藪を探そう


藪を探す第一歩は、普段の観察力と「地図」にあると思う

瀬音(NIFTYのFFISHS-18)にいる清石さんは、日本中ほとんど 全ての渓を

釣り歩いているが、その記憶力にはあきれかえる

聞くと、地図で記憶を整理しているとのこと 藪探しも、これに近いものがあ る

まずざっと小さな沢にあたりをつけて、5万 - 2万5千 と探っていく


 
出合いはほとんど水がなかったが

だんだん増えてきて、上の写真のようになった

ここから先は、どんな藪だろう


車が通れるような道がついている川は、十中八九ダメだ

こんな所まで! という奥が3面護岸であったりする

アア、くわばらくわばら

ハイキングの道も近くにないような所がいい あっても遠く離れていて欲しい ものだ

こうしたハイキング道から離れてくると、本当にいい藪にお目にかかれること が多い

もう一つ、出来ればその周辺の山の姿を思い起こすべきだ

とげとげしいスギ林だったろうか ホカホカした広葉樹が多かったろうか

僕らはスギ林を否定はしない なにもないより、あった方がいいに決まってい る

でも、スギ林を流れる沢でいい藪というのは、可能性は低い 

広葉樹林や混合樹林を流れる沢なら、かなりの期待がもてる 夢のような所が あるかも!

これは、森林の浸透能や生物の多様性から生じる差と思われる 
地図を読もう 

釣り場ガイドよりはるかに有効なことが多い

出合いに騙されてはいけない 信じて奥に進もう

まだまだ まだまだ きっとこの奥に! もう少し奥に! あそこの先こそ!

大切なことがある 努力の大部分が、報われることなく終わる、ということだ

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