藪の釣り方 -毛バリで釣ろう-



なぜ毛バリなのか 理由は二つあると思う

一つの理由は、ものすごくおもしろいから

もう一つの理由は、藪のルールであるキャッチ&リリースがやりやすいからで ある

僕らの会は、その名前で分かるように毛バリしか使わないグループである

しかし、同僚に、誰もが一目も二目もおく餌釣り名人がいる

先行者がさんざ粘ってあきらめたポイントで、ヒョイヒョイ釣ってしまう男で あるが

なんといっても感心するのはそのリリースの確実さだ


会員のだれもが もっとも愛する渓

この渓の四季折々の美しさは本当に素晴らしい

ポカッと藪が開けて、こんなフライポイントも点在する
大きめの返しのない針を使うのだが、飲まれるということが皆無である

さらに驚くべきことは「今のは小さい」と言って一定サイズ以下は釣らないの である

この男、まことに変わっているのだが、体質的に魚が食えない

したがって、誰かに頼まれでもしない限り、釣った魚は残らずリリースする

そんなことも原因で、この男の技が磨かれたのかもしれない

しかしこの男は名人である

多いときは週に3回も渓に出向くという男である とてもまねができない

餌釣りは難しい 難しすぎる 

毛バリ釣りのおもしろさは、あらためて紹介するまでもないだろう

ある人は「心臓に悪い」と言った そのくらいおもしろいのである

これから渓流釣りを始める人は、迷わずテンカラかフライをやるといい

なんといってもおもしろい それに前述の意味で簡単でもある 


さて、フライかテンカラかはちょっと難しい

私は両方やるが、出張先で時間を見つけられそうなときなどは、迷わずフライ にする

適用範囲が広いからである

7〜8fで3〜4番ぐらいのロッドがあれば、大きな川から藪までなんとかな る

テンカラは、竿を選ぶのにかなり苦労するし、間違えた場合釣りにならないこ とすらある
北里の水産出でフライ歴20年 ちょっとうるさい奴

藪ばかりではありません! こんな広いフィールドも

たまにはいいね!

テンカラのメリットは、なんといってもその圧倒的な機動力だろう

こればかりはフライは足下にも及ばない その意味でフライへの選択にも危険 はある

四つん這いでの藪こぎやきつい高巻きなどしてみれば、アア!テンカラにすり ゃよかった

と思うに違いない

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