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8月28日(木曜日)出発

夏期休暇プラス有給休暇で、約2週間の超大型休暇。
前日まで仕事で、当日は朝からケーブルテレビの工事に立ちあうという、いつものことながらの慌しい出発。
いつもは大きな荷物が3つになるが、今回はなんとか二つに収めてちょっとスマートに・・・。

最小限にまとめた荷物

機内食(チキン)

ホットサンド、フルーツ、オレンジジュース

カリフォルニア南部の山岳地帯
ロス空港では3時間の待ち合わせ。
簡単に食事をしようと周囲を探すが、しまっている店が多い。奥まったところにRoadhouse 66という、ロスらしい名前の店があった。店構えはいかにもアメリカらしい感じでそそられる。でもショーケースに並んでいるサンドイッチは・・・・・・。ほかに選択肢もないので、怖さ半分で入ってみた。
結果はまさに予想通り。雰囲気はそれなりに楽しめたが、ターキーサンドの味のほうは・・・。ま、今日のところはご愛嬌ということで。
乗り継ぎ便の出発までにはまだ1時間ほどある。小さい売店はすぐに見終わり、待合室へ。本を読んで待っているうちに、ついうとうとしてしまった。ふと気がつくと周りの席にいた乗客が一人もいない。あせってカウンターに行くと「ソルトレークシティに行くのか」という。「だって、行くからここでまっていたんでしょう。他所に行く人はここではまたないでしょう!!」と心の中で悪態をつきながら、チケットをきってもらう。機内に入ると既に乗客は皆シートベルトを締めている。飛行機は50人乗りのBombardier CRJ、確保していたシートは一番前なので、すぐに座ることができた。

ロスを過ぎるとすぐに、飛行機は木も草もはえていない大地とそれにつづく山々の上を飛ぶ。時間をかけて侵食された渓谷や、水が流れたあと、そうしてその水によって堆積した大地がそのままに見て取れる。太古の時からずっとそのままここにあるような、こんな場所が私は好きだ。


それにしてもこういった大地が広い。アマゾンやボルネオの緑を取り戻そうと多くの人々が努力しているけど、消費地に隣接したこういう場所が緑生い茂るものだったとしたら、かなり地球温暖化防止のためになるような気がするけど・・・・。
それからもう一つ。最近私はあることから日本の首都圏の農地に関心を持った。
日本の農地は様々な法律や条例で縛られて、農家は自由にできない農地をもてあましている。日本の農業は様々な問題をはらんでいるのだ。

それに比べてどうだろう、この大地は。(実際には違うのかもしれないが)気の向くままに畑を作って、気の向くままに耕しているように見える。四角い区画を丸く耕しているのを日本の農家の人が見たら何と思うだろう。日本とアメリカでは「効率よく」ということばの解釈が大きく異なるのだろう。アメリカは効率よく作業するために、円形の畑を作り、中心を固定したパイプを動かして丸く水をまく。なんと効率的なんだろう。
反対に日本は少ない面積を効率よく利用するために、二期作や二毛作をし、かつては段々畑を山の上まで耕した。

世界が平和だったら、効率よく大量生産できる地域で作ったものを他で利用することが何の問題もなくできるだろう。ところが、こと食料に関しては問題はそう簡単ではなく、国と国との関係は効率だけで解決できるものではない。この問題の解決には、正解といえるものはないのだろう。

丸く耕された畑

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