金曜日のテーマは「ランダムエンバイロメント」 最終日が終わってそのまま帰る人もいたので、 今夜は適当に四人ほどでエッフェル塔なり イルミネーションでデコレートされたサンゼリゼ通りなりを おのぼりさん散歩観光してから、 やはりカルチェラタンに戻ってフランス家庭料理みたいなのを食べに行く。 結構、美味しかったし安上がりだった。 エスカルゴが特に美味。
帰国日。 毎日朝から夕方までシンポジウムという感じだったので、 なんだかあっという間に一週間たってしまい、 しかも何かと Y 教授と M 教授がつきっきりだったので、 特に観光めいたこともなく。
朝から M 教授がホテルに登場し、 我々を空港までついて送ってくれ恐縮次第。 M 教授に送り迎えさせるとは何事であるか、 と叱られそうである。 とにかく、無事、AF 機に乗り関空へ。 関空着は翌日日曜日の朝九時。
午後から久しぶりに大学へ。 色々な雑務書類がどさっとポストにたまっていた。 プログレッソで明日の数学コロキウムの講演の準備など。
明日火曜日の午後一時からプリズム108で「道の空間への道」と題して、 主に数学科の低回生向け (せいぜい理系の二年生程度の知識を前提)に一時間ほど 確率論の簡単なお話をしますので、 よろしければ聞きにいらして下さい。 原ゼミの学生は必修(ウソ)。 学内からしかアクセスできませんが、 詳しくはK川先生のページ の数学コロキウム案内を参照のこと。
最近、何人かの人から独立に「発言が辛辣になった」 と言われたのだが、そうなのだろうか… 自分では温厚で心優しい私のままだと思うのだが。 ストレスのせいかな。
朝からファイナンス関係のミーティングにちょこっと顔を出して、 午後一は数学コロキウムで講演。 最初の方でもたもたしてしまって、 時間の配分を誤まったせいで、 わけのわからない講演になってしまい反省。 大抵、種類を問わず講演を終えると、 自己嫌悪に陥るのだが今日も例外ではなかった。 後で Y 先生が、面白かったですよ、と言ってくれたので、 ちょっと気が楽にはなったが。
次の会議までに雑務を少々こなして、生協で本を買う。 フローベール「紋切型辞典」(岩波文庫)、 リチャード・ハル「他言は無用」(創元推理文庫)。 ようやく岩波に「紋切型辞典」登場。 時代に一周とか二周遅れると先端に見えたりするものだが、 岩波文庫は一周と半分みたいな微妙な遅れ方をするので、 なんとなくダサい感じから抜け出せないような気がする。
夕方から教授会。 僕にとっては久しぶりに殺人会議炸裂。 昇進人事が山のようにあった上に、 もめにもめた議題もあり、途中で気を失ないそうになる。 もちろん暇つぶし用に持ち込んだ 「現代数学のながれ1」一冊を読了した後に。 ちなみに、S先生は内職用にノートパソコンを持ち込んだら、 途中でバッテリーが切れたそうだ。
朝はM2ゼミ。コンピュータウィルスについて。 既に臨戦態勢なので15分で終了。 昼食をとって午後からM1暗号ゼミ。 次のゼミまで空いた時間でプログレッソに行き、 珈琲を飲みながら論文を眺める。さっぱりわからない。 夕方から数学のプレ卒研ゼミ。確率統計の簡単な問題演習。
ちょっとやつれ気味。 週末二日の講義ラッシュを切り抜けられるだろうか…
朝は「確率現象論」の講義。 その後、昼食をとって、 次の講義までの時間でレポート採点やら問題作成やらを ちょこちょことこなし、夕方は「数理計画法」。
講義で期末のスケジュールの話をしていて、 ああもう二十世紀もあっと言う間に終わるな、 と感慨に浸る。 来週は九州に出張して、再来週は東京に出張して、 帰ってきたらもう年末、いや世紀末である。早いものだ。
最近、チェロの音が非常にいい時が(たまに)あるのだが、 湿度が低いせいだろうか。
朝は「数学解析」、フーリエ級数。 午後は「確率・統計」、F分布とt分布。 続いて「プログラミング演習」。
夜は京都のKM氏、横浜のN氏と宴会。 二人の希望で和食が良いと言うので、 祇園の「八咫(やた)」に行く。 今、満席だと言われたので、 二階のバーでシャンパンを飲みながらしばらく待つことにする。 ほぼ一年前と同じく、しかも同じバーテンダーに 「皆さん同級生ですか?」と同じ質問を受けて失笑。 一階に移って、虎河豚のてっさなどを肴に日本酒を飲む。 酒豪二人が飲み足りないということだったので、 二条のアイリッシュパブ「K6」に移動して、 フィッシュ&チップスでオールド・スペックルド・ヘンを飲む、 と言うイギリス労働者風の飲み方をする。 私の意見ではこのフィッシュ&チップスは上品過ぎか、と。 でも美味しかったです。
お二人は土曜日にさらに広島に移動して飲み続けるそうだ。 飲む人は飲むねえ。
正午まで寝てしまう。 ようやく午後も遅くなってから活動を開始し、 三条に出て本を買って、Cafe R****** で一服する。
購入本。「ベンヤミン・コレクション1,2」(ちくま学芸文庫)。 最初に出版された頃に何故か3だけ買ったのだが、 一応そろえておこうかな、とふと今日になって思ったので。 文庫なのに一冊1500円という値段にちょっと驚いた。 大体、自分で本を買い始めた頃の印象が焼きついているらしくて、 文庫本は普通300円程度でいくら高くても500円札でおつりが来るものだ、 という気分が未だに抜けない。
明日から博多に移動して、 木曜日まで九州大学でのシンポジウムに参加しますので、 日記更新はしばらくお休み。
この日記は、GNSを使用して作成されています。