大熊克二の場合
01: BXに絆されて・・?
初代カリーナEDと二代目ソアラと、トヨタ車を乗り継ぎ次はナニにしようかなあ〜?と、中古車情報誌をめくっていたところ妙なページに目が止まりました。
掲載してあるクルマ全てが『価格応談』。「なんだこりゃ?!」クルマはBX、XM、ZX、2CV・・と皆シトロエンばかり・・「シトロエンねえ・・」
それまで私の頭には シトロエン=壊れる とゆーまわりの言葉しかありませんでした。
その昔、友人がZXに乗りプラスチックの部品の劣化に嘆いていた(?)ことがありましたっけ・・みんなでキャンプに行った時も上り坂で「のぼらないよ〜!」と言っていたコトも・・でも、そのくせ妙に嬉しそうだったんですよねえ・・?
そうこうしているうちにいよいよソアラの車検が近付いてきました。
「車検に出そうかなあ〜?」と思っていた時にたまたま近所のディーラーで『愛車の無料点検』をやっていたので診てもらったところ、エアコンが壊れている事が判明!しかも修理に¥10万(!)はかかるとのコト!!・・どーりで最近、効きが良くないと思っていたら・・。
走行も10万キロだし、やっぱそろそろ買い替えかなあ・・?と情報誌をめくっているとまたもやあの店が。
ひやかし半分で「実際いくらぐらい?」と電話で聞いてみると「一度、来てみて下さいよ!」まあ、見るだけならタダだし(?)と行ってみたのが世田ヶ谷のP店でした。
駐車場はシトロエンばかりでした。(あたりまえ?)
BXをはじめ、XM、ZX、2CVやCX、DSまで・・
BXの場合、年式、走行距離に関わらず整備費用込みで一律¥100万!とのコト・・
「ふ〜ん・・」「ちょっと乗ってみます?」最初に乗せてもらったのは確かTRIでした。動力性能は・・言うまでもありません。トロいです。非力です。ソアラに比べると原チャリみたいなモンです。ボディーもギシギシ言ってるし??・・・でもなんか軽いです。座り心地いいです。なんか楽しくなってきます。それが何なのかはわかりませんでしたが・・
社長に勧められてもう1台乗ってみました。今度はキャブ車だそーです。
「おおっ!」走りはじめて感じました。さっきのより面白いです。出だしのトルクも太くアクセルのツキもいいです。自分でもニタニタしながら運転してるのがわかります。試乗を終えた頃「これ・・お願いします。」なんて口走ってしまっていました。
でも現実問題として、¥100万なんて大金もっていません。ローン組むにしてもサラリーマンでなく、経営来ずーっと赤字の私が審査に通るワケもなく・・「やっぱ、ローンアウトかなあ?」と思っていたんですけど、審査をパスしていまいました。(未だに何故だかわかりませんが・・)
こうして晴れて(?)BXオーナーになってしまいました。
自分でも信じられませんでしたけどね・・スーパーで特売品しか買わない私が、何でこうもすんなりと抵抗もなく¥100万の買い物をしてしまったのか??・・でもナンか幸せな事が待ってるような??・・そんな始まりでした。