどり着きました。このトロリーに乗るんだって、通るラインはわかっているのですが、方向、止まる場所がわからずちょっと難儀しました。明日はこのトロリーを利用して、ダイヤモンド・ヘッドから、アラモアナ・ショッピングセンターあたりまで遊ぶつもりです。母はこの予定にすっかり張り切っているのですが、父は昨日の後遺症でしょうか、黙ってついていかなくてはならないと思っているようで、ちょっとかわいそうでした。
夕食は外に出たいという母の希望でホブロン通りを海に向かって歩いて、アラモアナ通りまで出ました。ほんの200メートルほどです。このあたりでもう「どこかこの辺にないかしら」といい始める父と母です。アラモアナ通りを左へまがってすぐの建物の中にある「紅屋酒家(DYNASTY)」にはいりました。バイキングか、アラカルトかとたずねられアラカルトにしようと思ったのですが、結局いろいろ食べられるのでバイキングを選びました。海外で食べる中華は濃い味のものが多いからと心配していた父と母ですが、空腹も手伝ってどの料理も「おいしい、おいしい」と夢中でお代わりをして食べていました。今回の旅行でこれまでに一番おいしい料理だったようです。デザートも8種類ほど用意されていて、母はさすがにケーキ類には手を出さなかったのですが、杏仁豆腐とマンゴープリンを平らげていました。日本語を話せるような顔をしたお兄さんに「バイキングはいくらなんですか」と聞いたときに「ハ チ ド ル デ ス」と(自信なさそうな)日本語でいわれたので、迷わずバイキングにしたのですが、お勘定のときに1人18ドルということがわかったときも、「そうでしょうね、そうだと思った」となんとも鷹揚な私たちでした。 |