11日土曜日。午後にインフラ屋のN氏が訪ねて来て、 夜は西木屋町の居酒屋で食事をする。 さらに執事の紹介で祇園の某バーに行く。 眼鏡をかけたやけに背の高い綺麗な(多分)女の子が、 白シャツ黒エプロンの正装で手伝いをしていて、 客に「最近は男の子でも綺麗なのがいるねえ」 「彼女はいるのかい」などとからかわれていたりして、 なるほど執事好みの店である、さもありなんと思ったことであった。
12日日曜日。 午後は自宅で過して、夜はまたN氏の接待をする。 某、和食の店で夕食をとり、 その近所のCafe Rxxxxx の上階にあるバーに移動。 ウィスキーとカクテルを軽く三杯づつくらい飲んで帰宅。 それぞれに明日からは死ぬ気で働きます、 (と言うより、それくらい働かないとマズイです) と誓いあっておひらきにする。
早起きして、少しばかりチェロをさらって、 午前は膳所でチェロのレッスン。 午後から今まで原稿書き。もちろん、これからもである。
いつの間にか戦慄のネットワークインフラ屋N氏が消えていたが、 おそらく大阪の某所で行なわれている毎年この時期恒例の 全国規模の高校生の玉遊びのインターネット中継を支えに行ったものと思われる。 試合は明日も明後日もまだまだ行なわれ続けるので、 インフラを支えるN氏の苦労がしのばれるが、 今は人のことを構っている余裕はないのである。 遠い空から御無事をお祈りしています。
そのN氏から聞いた話。今考えると何処が可笑しいのか謎だが、 聞いた時はひとしきり笑った。 N氏の知り合いの某氏がタイ旅行に行った。 タイは結構日本語が流行っているらしい。 それはともかく、日本人観光客はカモであるから、 街を歩いていると日本語で声がかかる。 「ヤスイヨ、ヤスイヨ。オニーサンヤスイヨ」。 その方は旅慣れている方で、それを無視して通り過ぎたのだが、 その背中にタイ人が小さな声で寂しげにつぶやくことには、 「ユメノヨウ…」。 いったいあれは何だったのか、というお話。
しばらく自宅で馬車馬のように働きますので、 日記に書くべきことはほとんどないと思われます。 次回更新は来週の月曜日ということで、 このページは夏休みに入ります。
一週間、がりがりと原稿を書いていたが、 予定ほどには進まなかった。 今から締切を少し延ばしてもらえないかと、 言い訳を考える毎日である。
ずっと家にいたので何の事件もなかったが、 強いて言えば、かつて話題になっていた「やまとなでしこ」 を再放送でまとめて見られたことくらいだろうか。 数学を挫折した人の話と言うのは身につまされるので、 ドラマの本筋はともかく、しんみりとしながら見ていた。 マックス・ウェーバー「職業としての学問」にもあるように、 学者にとって自分が職を得た時の前後の事情は大抵、 あまり愉快でない複雑な想い出をともなうものなのである。
ところで、中原欧介の専門は微分幾何っぽい 四次元トポロジーってところだろうか。 一瞬、論文の題名が映ったのだが読み取れなかったので、 定かではないが。 それはともかく、いくら独立事象じゃないからって、 その計算では競馬に勝てないぞ、欧介。
この日記は、GNSを使用して作成されています。