第1回沖縄遠征 in 粟国島・渡名喜周辺
2002/04/28 てんぐにて

目標の10kgオーバーカンパチを2尾Get!!


 沖縄遠征も今回で5回目となる。前回まではカンパチとの縁も少なく3kgほどの2尾釣っただけで、底物ばかりの釣果であった。今回はいつもにも増して「今度こそ!」と意気込んでの出発であった。目標は10kgオーバーということではあったが、正直言って「私に10kgなんて上げることができるのだろうか・・・・。10kgと言わなくても、7kgでも十分だ」と思っていた。

 1日目に、私はまさ丸に乗船した。今回はソルティガHIRAMASAのロッドとソルティガブラスト4000の1タックルで挑んだ。船の上でどのジグをつけようかとジグバッグを眺めていたら、船長さんが「これ、先週の土曜日によくヒットしてたよ」とピンクホロのスティンガーバタフライを指さして教えてくれた。実はそのジグは前々回(前回は残念なことに天候不順のため出船できなかった)に私がよくヒットしていたジグであった。私は迷わずそのジグをつけた。「奇妙なしゃくりだなぁ」と隣で言われながらも、3本たてつづけにヒットし、5kgのカンパチとキツネフエフキ、スマガツオをゲットした。
  午後になって、大きな当りが地元アングラーの与那覇さんに来た。「これか!」と思ったが、残念なことにフックアウト。でも、沖縄のすごさを感じることができた。と思っていた矢先、私にも大きな当りがあった。ドラグが鳴りっぱなし、どうすることもできずに、あっという間にラインブレイク。いったい、今のはなんだったのだろう・・・・。軽くなったラインを巻き上げながら、呆然となった。「よし、今度こそは上げてやる」と私の奇妙(?)なしゃくりにも気合が入った。とその瞬間、海の中へ大きなジグが・・・・、いや、あの形、あの色、あの大きさは、確か私のポケットの中にあったデジカメである。すぐさま、ポケットの中を確認したが、ない。まさしく今日1日の記録を写したデジカメであった。ショック!みなさん、ごめんなさい。ちゃんと、オチまで付けての帰港となった。


キツネフエフキ 85cm10kg
スティンガーバタフライ220g ピンク/ホロ



スマガツオ 55cm 2kg
スティンガーバタフライ220g ピンク/ホロ


ヒレナガカンパチ 78cm5kg
スティンガーバタフライ220g ピンク/ホロ


私:アカジン4kg
 2日目は、8名一緒にてんぐへ乗船した。今回もファーストゲットは私で、沖縄ならではの大きなアカジンをゲットした。その後もまわりではポツポツとシオクラスのサイズが釣れるものの、私はノーヒットであった。もう午後2時である。「今日は、釣れないなぁ」と思っていたら、船長さんから「回収。これから1時間かけて渡名喜の方へ移動してみます」との声。みんなキャビンに入り、休憩をとった。うとうとしているうちに到着した。


本カンパチ 95cm10kg
スラッシュブレード180g グルクンカラー


ヒレナガカンパチ 103cm14kg
スラッシュブレード180g グルクンカラー

そろそろ、沖縄の海も終盤を向かえ、みんなのしゃくりにも力が入った。私も気を入れなおそうと、ジグを変えることとした。ここはひとつ沖縄らしいジグでと思い、前回シーランドの大嶺さんに推薦してもらった、スラッシュブレードのグルクンカラーにした。それが功を奏したのか、2しゃくりめに私に大きな当りがきた。「ヒット!」と言いたいが、あまりの引きに、ふんばることが精一杯で、声がでない。隣にいた谷地くんが、代わりに「ヒット!」と叫んでくれた。「魚の引きが止まったら巻いて!」と言われても、なかなか巻けない。数分のやりとりの後、やっと魚の力が弱まってきたようで、徐々に上にあげてくることができた。やっとのことでリーダーが見えた。ここまでくるのが長かった。姿を現したのは、私が今まで釣り上げたこともないような、大きな魚体であった。後の測量で95cm、10kgであった。船中、気合が入った。人の活性も上げたようである。クーラーボックスから、がんばった時のために買っておいたビールを飲んだ。おいしかった。そして、船長さんから「回収。次、ラストにします」の声。ポイントを少し移動して、沖縄最後の流しである。私も、最後なのでジグを落とした。最初にヒットしたのは、隣の谷地くんだった。「あ、ヒットしてる」と隣を見ながらしゃくっていたら、私に、また当りがきた。さっきよりもすごい引きである。でも、疲れているから強い引きと感じるのかよくわからない。もう体力的には先ほど70%ほど使ってしまって、残るは少しの体力と気力しかない。どんどん、ラインがでていく。ロッドを持ってふんばっているのがやっとである。身体ごと海に持っていかれそうだ。「だめだめ、ちょっと待って!!」と叫んだら、後ろから船長さんが「カンパチはまってくれないよ」と冷静な声が聞こえてきた。腕はぷるぷる震え、背筋も痛い。いつも使ったことないような筋肉まで使ってしまっている感じである。

「50mはでているなぁ」とまたもや船長さんの冷静な声が聞こえた。「え!ってことは、50mも余計にラインをまかないといけないわけ?うっそー!!」海に身を投げ出しそうな姿を見かねて、谷地くんが後ろから支えてくれた。助かった。これで海に落ちなくてもすむ。昨日はデジカメ、今日は自分が落ちるんじゃ、洒落にならない。魚の方も疲れてきたらしい。ラインを巻くことができた。やっと、まわりの音が耳に入るようになった。なにやら、船首の方が騒がしい。あの身体の大きな青山さんが座り込んでいる。どうしたんだろう。いやいや、まずは自分の方をなんとかしないとと思い、ひたすらラインを巻き上げた。リーダーが見えたころ、船長さんがギャフをもってきてくれた。デッキに横たわったカンパチはさっきよりも大きかった。「10kgあまるな」と船長さん。船長さんの言うとおり、103cm、14kgであった。ふっと後ろを見ると、船首にいたはずの青山さんがファイトしている。みんな集まって海を覗き込んでいる。魚が見えてきた。「すっげー!!」この模様は「青山さん特集」で楽しんでください。

ともかく、いまだに私が10kgオーバーを釣ったとは信じがたい。腕の力には小さい頃から自身のあった私であるが、今回ほど役にたったことはなかった。そして、ますます沖縄の魅力に取り付かれてしまった。いつも親切にしてくださる地元のみなさん、ありがとうございました。また、みなさんんいお会いできるのを楽しみにしています。


○釣果レポート<1日目> 4/28(文/やちけんじ)
○釣果レポート<2日目>4/29(文/やちけんじ)
○特集1・青山泰章 カンパチ34kgを釣る(文/青山泰章)
○特集2・山田 ふーさん カンパチ14kg・10kgを釣る(文/山田富美子)

○今回のタックル