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3月13日(土曜日)晴れ

土曜日は芝刈りの日。お隣も家族総出で、汗を流して庭の手入れをしている。Yも、お隣の機械を借りて手入れを始める。それを横目で見ながら、私たちはパークシティーに買い物に出かける。

庭の手入れをするY
J

パークシティーは2002年の冬季五輪会場で、今道路や宿泊施設が建設中である。メインストリートにはインディアンの細工物などを売るみやげ物店が並んでいる。以前はここにあった手作りキャンドルを求めていたのだが、最近になってこの店がなくなってしまったという。好きな店だったのに残念である。

パークシティを歩く
パークシティを歩く

家に帰るとYが自作のギターの仕上げをしている。このギターは前回私たちがここに来た時に、作成途中だったものである。今日完成させて、教会で催される「タレントショー」に出品するのだという。この「タレントショー」というのは、日本の市民センターで行われる文化祭のようなものである。Yの作品を見がてらちょっと覗いてみると、アカペラで歌を披露したり、ピアノの連弾をしている。

完成したギターを前に
展示されているギター

Kは小学校の時に剣玉を一生懸命練習し、日本剣玉協会の段を持っている。私はKのこの才能を皆に自慢しようと思って空港で剣玉を買ってきた。今日思いついて袋を開けてKに渡したところ、Oのおじさんがちょっと手にしてすっと何の無理もなく先のとがった部分にたまをはめる。皆不思議な光景を見て、「あれ?」と信じれないという表情をしている。一瞬の間を置いていっせいに拍手が鳴り響く。おじさんは勘を取り戻すかのように、何度か首をひねりながら試している。剣玉を持つ手も、腰つきも堂に入っている。何度か失敗したのち、すっかり勘を取り戻しすっと技を披露してくれる。お母さんも手を出し、すっと技をきめる。聞くとチリにも似たようなおもちゃがあるという。剣玉も思わぬところで国際親善をしてくれるものである。

勘を取り戻すように
こんな技も決めてしまう

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